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【DIATONE SOUND.NAVI NR-MZ80】全容をリポート! #1: コンセプト & 概要

三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」の2013年モデルが、遂に発表された。発売開始は9月4日だ。マイカーライフでは、その新シリーズの全容を4週に渡って大特集していく。

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【DIATONE SOUND.NAVI NR-MZ80】全容をリポート!

三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」の2013年モデルが、遂に発表された。発売開始は9月4日だ。マイカーライフでは、その新シリーズの全容を4週に渡って大特集していく。

読者の注目はなんと言っても、「音がどれだけ良くなっているのか」だろう。試聴室、およびデモカーでの試聴も行ってきたので、その詳細は次回以降にじっくりとご紹介していくが、結論だけ先に報告しておこう。従来モデルでも相当に高音質だったのだが、今回の新シリーズは、一聴してわかるほどさらに音がよくなっている。

結論を先にお伝えしたところで、今週は、コンセプトと概要について速報しておきたい。

まず最初に「DIATONE SOUND.NAVI」は何なのか、というところからおさらいしておこう。ずばり『オーディオナビシステム』という新カテゴリー製品だ。「音のいいカーナビ」というより、「ナビも付いているハイエンドオーディオ」と考えるのがより正しい捉え方だろう。

そしてこの製品が目指しているのは「いい音」への気づきを喚起すること、である。それは着実に実を結びつつある。「DIATONE SOUND.NAVI」をきっかけにプロショップへ初めて足を踏み入れたユーザーも多く、これだけ音がいいのなら、スピーカーも換えてみよう…、といった需要も生み出している。カーオーディオ愛好家を増やすという役割を確実に果たしてきているのだ。業界全体を活性化させるキーユニットになっていると言ってもいいだろう。


三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」大注目のニューカマー『NR-MZ80シリーズ』の全容をリポート! #1: <span>コンセプト & 概要</span>

そして今回の『NR-MZ80シリーズ』は、「DIATONE SOUND.NAVI」の従来モデルがなし得た「いい音への気づき」をさらに加速させるための製品である。そのために、音質性能をさらに磨き込んできた。「他社を圧倒する」レベルを目指すほどに。

同時に、スマホ連携の機能を加え、また三菱電機の液晶テレビ『REAL』の技術も投入し、ナビとして抜かりのない製品に仕上げられている。良いところを強力に伸長させた上で、総合力も高められているのだ。

どのように音を磨き込んでいるのかについてポイントを説明しておきたい。

まず特筆すべきはDSP。従来の『NR-MZ60シリーズ』ですら圧倒的なスペックを誇る40bit演算のDSPを採用していたにも関わらず、今回は64bit演算コアを採用。これは同社のハイエンドユニット、DA-PX1と同等レベルだ。これにより「かつてない高純度サウンドと詳細な周波数特性補正や音波到達時間補正を見事に両立」しているという。

また、回路とパーツが徹底的に見直されていることも大きなポイント。まさに細部に渡り、そしてDA-PX1で培った技術を惜しみなく投入しながら、究極的なレベルに到達しようとしている、という勢いだ。


三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」大注目のニューカマー『NR-MZ80シリーズ』の全容をリポート! #1: <span>コンセプト & 概要</span>

気になる価格は、オープンプライスだが想定される実勢価格で、従来のNR-MZ60PREMIに相当するNR-MZ80PREMIが23~24万円前後となりそう。PREMIで3~4万円のアップというところだ。この音質であれば3~4万円の価格アップは充分に納得である。そして特筆すべきは、従来のNR-MZ60に相当するNR-MZ80が16~17万円前後となりそうな点。前モデルから価格が据え置かれる

イメージ。本質的なハード構成はPREMIとスタンダードでまったく同じであるため、スタンダードモデルの価格も3~4万円上がるのが一般的だが、「音市場の裾野を広げる」というメーカーの思想より、戦略的に価格を据え置きした点は高く評価できる。DA-PX1に迫るほどのハイエンドユニットでありながら、しかもカーナビ機能も付いていながら、この価格である。これは相当にリーズナブルだ。

まさに鳴り物入りの新製品である。次週からは、新技術をより具体的に解説しながら、サウンドインプレッションを詳しくお届けしていきたい。乞うご期待!

《太田祥三》

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