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[音響機材・チョイスの“勘どころ”]Part1「スピーカー編」選ぶなら「車種専用モデル」が安心?

ドライブと音楽は切っても切れない関係にある。そして、その音楽を今よりもっと良い音で楽しみたいと考えているドライバーは少なくない。当連載では、それを実行に移そうと思ったときに役に立つ製品情報を発信している。

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「車種専用モデル」の一例(フォーカル・IS TOY 165)。

ドライブと音楽は切っても切れない関係にある。そして、その音楽を今よりもっと良い音で楽しみたいと考えているドライバーは少なくない。当連載では、それを実行に移そうと思ったときに役に立つ製品情報を発信している。

まずはスピーカーに焦点を当てている。今回は、「車種専用モデル」について解説していく。前回、カースピーカーには見た目上の違いとして、「セパレートスピーカー」と「コアキシャルスピーカー」とがあると説明したが、取り付け性に着目して分類すると「汎用モデル」と「車種専用モデル」、この2つに分けられる。

で、取り付け性が高いのは「車種専用モデル」だ。細かくは製品によって状況が異なるが、基本的にこのようなタイプはほぼ無加工で取り付けられて、さらには取り付けに必要な部材(配線パーツ等)もある程度同梱されている場合も多い。結果、取り付け費用が比較的に少なくてすむ。

そして「車種専用モデル」では、ツイーターを純正位置に収められるようになっている場合がほとんどだ。ちなみに「汎用モデル」の「セパレートスピーカー」のツイーターは、ダッシュボードの上にポンと置くようにして取り付けるようになっていたり、もしくはAピラー等に埋め込むことが前提であったりする。しかし「車種専用モデル」では、ツイーターも“隠せる”場合が多いのだ。

というわけで、音を良くしたいけれど後付け感を醸し出したくない(インテリアの見た目を変えたくない)と考える向きにも、「車種専用モデル」は向いている。

ただし、「車種専用モデル」が良いと考えると選択肢が少なくなることがある。たくさんのモデルの中からマイベストを選びたいと思うなら、「車種専用モデル」は不向きだ。

また、「車種専用モデル」はエントリーグレードからミドルグレードである場合も多い。なので上級機が欲しいと思った場合にも、「車種専用モデル」は候補に入りにくくなる(一部、上級機もある)。

なお実は、選択肢がそこそこに多い車種もある。その傾向が特に顕著なのは、BMWとメルセデス-ベンツだ。これらは世界的な人気メーカーであり、そしてカーオーディオブランドも世界中にあるので、さまざまな国のさまざまなメーカーがこれら用のモデルを開発している。BMWとメルセデス-ベンツオーナーは、まずは「車種専用モデル」を物色してみるのはアリだ。

それ以外の車種では「車種専用モデル」の選択肢は多くはないものの、総予算の縮小化と後付け感の少なさを重視する場合には、まずは愛車に合う「車種専用モデル」を探してみよう。その中からこれはと思える機種が見つかればラッキーだ。

今回は以上だ。次回以降もスピーカー選びにおける“勘どころ”の解説を続行する。お楽しみに。

新連載[音響機材・チョイスの勘どころ]スピーカーを選ぶなら「車種専用モデル」が安心?

《太田祥三》

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