カロッツェリアが『楽ナビ』の2023年モデルを発表! 何が変わってどこが凄いの!? | Push on! Mycar-life

カロッツェリアが『楽ナビ』の2023年モデルを発表! 何が変わってどこが凄いの!?

1月19日、カロッツェリアが「ベルサール秋葉原」(東京千代田区)にて新商品発表会を開催し、定番スタンダードナビ『楽ナビ』の2023年モデルをお披露目した。さて、新しい『楽ナビ』は何が変わり、これならではの利点はどこにあるのか…。

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カロッツェリア・楽ナビ AVIC-RF920-DC
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  • 「信号機カウント交差点案内」
  • 「6ルート探索結果画面」
  • パイオニア株式会社 取締役 兼 常務執行役員 モビリティプロダクトカンパニーCEO 髙島直人氏。

1月19日、カロッツェリアが「ベルサール秋葉原」(東京千代田区)にて新商品発表会を開催し、定番スタンダードナビ『楽ナビ』の2023年モデルをお披露目した。さて、新しい『楽ナビ』は何が変わり、これならではの利点はどこにあるのか…。

遂に『楽ナビ』もオンラインに対応! 結果、エンタメ力がますます充実!

新しい『楽ナビ』には見どころが多々ある。ポイントは主には5点。それらの内容を1つ1つ説明していこう。まず1点目は、「Wi-Fiスポット化すること」だ。

ちなみにカロッツェリアはこれまで、車内をオンライン化できるアイテムを2つ持っていた。ハイグレードナビシリーズの『サイバーナビ』と車載用Wi-Fiルーター『DCT-WR100D』だ。これらは車載向けインターネット接続サービス『docomo in Car Connect』を活用し、オンライン化を実現する。

そしてこれからは新しい『楽ナビ』でも、同梱もしくは別売のネットワークスティックを接続することで『docomo in Car Connect』が使える。そうすることで、『楽ナビ』がWi-Fiスポットとしても機能する。

結果新しい『楽ナビ』はエンタメ力がぐっと高まった。というのも『楽ナビ』には、スマホのミラーリングを行うのに必要な「HDMI入力端子」を一部のベーシック機を除いて装備している。それが一層活きてくる。また昨今は、スマホの音楽ストリーミングアプリで音楽を聴くドライバーも多く、その際にもそれが使いやすくなる。

なおスタンダードナビにてWi-Fiスポット化を実現させるには(より多くのユーザーにこの恩恵を行き届かせるためには)、スペックを『DCT-WR100D』レベルにとどめる必要があったとのことだ。なので使用には一部制限がかかる。走行中は無制限で使えるが、例えば走行後の停車時にはエンジンオンで60分までとなる(『サイバーナビ』ではその制限はかからない)。

インターフェースが刷新されて、使いやすさもさらに向上!

見どころの2つ目は、「かんたんインターフェース“Doメニュー”が搭載されたこと」だ。“楽に使える”ことも『楽ナビ』のアイデンティティの1つだが、「Doメニュー」の採用により、その点が一層磨き込まれた。

もう少し詳しく説明しよう。「Doメニュー」では、現在再生中のAVソースの他に3つの要素が表示される。「お出かけ検索(オンライン)」、「ダイレクト周辺検索」、「ショートカットキー」、以上だ。

まず「お出かけ検索」とはいわば目的地検索の“検索窓”だ。一般的にナビでの目的地検索は名称検索、住所検索、電話番号検索等々さまざまなアプローチにて行えるが、方法が多々あることが案外使いづらくもさせている。しかし「お出かけ検索」では、ネットにて調べ物をするかのような感覚で目的地を探せる。つまりこれは、さまざま用意されている検索chが1つに集約されたものと言って良い。キーワードを自由に打ち込めば、行きたい場所を探し出せる。

そして「ダイレクト周辺検索」では、ドライブ中に立ち寄ることが多い駐車場やガソリンスタンド、コンビニをダイレクトに探せる。また「ショートカットキー」では、行いたい機能を一発で呼び出せる。

全モデルに「HDパネル」をフル搭載。地図も映像ソースも一層見やすく!

見どころの3つ目は、「HD解像度にフル対応したこと」だ。『楽ナビ』はこれまでも多くの機種で「HDパネル」が搭載されていたが、今作から全機種へと対応が広げられた。なお『楽ナビ』の「HDパネル」には、広視野角であることを特長とする「IPS方式」も採用されている。また、オプション品(別売)のHDバックカメラ『ND-BC300』やカーナビ連動ドライブレコーダー『VREC-DS810DC』を接続すれば、駐車時の後方映像や走行時の記録映像も高画質で『楽ナビ』に映し出せる。

そして見どころの4つ目は、「ハードの進化」だ。これに関してはポイントが2つある。1つ目は、「新たに9V型フローティングモデルが追加されたこと」だ。で、そのフローティングされた画面は装着時に上下と左右に3段階ずつ位置をずらせるので、車両のスイッチ類との干渉を避けられる。この機構が効いて、搭載可能車種数は業界最多の548車種以上を数えている。

ポイントの2つ目は、「画面のフルフラット化が成されたこと」だ。なおこれにより物理ハードキーも静電容量パネル化されたが、各キーには突起が付けられているのでブラインドタッチでの操作も可能だ。

最後、見どころの5つ目は、「基本機能のさらなる進化」だ。ナビ機能では、交差点までの残りの信号数をカウントダウンしながら教えてくれる「信号機カウント交差点案内」が追加され、「6ルート探索結果画面」では、1つの画面上で目的地までのルート情報に加えて時間・走行距離・高速料金も表示される。ゆえに比較検討がしやすくなった。そして操作レスポンスも高速化した。

ところで会場では、ディスプレイオーディオの新作『DMH-SF500』も発表された。当機は2ndグレード機ながらこれにしかない新機能も搭載。それは 「WebLink」だ。これを活用すると、さまざまな対応アプリ(YouTube等)を本体ディスプレイ上に映せて画面上で操作もできる。

さて、“らしさ”に磨きがかかった新しい『楽ナビ』の発売時期は、3月が予定されている。価値あるスタンダードナビをお探しならば、チェックをお忘れなきように。

《太田祥三》

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