「実践! 初めてのカーオーディオ」 第17回「エンタメ能力」を増強してドライブをもっと楽しく! | Push on! Mycar-life

「実践! 初めてのカーオーディオ」 第17回「エンタメ能力」を増強してドライブをもっと楽しく!

運転中にはいつも音楽を聴いているというドライバーは多くいる。そうであれば、その音楽をもっと良い音で楽しめるとしたらどうだろう。当特集ではそれを実現する方法論を、1つ1つ紹介している。

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運転中にはいつも音楽を聴いているというドライバーは多くいる。そうであれば、その音楽をもっと良い音で楽しめるとしたらどうだろう。当特集ではそれを実現する方法論を、1つ1つ紹介している。

◆同乗者に「映像系コンテンツ」を観せたいと思ったら…

今回は、「エンタメ能力の増強」という“初めてのカーオーディオ”について考察する。なお“エンタメ”というと幅広いが、ここでは特に「映像系コンテンツ」の楽しみ方について考えていく。

ところでAV一体型ナビ等のモニターを有するメインユニットでは普通、走行中には「映像系コンテンツ」を画面に映し出せない。ドライバーが運転中にモニターを注視することが法律で禁じられているからだ。しかし同乗者が走行中にナビ画面を注視するのは法律上なんら問題がない。なので、同乗者のために車載メインユニットの画面に「映像系コンテンツ」を映し出せるようにしたいと考えるドライバーは多くいる。

そうであれば、「テレビキャンセラー」とか「テレビキット」と呼ばれるアイテムが役に立つ。これを用いれば走行中にナビ画面等に「映像系コンテンツ」を映し出せるようになる。

なお、「テレビキャンセラー」にはタイプ違いがいくつかある。「映像系コンテンツ」を映せるようにする単機能タイプもあれば、目的地検索等のナビ操作も可能にするものもある。

また、走行中常に「映像系コンテンツ」を観られるようにするものもあれば、スイッチ操作で切り替えられるものもある。「テレビキャンセラー」を使うとナビの自車位置精度等が落ちることがあり、スイッチにてオンオフを切り替えられると、カーナビ能力を落としたくないときには機能をオフにできる。そういった部分も見極めて、マイベストを見つけ出したい。

◆「HDMI入力端子」があればスマホの「ミラーリング」が可能に! ない場合には…

続いては、「スマホのミラーリング」について説明していく。今や車内でも、YouTube等の「動画系ストリーミングアプリ」にて「映像系コンテンツ」を楽しみたいと思う人が増えている。地デジやDVDが楽しまれることももちろんあるが、「映像系コンテンツ」の主流は「動画系ストリーミングアプリ」に移り変わりつつある。

で、「動画系ストリーミングアプリ」を楽しみたいと思ったら、「スマホのミラーリング」が行えると話が早い。なおそれを行おうと思ったら、車載メインユニットに「HDMI入力端子」が備わっている必要がある。それが備わっていれば、愛用のスマホに対応するケーブル類を用意すれば「ミラーリング」を行える。

で、もしも愛用のメインユニットに「HDMI入力端子」が備わっていなくても、「スマホのミラーリング」を実行可能だ。「HDMI変換アダプター」を用いれば、愛用のメインユニットのアナログの映像入力端子にてスマホからの映像信号を取り込める。

なおメインユニットのアナログの映像入力端子にリアカメラが接続済みである場合には、「セレクター」も併せて使おう。そうすれば状況に応じて入力する映像を切り替えられる。

◆「カープレイ対応機」では、「映像系コンテンツ」を楽しむ裏ワザがある!?

次いでは、愛用のメインユニットが「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応している場合(以下、カープレイ対応機)について考えていく。

なお「カープレイ対応機」では、スマホアプリの表示をモニターに映し出せて操作も車載機の画面上にて行えるようになる。しかし、走行中にドライバーが画面を注視してはいけないという観点からだろう、動画系アプリには対応していない。

しかし「カープレイ対応機」で「動画系アプリ」を楽しめるようにする裏ワザがある。それは「車載用アンドロイド端末を使う」というものだ。これをUSB接続すると、インストールしてある動画系アプリの表示を画面に映せて画面上にて操作も行える。つまり「車載用アンドロイド端末」には、動画系アプリを使えなくするリミッターを解除できる力が備わっている。

なちなみに、「車載用アンドロイド端末」内の動画系アプリを楽しむ際には「テレビキャンセラー」は必要ない。車載機は動画を映しているという認識を持たないので「テレビキャンセラー」を使わなくても普通に動画が再生される。そして取り付けも簡単だ。車載機の裏側にアクセスする必要がないからだ。なので機器自体は多少高額だが導入の総コストは案外高くない。選択肢としてはアリだ。

今回は以上だ。次回は「車内をオンライン化する」という“初めてのカーオーディオ”について解説する。乞うご期待。

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《太田祥三》

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