マツダ『ロードスター』のラインアップに電動ハードトップを備えた「RF」(リトラクタブルファストバック)が追加された。
ツリ目やエアロパーツは似合わない。背が高過ぎない(『ウェイク』より180mmも低い!)個性と、ノホホンとしたキャラを“吊るし”のまま楽しむ……そんなスタンスが、このクルマの真骨頂ではないか、と思った。
現行トヨタ車中、もっともカッコいいクルマだと思う。シャープな面と柔らかな面を組み合わせたという外観は、ディテールもラインもかなり凝っている。
『Q7』の存在感を前にすると、乗り込む前には小さな決意が必要になる。正直なところ、いやだというネガティブな気持ちが先に立つ。日本でこの大きさは必要なのかとか、よほど好きな人じゃないと乗らないよねとか、心のなかではネガティブな気持ちが渦を巻く。
フォルクスワーゲンが昨年9月に発売したプラグインハイブリッドモデル『ゴルフGTE』で東京、鹿児島間を4000kmあまり周遊した。
新型『パッソ』『ブーン』は先代ユーザーの不満点を解消し、ダイハツが企画、開発、生産を行う街乗りリッターカーだ。つまり、小さいクルマ(軽自動車)を得意とするダイハツのノウハウが120%生かされていると言っていい。
どんなクルマだろう? そう思いながら試乗車に乗り込んだ。するとインパネに備わるオプションの3連続アナログメーターが目に飛び込んでくる。ブラック内装といい、このメーターといい、昔へのオマージュ感はベース車以上だ。
ユーチューバーのスティーブ・フェルドマンが、LED電飾ギラギラのランボルギーニの限定モデルで首都高を爆走した。
試乗時間は90分。これだけあれば会場から自宅まで行けるが問題は引き返してくるには少し時間が足りないということ…。年に何台か“返却したくない試乗車”が、また、である。量産前試作車という今回の『ロードスターRF』(発売は12月22日)は、まさにそんな1台だった。
コンパクト車市場は2010年以降、様変わりした。日産の調べによれば、その名もA車が2010年にデビューすると、あっという間にブッチギリのトップに躍り出て、高値安定。『ノート』を含むライバルは、低値安定で推移しているからだ。
マツダから嬉しい1台が登場した。メタルトップを備えたオープンカーである『ロードスターRF』だ。試乗は、ナッパレザーのシートをおごる上級グレードの「VS」。あえてATモデルを選んでみた。
今回、新型『インプレッサ』公道世界初試乗のチャンスを与えられたのは、名古屋から蒲郡に至る一般道、高速道路、ワインディングロードだった。
ホンダが9月に発売した小型トールワゴン『フリード/フリードプラス』を短距離ながらテストドライブする機会があったので、ファーストインプレッションをお届けする。
BMW『3シリーズ』といえは、50歳台のレポーターにとって、ずっと憧れの存在。初体験は初代E21型が現役だったころに取材で乗った「320-6」だったが、第三京浜をシャーン!とエンジンを回しながら爽快に走るさまは、今でもカラダに感触が残っている。
PHEV(やハイブリッド)である前に、ちゃんとした乗用車、実用車であること。市販車である以上、そのことは外せないどころか、当然の条件。その意味で『アウトランダーPHEV』は合格点を獲得している、と思う。
一見キープコンセプト? とんでもない! 少し前傾させたリヤウインド(前進感)や全体のカタマリ感(守られ感)、スタンス(安定感)は、新型をすこぶるフレッシュなクルマに見せている。魅力の点で、欧州のコンパクトミニバン系のクルマと同質、同レベルに感じる。
VWの上級セダン&ステーションワゴンの8代目『パサート』に搭載されるエンジンは、これまで150psの1.4リットルダウンサイジングターボのみだった。
優勝力士のパレードカー気分…乗っているとそんな風にも感じる。が、背が高い分、背の低いロードスターともまた別次元のササるような非日常感覚がひとしおだ。
ホンダが9月に発売した小型トールワゴン『フリードプラス』をテストドライブする機会があった。試乗距離は合計100kmにも満たず、ルートも市街路と有料道路程度と限られていたため、さわり程度ではあるが、インプレッションをお届けしたい。
静岡県の閉鎖コースで行われた事前試乗会から2か月弱。やっとナンバーが付いた新型『インプレッサ』を公道で試乗する機会を得た。
スタイリングに関して、モーフィングのもう少し先まで進んだカタチを見たかった思いは残る。けれどそのこと以外のほとんど、新型はクルマとしてまったく新しい世代に生まれ変わったのだ…ということを、公道を実際に走らせて実感した。