不可能が可能に!? メインユニット交換も任せて安心! 「プロが頼りになるワケとは…?」 Part5「システムアップ」編 その2 | Push on! Mycar-life

不可能が可能に!? メインユニット交換も任せて安心! 「プロが頼りになるワケとは…?」 Part5「システムアップ」編 その2

カーオーディオシステムのバージョンアップを考えているのなら、「カーオーディオ・プロショップ」の門を叩こう。当連載では、「カーオーディオ・プロショップ」という“音のプロ”がいること、そして彼らが頼れる存在であることを紹介している。

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高性能な市販「AV一体型ナビ」がシステムに組み込まれたオーディオカーの一例(製作ショップ:カーファイ<神奈川県>)。
  • 高性能な市販「AV一体型ナビ」がシステムに組み込まれたオーディオカーの一例(製作ショップ:カーファイ<神奈川県>)。
  • 高性能な市販「AV一体型ナビ」がシステムに組み込まれたオーディオカーの一例(製作ショップ:カーファイ<神奈川県>)。
  • 高性能な市販「AV一体型ナビ」がシステムに組み込まれたオーディオカーの一例(製作ショップ:カーファイ<神奈川県>)。
  • 高性能な市販「AV一体型ナビ」がシステムに組み込まれたオーディオカーの一例(製作ショップ:カーファイ<神奈川県>)。
  • 市販「AV一体型ナビ」の一例(ケンウッド・MDV-S809F)。
  • 市販「AV一体型ナビ」の一例(ケンウッド・MDV-S809L)。
  • 市販「AV一体型ナビ」の一例(アルパイン・EX11NX2-SE-27-L-AM)。
  • 市販「AV一体型ナビ」の一例(アルパイン・EX11NX2-D5-1-AR)。

カーオーディオシステムのバージョンアップを考えているのなら、「カーオーディオ・プロショップ」の門を叩こう。当連載では、「カーオーディオ・プロショップ」という“音のプロ”がいること、そして彼らが頼れる存在であることを紹介している。

「メインユニット」交換を自ら行おうとしても、まずは取り外すのが難しい…。

さて現在は、システムを発展させようとするときに「カーオーディオ・プロショップ」がどのように頼りになるのかを、具体的に説明している。で前回は、「何から手を付ければ良いのかを的確に教えてもらえる」ことについて解説した。それに引き続いて今回は、「メインユニット」を交換しようと思ったときのことについて説明していく。

ちなみに「メインユニット」交換は、DIYにて行われることも少なくない。もちろん、普段からクルマいじりを楽しんでいるドライバーにとっては難しい作業ではないかもしれない。しかし慣れていない場合には、「メインユニット」交換は案外ハードルが高い。

難しいポイントとして真っ先に挙げるべきは、「パネル類の取り外し」だ。まず純正「メインユニット」がセンタークラスターパネルと一体化している場合には特に難易度が高いが、そうではなかったとしても簡単には取り外せない。最初に周辺パネルを取り外さなければならず、その作業がまずは困難だ。

というのも、パネル類は複雑に干渉し合いながら取り付けられている場合が多い。なので取り外すには上にあるものから順に外していかなければならず、その順番を把握するのが楽ではないのだ。そして固定の仕方もケースバイケースだ。隠しネジが使われていることも多く、その存在に気が付かずに無理に力を加えればパネルが破損してしまう。そしてネジ類を取り除き終わってパネルを取り外す際には、力をかける方向や力の入れ具合にコツがある。慣れていないと、結構な時間を要することになるはずだ。

市販「AV一体型ナビ」の一例(ケンウッド・MDV-S809F)。市販「AV一体型ナビ」の一例(ケンウッド・MDV-S809F)。

プロはツメやクリップ等を破損させることもなく、手際よくパネル類を取り外す!

なお、パネル類の取り外し作業のことは「バラシ」と呼ばれているのだが、当然ながらプロは「バラシ」を難なくこなす。もちろんプロも、初めて扱う車種についてはパネル類の構造をあらかじめリサーチするが、その情報さえ掴めば、あとは力をかける方向や力の入れ具合を間違うことなく、結果、パネルのツメやクリップ等を破損することなく手際よくパネル類を外し、難なく純正「メインユニット」を取り外す。

そして市販品を取り付ける段においては、必要パーツの見極めと入手が面倒だ。というのも、市販の「メインユニット」を取り付ける場合、車種に応じた「取り付けキット」的なものが必要になることが多い。それが装着する「メインユニット」と同一メーカーから出ている場合には話が早いが、車体メーカーが用意しているもの(ディーラー向けに用意されている純正品を取り付けるためのもの)を使うべきであるケースや、他のカーAVメーカーが販売しているキットを使った方が良いケースもある。さらには、配線パーツも別売となっていることも少なくなく、オプション品が装着されている場合には特殊なパーツが必要となることもある。

というわけで、取り付けに何が必要となるのかの把握が意外と大変で、必要なものを取り寄せる作業も煩雑だ。カー用品量販店ですべてが揃わないこともあるからだ。しかしプロは何が必要なのかを正確に把握でき、さらには各パーツを取り寄せるルートも確保できている場合も多い。ゆえに、必要なものをスムーズに集められる。

市販「AV一体型ナビ」の一例(アルパイン・EX11NX2-SE-27-L-AM)。市販「AV一体型ナビ」の一例(アルパイン・EX11NX2-SE-27-L-AM)。

交換が難しい場合にもなんとかしてくれる!?

また「カーオーディオ・プロショップ」は、交換が難しい状況でもそれを望むのであればなんとかしてくれる。例えば、純正「メインユニット」が通常のDINサイズではない場合やそのままでは大画面モデルが入らないケースでも、周辺パネルを改造して市販「メインユニット」をすっきりキレイに収めてくれる。

ただし、それを行う場合には相応のコストがかかる。とはいえコストのかかり具合はケースバイケースだ。もちろん通常の交換よりは工賃が上がるのは確実だが、案外リーズナブルに済む場合もなくはない。いわゆる“切った貼った”が必要にはなるが、その加工エリアが少ない場合には現実的な費用で収まることもあるのだ。しかし逆に、かなり大がかりな改造となることもあり(例えばシフトレバーの移設が必要な場合等)、そうであると現実離れした額となる。

なので費用的に折り合えるかどうかの事前確認が必須となるが、どうしても純正「メインユニット」の使い心地に不満がある場合には、「カーオーディオ・プロショップ」に相談する価値は大だ。そして想像していたよりも安価でできることが分かればラッキーだ。

特に、「トヨタ車純正ディスプレイオーディオ」装着車のオーナーの中にはその使い勝手に不満を抱いている人が少なくないようだが、そうであればぜひ近くの「カーオーディオ・プロショップ」を訪ねてみよう。なお「トヨタ車純正ディスプレイオーディオ」からの市販「メインユニット」への換装においても、車種によって難易度(必要コスト)が異なってくる。なので、愛車の場合は市販品への交換が可能なのか否か、可能な場合にはどの程度コストがかかるのかを相談してみよう。

今回は以上だ。次回以降も「カーオーディオ・プロショップ」のバリュー解説を続行する。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《太田祥三》

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