スマホでもDAPでもない第四の選択肢とは…。「ソースユニット学・入門」第8回 | Push on! Mycar-life

スマホでもDAPでもない第四の選択肢とは…。「ソースユニット学・入門」第8回

カーオーディオシステムを構築するためには、メディアから音楽信号を読み取る機器である“ソースユニット”が何らか必要だ。なお昨今は、その選択肢が増えている。当特集では、その中から何を選ぶと良いのかを考察している。

カーオーディオ 特集記事
『canarino12V-Mk2』が搭載された“ウェイブトゥポート(鳥取県)”のデモカー。写真は、『canarino12V-Mk2』を操作するためのタブレット。
  • 『canarino12V-Mk2』が搭載された“ウェイブトゥポート(鳥取県)”のデモカー。写真は、『canarino12V-Mk2』を操作するためのタブレット。
  • オリオスペック・canarino12V-Mk2
  • 『canarino12V-Mk2』が搭載された“ウェイブトゥポート(鳥取県)”のデモカー。
  • 『canarino12V-Mk2』が搭載された“ウェイブトゥポート(鳥取県)”のデモカー。
  • 『canarino12V-Mk2』が搭載された“ウェイブトゥポート(鳥取県)”のデモカー。
  • 『canarino12V-Mk2』が搭載された“ウェイブトゥポート(鳥取県)”のデモカー。
  • オーディオテクニカ・AT-HRP5
  • オーディオテクニカ・AT-HRP5

カーオーディオシステムを構築するためには、メディアから音楽信号を読み取る機器である“ソースユニット”が何らか必要だ。なお昨今は、その選択肢が増えている。当特集では、その中から何を選ぶと良いのかを考察している。

今回は、DINサイズの車載専用機、スマホ、DAPに続く“第四の選択肢”に焦点を当てる。なお当特集は毎回、全国の有名カーオーディオ・プロショップに取材して記事を構成している。今回は鳥取県米子市の“ウェイブトゥポート”に教えを請うた。参考になる話がたくさん訊けた。じっくりとお読みいただきたい。

車載用として最適に仕様変更された、オーディオPCがある!?

今回は、DINサイズではない車載専用の“ソースユニット”をクローズアップする。取り上げる製品は2種類ある。1つがオリオスペックの『canarino(カナリーノ)12V-Mk2』で、もう1つがオーディオテクニカの『AT-HRP5』だ。まずは前者について、“ウェイブトゥポート”の山本さんに話を訊いた。さて、これは一体何なのか…。

「『canarino12V-Mk2』とは、車載用のオーディオPCです。ホームオーディオでも、ハイレゾ音源等のダウンロードファイルを聴こうとする際には、オーディオPCがソースユニットとして使われることが多いのですが、『canarino12V-Mk2』はホーム用のオーディオPCをベースに、それを車載での使用に適した仕様へと変更されたものです。

なお『canarino12V-Mk2』の内部にはSSDが搭載されていて、そこに音源を蓄積し再生します。で、音声出力はデジタルアウトできますから、“DSP”との親和性も高いです

ちなみに当店では、音にこだわろうとされる方からソースユニットのお薦めを訊かれたら、当機をご紹介することが多いです。以前は“DAP”をお薦めすることも多かったのですが、やはり走行中の操作がしにくいことが難点だと感じていて。その点『canarino12V-Mk2』は、操作をiPad等のタブレット(またはスマートフォン)でも行えるので表示が見やすいです。タブレットをどのように固定するかには工夫が必要ですが、そこをクリアできれば“DAP”よりも使いやすいと思います」

オリオスペック・canarino12V-Mk2オリオスペック・canarino12V-Mk2

音楽再生に特化した設計が成され、高音質!

『canarino12V-Mk2』について、さらに詳しく教えてもらった。

「『canarino12V-Mk2』はPCですが、音楽再生に特化した製品ですので音質優先に設計されていて高音質です。特に、モニターを持っていないことが音質性能的にアドバンテージを発揮します。モニターはどうしてもノイズ源となり得てしまいますから。また、コントロールユニットとなるタブレット等とはWi-Fiで繋がりますので、ケーブルを介してノイズが侵入することもありません。

ハイエンド“DAP”に迫る価格(税抜価格:26万円)ですが、音質性能的にそれらに匹敵するレベルが確保されていると思います。個人的には『canarino12V-Mk2』の音の方が好みですね。腰が座ったサウンドが楽しめます。

また、PCですので各所をカスタマイズできることも魅力です。メモリーを増設できたり、音楽プレーヤーソフトを自分好みのものに変更できたり。自分なりのシステムを作りたいとお考えの方には、『canarino12V-Mk2』は楽しみ甲斐があって向いています。

なお、設置場所はシート下が候補になります。サイズ的に多くの車種で問題なく収められると思います。もちろんトランクに積んでも良いです。ちなみに音のことを考える場合には、“DSP”の近くに設置すると良いと思います。ケーブルを短くできますから。

取り付け上のことでそれ以外には特別な注意事項はありません。車載前提で設計されていますから、他のカーオーディオ機器と同様に扱って大丈夫です。

電源配線は、消費電力量はそれほど多くありませんので“バッ直”をする必要はないと思います。できるだけクリーンな電源を取り込みたいので当店では工夫して電源配線を行っていますが、バッテリーから直接引き込まなくてもOKです」

オーディオテクニカ・AT-HRP5オーディオテクニカ・AT-HRP5

音と操作性の両得を望むなら、有力な候補となり得るモデルがある!?

続いては、オーディオテクニカのHi-Resメディアプレーヤー『AT-HRP5』について教えてもらった。

「『AT-HRP5』は、車載専用のデジタルメディアプレーヤーです。当店ではこちらもお薦めすることが多いです。音も良く、操作性も高いからです。曲名等の情報は車載機のモニターに映し出せて、操作は専用のリモコンで行います。で、このリモコンがなかなかに優秀です。主要な操作は指先の感覚だけで、つまり手元を見ずに行えます。この点が大きなメリットです。

価格は9万5000円(税抜)ですのでこちらもそこそこ高額なアイテムですが、音質性能的に同価格帯の“DAP”と比べてひけを取りませんし、映像系のファイルを再生できることや操作性まで含めた総合力で考えると、むしろ上回っていると思います。

ファイルフォーマット的な対応力が高いことも利点です。ハイスペックなハイレゾ音源の再生も幅広く行えます。

また、プリアウトを豊富に備えていることも特長です。デジタルアウトは光デジタル、同軸デジタル、USBと3系統装備していますから、多くの“DSP”とダイレクトにデジタル接続が行えます。さらにはアナログの音声出力も持っていますので、外部パワーアンプと直接アナログ接続しても良いですし、AV一体型ナビにアナログ入力するという使い方もできます。

コンパクトなので設置場所にも困りません。ほとんどの車種でシート下への取り付けが可能です。そして消費電力も少ないので“バッ直”の必要もありません。音と操作性の両立を望まれるのなら、当機は有力な候補になり得ると思います。

お近くでしたらぜひお気軽にお越しください。これらについてさらに詳しくご説明いたしますし、『canarino12V-Mk2』はデモカーで、『AT-HRP5』はデモボードにてご試聴いただけます。またスピーカー交換をはじめその他のご提案もさまざま行えると思います。ご来店を心よりお待ちしています」

《太田祥三》

特集

関連ニュース

page top