モータースポーツで活躍するトヨタGAZOOレーシング。WRCやWEC、スーパーGT、スーパーフォーミュラなどで輝かしい成績を残しているのは言わずもがなだ。そして、そこでの技術を市販車にフィードバックして生まれたのがこの『GRヤリス』。
ご存知だとは思うが、ステランティスという巨大の傘の中には、今や14ものブランドがひしめき合っている。イタリアの雄、フィアットもその一つ。
幸運にも、フランスとスイスの国境で行われたDS『N°8』の国際試乗会に参加することができた。DSが現在、ステランティス・グループの中でフレンチ・ブランド群の最先端かつハイエンドを担っているのは周知の通り。
ホンダ『プレリュード』というと、2代目が人気を博していた当時、筆者の身近なところでこのクルマのことを「プレリュ」と呼ぶ女子の友人がいた……などという昔話はさておき、FFスペシャルティカーの元祖といわれた同車も、初代から数えれば今年で実に47年となる。
C、Dセグメント向けに新開発されたという“STLA-Medium(ステラ・ミディアム)”プラットフォームを初めて使った車種として投入されたのが、この新型プジョー『3008』。登場はこの7月、3008としてはこれで3世代目だ。
先ごろ累計販売台数が270万台を超え、あの『240』の記録を塗り替えた『XC60』。現行の2代目は2017年の日本導入ながら、依然、人気は上々のようで、2024年は『XC40』(3982台)に次ぐ2位の販売台数(2362台)だったという。
セダンがこれまで『A5』にあったスポーツバックの役割も受け継いだハッチゲート付きとなったのに対し、アバントはワゴンボディを踏襲しながら『A4』からA5に進化。本国ではアバントはビジネスユーザーの用途も多いから、あくまでその需要にも応えてということなのだろう。
2022年に登場した4代目の日産『エクストレイル』のマイナーチェンジが発表された。前モデルから人気グレードの1つが「AUTECH」で、今回満を持して初投入されたのが「AUTECH SPORTS SPEC」だ。
激戦区で、いまだ2世代目で車種として後発ながら、先代と比べてもっとも進境著しいモデルがXC60といえるだろう。そのマイナーチェンジには、やはりザワつくものが多々ある。
“プレミアムミッドサイズSUV電気自動車”というのが、このアウディ『Q6 e-tron』の位置づけ。ポルシェと共同開発したというPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)をベースとした初の市販車でもある。
アウディ『A3』は現在の世代で通算4代目。振り返りになるが初代は1997年から日本市場への導入が始まった。
『ヴェラール』の登場は2017年のこと。レンジローバー・シリーズでは『レンジローバー』(1970年)、『スポーツ』(2005年)、『イヴォーク』(2011年)に次ぐ4番目のモデルとして設定された。
雨の日の乗り降りを便利にし、キッズ怪獣のドアパンチを防ぎ、高齢者の不安を払拭するスライドドア採用のムーヴは、これからのスタンダードである。
昨年登場したピュアEVの『600e』に続き、フィアットでは初となるハイブリッドが、この『600 Hybrid』。単純に車両本体価格を比べると、600eの585万円に対し、ベースグレードで365万円、上級のLa Prima(600eと同グレード)で419万円と、より身近感が強い。
訊けばこの『カローラクロス』は、国内/グローバルのいずれも、今や『カローラ』シリーズ全体の販売台数のうち、およそ半数を占めるのだそう。確かに街中や路上で見かける頻度の高さからいっても「なるほどね」と納得がいく。
新しい『クラウン』はバリエーションで勝負? 発表の時から4車種がラインナップされることは解っていたが、そのしんがりを務めるのが『エステート』である。
世界で初めてディーゼル乗用車を発売したのは、メルセデスベンツである。1936年というから第2次世界大戦前の話である。
マツダ『CX-60』にはもう何度も試乗している。販売開始は2022年秋。試乗会での評価はかなり酷なものであったと記憶する。
物を買う時、どうせ買うなら大きいものを買う。これ、やりがちな行為である。とりわけ子供の服などはその典型。どうせすぐに大きくなって着れなくなるから。これ、道理である。どうもクルマにもその公式が漠然と当て嵌まる。
スズキのクルマと言うと、やはりどうしても軽自動車が日本の市場をけん引していることは紛れもない事実なのだが、乗用車の隠れた人気モデルがある。
同じ“e-Platform 3.0”をベースとする……と聞かされるまでもなく、デザインといいサイズ感といい、『シール』との近似性は肌で実感するところ。シールが4ドアセダンであるのに対して、市場のど真ん中、SUVカテゴリーに投入されたのがこの『シーライオン7』という訳だ。