よく「終のクルマ」の話を聞く。最近はフェイスブックでその話題が頻繁に出て来る。そうしたクルマの多くがかなり硬派なスポーツカーだったり、スーパーカーだったりするのは少々驚きである。
街中で試乗していると実に多くの『ハスラー』と出会う。だが溢れ返っている……などとは決して思わないのは、このクルマのチャーミングなキャラクター故か。
ヒョンデのコンパクトEV「インスター」は、日本の道路事情とのマッチングがとてつもなくいいクルマだった。
「マイバッハ」と言う名前は、元々メルセデスの技師として働いたエンジニアだが、その後メルセデスとは袂を分かち、自社ブランド、マイバッハを立ち上げた。時が過ぎ、1950年代に再びメルセデスがマイバッハの株式を買い取り、実質的に傘下に収め、今に至る。
温故知新を地で行くような新しいロゴマークに、公道テスト車両のダミーの灯体のようにも見える(?)ライトシグネチャー……。独特のミステリアスな雰囲気さえ漂わす新しい『C4』のマスクは、遠く『GS/GSA』を源流とするクルマとして程よく個性があり、なかなか心地いい。
SUVのなかではきゅっとコンパクトなのに、立派な顔つきのせいで大きくてゴージャスなクルマだと誤解されちゃうホンダ『WR-V』である。
新型のモデルが出ると、その多くの場合イニシャルの販売で一番売れるのは、最上位のグレードと相場は決まっている。
新しい8.5世代と称するVW『ゴルフ』。Rを除く一連のエンジン・バリエーションを試乗した。今回は最後となるTDIの試乗である。
キドニーグリルを大きくしてみたり、グリル全体をボンネット側に回り込ませたり(先代)、このグリルの扱いに近年のBMWは頭を悩ましているように見えた。
ヒョンデが日本の乗用車市場に再参入を果たしてから3年が過ぎた。慎重なという言葉を使えば聞こえはいいが、はじめは何となく斜に構えたのような印象の再参入であった。
現在、日本に輸入されているBYDのラインアップのなかでもっとも大きなモデルである『シーライオン7』をロングラン試乗した。コースは横浜~富山~東京。その実力を報告したい。
VW『ゴルフ』が日本に導入されたのは1975年のこと。つまり、節目の50年を迎えたわけだ。そして「GTI」の名を持つ高性能版が日本デビューしたのは1977年のことだった。
今もテスラは高級BEVの最右翼であることには変わりはないのだが、このところ攻勢をかけてテスラ一択の時代ではないことを痛感させるメーカーが出現した。それがBYDである。
今回のワンポイント確認は、「航続可能距離559kmを謳うbZ4Xは、電気自動車苦手意識MAXの私の不安を払拭できるのか」である。
三菱自動車のPHEV(プラグインハイブリッドカー)『エクリプスクロスPHEV』を900kmあまりロードテストする機会があったので、レビューをお届けする。
プジョー『2008』は一時期は車名で“SUV”を名乗っていたほどで、目下のマーケットでいえばメインストリームを走るクルマでもある。が、実車は気負わず、気取らず、自意識過剰にもならず(!?)、平常心を保って乗っていられるところに好感が持てた。
新たなラージ商品群と呼ばれるマツダのFRモデルレンジ。日本では『CX-60』と『CX-80』が販売されている。いずれも3種のエンジンバリエーションが展開されている。
◆実態はほぼSUV、その理由は
◆操作系にクセなし、総合的に扱いやすい仕立て
◆それぞれ個性が強い16代目クラウン
SUBARU(スバル)ラインアップのスタンダードモデル……メーカー自身のニュースリリースでもそう紹介のある『インプレッサ』。6世代目の現行モデルは2023年4月に登場、昨年2024年9月には装備まわりを充実するなどの改良が行なわれた。
VW『ゴルフ』がフェイスリフトを受けて、ゴルフ8.5と呼ばれる世代に進化した。ニューモデルのメインテーマは、新たなインフォテイメントの導入。メカニカルな変化はあまりない。
今回のワンポイント確認は、「的確な運転操作のために作られたマツダのドライビングポジションは、長距離でどう評価されるのか」である。