「外部パワーアンプ」の使いこなし術を徹底解説! 第8回「BEWITH」の場合 | Push on! Mycar-life

「外部パワーアンプ」の使いこなし術を徹底解説! 第8回「BEWITH」の場合

「スピーカー交換」をした後のステップアッププランとして、「外部パワーアンプ」の導入をおすすめする短期集中連載をお贈りしている。第8回目となる今回は、国産ハイエンドカーオーディオブランド「BEWITH」の製品に焦点を当て、その特長や楽しみ方を解説していく。

カーオーディオ 特集記事
ビーウィズ・P-1R
  • ビーウィズ・P-1R
「スピーカー交換」をした後のステップアッププランとして、「外部パワーアンプ」の導入をおすすめする短期集中連載をお贈りしている。第8回目となる今回は、国産ハイエンドカーオーディオブランド「BEWITH」の製品に焦点を当て、その特長や楽しみ方を解説していく。


■ラインナップするすぺてのモデルが、「モノラルパワーアンプ」。

「BEWITH(ビーウィズ)」は、製品作りに独特なポリシーを発揮している“こだわり”のブランドだ。そこがファンに評価され、今日の地位を築いていると言っていい。

「パワーアンプ」においては、ラインナップのすべてが「モノラルパワーアンプ」。つまり、「1chに1台のパワーアンプ」、または「1つのスピーカーに1台のパワーアンプ」という使い方を前提として製品開発がなされている。そのような使い方をすることで、“チャンネルセパレーション”が上がる。そこのところに徹底的にこだわり抜いているというわけだ。

ちなみに言うと、現在その思想はさらに進化していて、「プロセッサー」についても、全ch完全独立の究極的システムを構築可能なモノラル構成専用機、「STATE A6R MONO」を用意している。「プロセッサー」を各chで独立使用するカーオーディオシステムは、「BEWITH」システムでなければ実現不可能だ。まさしく、唯一無二のアプローチでカーオーディオと対峙しているブランドなのである。

さて、現在の「BEWITH」の「パワーアンプ」のラインナップは、以下のような構成となっている。

フラッグシップ機として『P-1R』(税抜価格:18万円)があり、同機の1世代前のモデルである『P-1』(税抜価格:15万円)、そしてセカンドグレードモデルとして『P-100R』(税抜価格:7万円)、その1世代前のモデルである『P-100』(税抜価格:6万円)、以上の4機種が現行のレギュラーモデルとして名を連ねている。


■“こだわり”が満載のフラッグシップ機『P-1R』。独自開発したデバイスも搭載。

続いては、各機の特長を解説していこう。まずは、フラッグシップ機である『P-1R』について。

「BEWITH」の製品にはどれも“こだわり”が満載されているのだが、当機もそれは同様だ。注目すべき1点目は、内部の重要パーツに、新日本無線(株)と共同開発した独自パーツが使われているところ。具体的には、音響専用オペアンプICや、大容量音響専用SiC(シリコンカーバイド)ダイオード。これらが「BEWITH」オリジナルデバイスなのである。

こういった音質性能に多大に影響する重要パーツは、通常ならば既存のパーツの中から最良のものが“厳選”されるのだが、「BEWITH」は、探すのではなく、作る、という選択肢を選んだ。ここまでしているメーカーは、世界的にも希だろう。

そして筐体にも、独自開発した素材を使っている。その名は、「MAGNEOLA(マグネオラ)」。これは、世界で初めて「BEWITH」が実用化に成功したマグネシウム押し出し材である。剛性が高く、理想的な内部損失を有していて、音響機器に用いる素材として優れた特性を持っている。

なお当機は、サイズ的には案外小型だ。横幅は230mmで、奥行きは80mm。もしもフロント2ウェイを“マルチアンプ駆動”させようとして4台使ったとしても、すき間なく並べたならば奥行きの合計は320mm。ハイエンドパワーアンプにはかなりの大型モデルもあるが、『P-1R』はインストール性への配慮もなされていて、できる限りの小型化も図られているのだ。

価格的には決してお手軽ではないものの(4台使用した場合で72万円)、今やこれ以上の価格の「パワーアンプ」も少なくない。『P-1R』はまだ、伸ばせば手が届く範囲にあると捉えることもできる。実用的なハイエンドモデルとして仕上げられていると言っていい。


■セカンドグレード機『P-100R』を、段階的に導入していくのもアリ。

次に、セカンドグレード機である『P-100R』について見ていこう。こちらはさらに実用性高く仕上げられている。まず価格面から言うと、2ch分を用意した場合で税抜価格が14万円。このくらいであれば、「スピーカー交換」をした後の“次の一手”に使用するモデルとしても、十分ターゲットになり得る価格だ。まずは当機を2台用いて、左右のスピーカーをそれぞれスピーカー付属のパッシブクロスオーバーネットワークを使って鳴らすシステムから始め、そして次なるステップとして、もう2台追加して“バイアンプ接続”を試し、その後にプロセッサーを用意して“マルチアンプシステム”へと発展させるというふうに、じっくりと段階を経ていっても面白い。都度、音が良くなっていく感動を味わえる。

なお当機にも、フラッグシップ機である『P-1R』と共通の独自開発した最新オペアンプがおごられていて、ボディには音響専用マグネシウム合金「MAGNEOLA」が使われている。ミドルグレードモデルでありながら、バリューはなかなかに高い。

また、さらなる小型化が図られているところもストロングポイントだ。端子部を除いた横幅は187mm。インストール性も良好だ。

「外部パワーアンプ」を導入しようとするとき、より“こだわり感”の強いシステムレイアウトを取り、マニアックに高音質を追求してみたいと思ったら、「BEWITH」という選択肢があることを思い出そう。これならではの深みのある世界が楽しめる。候補に入れて損はない。

さて、次回はいよいよ最終回となる。それにふさわしく、“スーパーハイエンドパワーアンプ”と呼ばれる名機の数々を紹介していこうと思う。乞うご期待。
《太田祥三》

関連ニュース

特集

page top