「グラウンドゼロ」から注目の小型パワーアンプが3機種新登場! 利点から音質性能までを徹底チェック!! 後編 | Push on! Mycar-life

「グラウンドゼロ」から注目の小型パワーアンプが3機種新登場! 利点から音質性能までを徹底チェック!! 後編

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グラウンドゼロ・GZHA MINI FOUR
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ドイツ発の実力カーオーディオブランド「グラウンドゼロ」から届けられた、2018年最初の新製品となるパワーアンプ3機種。これらの実力に迫るべく、早速の試聴取材を実行した。そのリポートの後編をお届けする。

クラスを超えた、安定感のあるサウンドが目の前に展開…。


グラウンドゼロ・GZIA 2235HPX-II

前回の記事では各機のプロフィール紹介と、リファレンススピーカーに関しての注目情報をお伝えした。今回はいよいよ、各機がどのようなポテンシャルを発揮するのかを探った、試聴テストの模様をリポートしていく。

まずは、基準モデルとしてチョイスした『GZIA 2235HPX-II』(税抜価格:3万2000円)の音から確認した。当機は、今回のニューモデルのうちの1台、『GZIA 2080HPX-II』と同シリーズの既存機だ。『GZIAシリーズ』はこれまで、4chモデル、2chモデル、モノchモデルの計3台でラインナップが構成されていて、『GZIA 2235HPX-II』はその中の2chモデルである。

さて、リファレンススピーカー『GZUC 650SQX』(税抜価格:6万6000円)から、音楽が流れ始めると…。

エントリーパワーアンプ+上級エントリースピーカーの組み合わせながら、なかなかどうして、至って安定感のあるサウンドが目の前に展開された。音色は正確で、耳につくようなクセも一切ない。音楽の世界に安心して身を委ねられる。

演奏現場の雰囲気も上手に表現してみせている。単に正確なだけではなく、味わいも感じさせてくれるのだ。そして、リアリティも上々だ。1音1音の実在感、サウンドステージの立体感ともに、十分な再現力が確保されている。

低域のエネルギー感も、さすがは「グラウンドゼロ」と言ったところだ。重心が低く、どっしり感がある。量感、密度感もそれぞれ高い。そして高域は滑らかで、中域も充実感にも不足がない。

改めて、『GZIA 2235HPX-II』の総合力の高さを思い知った。ニュートラルで正確、しかし骨太、そんなサウンドが楽しめた。

余韻に雰囲気がある。高域はなかなかに魅力的で、ボーカルにはハリ、ツヤが感じられた。


グラウンドゼロ・GZIA 2080HPX-II

続いては、『GZIAシリーズ』に新たに加わった『GZIA 2080HPX-II』(税抜価格:2万円)のテスト結果をお伝えしよう。『GZIA 2235HPX-II』と比べて4割近く価格が落ちている当機。金額差は1万2000円だが、価格比率は結構大きい。サウンドの差異は、それに比例するのか否か…。

正直、少々不安な気持ちも抱えながら試聴を開始したのだが、最初の出音で不安が杞憂だったことがわかった。「おっ、良い音」と素直に思わせる再現性が備わっていたのだ。

まず感じたのは、余韻の美しさ。ハイエンドパワーアンプを聴いたときに感じられるようなリッチな余韻とはタイプは異なっているものの、これはこれで雰囲気がある。特に好印象なのは高域だ。大げさな色付けはないが、伸びやかさがあり、キラリと光るものを感じさせてくれる。中域の充実感も『GZIA 2235HPX-II』と比べて遜色がない。ボーカルのハリやツヤも不足なく表現できている。

グラウンドゼロ・GZIA 2080HPX-II

ただ、敢えて重箱のスミをつつくならば、低音に関しては少々の物足りなさが感じられた。再生レンジは確保されているのだが、量感と密度感においては『GZIA 2235HPX-II』に分がある。ちなみに定格出力は、『GZIA 2235HPX-II』が150W×2、『GZIA 2080HPX-II』が60W×2。全体的なパワー感は大きく違わないのだが、低音に関してはスペック差が少なからず音に表れているようだ。

とはいえ、コストパフォーマンスの高さは十二分に発揮していると実感できた。何せ、税抜価格は2万円ジャスト。しかしながら外部パワーアンプを追加する楽しさを、当機でも確実に味わえる。

なお、『GZIA 2080HPX-II』は4Ωブリッジも可能で、その際には200W×1のパワーを発揮する。サブウーファー用のパワーアンプとしても重宝する。

手軽さを最優先して当機を選んでも、後悔することはないだろう。フロントスピーカー再生用、またはサブウーファー用のどちらで使っても、初めてのパワーアンプとして十分な結果を出してくれることは間違いない。

パワーアンプとしての各所のスペックが、それぞれ一枚上。結果、再現性が高まっている。


グラウンドゼロ・GZHA MINI FOUR

続いては、『GZHA MINI FOUR』税抜価格:6万円)のテスト結果をお伝えしていこう。

なお、当機は4chパワーアンプであるので、『GZIA 2080HPX-II』と比べて3倍の価格となるが、1chあたりのコストを見ると、『GZIA 2080HPX-II』が1万円、『GZHA MINI FOUR』が1万5000円。実質の価格差は約1.5倍。2万円と6万円、というほどの差は、音質性能には表れないはずだが、実際のところは…。

結論から入りたい。1.5倍の差は、音にしっかりと表れていた。違いとして大きかったのは、S/N感だ。『GZHA MINI FOUR』では演奏がブレイクする瞬間の静けさをしっかりと感じることができた。聴感上で『GZIA 2080HPX-II』の音からノイズを感じることはなかったが、『GZHA MINI FOUR』ではノイズフロアが一段階低くなっていることは確かだ。結果、1音1音の輪郭もよりシャープで、サウンドステージの見通しも良好だ。

立体感の表現力も上がっている。奥行き方向に深みが出ていた。加えて、ダイナミックレンジも上がっていた。抑揚をよりしっかりと再現できるので、演奏がより熱を帯びてくる。

低音の出方にも不満がない。当機でも「グラウンドゼロ」らしい、どっしり感のある低音が楽しめた。

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超小型であることを最優先させれば、選択肢は当機の姉妹ラインである『GZRA MICROシリーズ』がベストチョイスとなるであろうけれど、そこまで小さくなくても良い、となれば、当機にも妙味が出てくる。筐体が大きくなっていることはダテではない。手応えあるサウンドを手にできる可能性は、確実に上昇する。

『GZHA MINIシリーズ』が登場したことで、ユーザーは手頃な小型パワーアンプ選びにおいてもう1つ、魅力的な選択肢を得ることと相成った。小型パワーアンプでコスパの高いモデルを探しているならば、『GZHA MINIシリーズ』にもご注目を。

ところで、「グラウンドゼロ」からは実はもう1つ、キャッチーなニューアイテムが登場している。独特な特長を持つ「パワーアンプ内蔵DSP」が、これらとほぼ同時に日本上陸を果たしているのだ。1週間後にはそれについてのインプレッションリポートをお伝えする予定だ。乞うご期待!
《太田祥三》

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