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4600Kか6500Kか? 車内を美しく見せるルームランプLEDの選び方~Weeklyメンテナンス~

愛車のインテリアを自分流にグレードアップしたいと考えているユーザーが手軽に実践できるのがルームランプのLED化だ。白熱球の純正ランプを交換するだけで内装を明るくイメージアップできる。

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4600Kか6500Kか? 車内を美しく見せるルームランプLEDの選び方~Weeklyメンテナンス~

愛車のインテリアを自分流にグレードアップしたいユーザーが手軽に実践できるのが、ルームランプのLED化だ。白熱球の純正ランプを交換するだけで車内を明るくし、イメージアップできる。

◆ルームランプLED化のメリット(明るさ・省電力・長寿命)

近年はヘッドライトなどの灯火類にもLEDが増え夜間走行時に純白に輝く光をよく見かける。この傾向を車内照明にも持ち込めるのがLED化の魅力。LEDは白熱球に比べて発光色が純白に近く、長寿命で低消費電力という特徴を持つ。しかも交換は比較的容易で車内照明をグレードアップしたいユーザーにとって魅力的なDIYになるだろう。

車種やグレードにもよるが、インテリア照明に従来型の白熱球を使うクルマはまだ多い。白熱球の発光色は黄色みがかった電球色で、レトロな雰囲気のある光だ。一方、LEDは家庭用で経験済みのユーザーならイメージがすぐに湧くと思うが、明るく隅々まで見渡せる純白色の光が特徴だ。その要因は光源にLED(発光ダイオード/light-emitting diode)という半導体を用い、発光する仕組みにある(従来の白熱球はガラス管内のフィラメントに電気を流して発光する)。

◆電球の型式と選び方(T10・T8・ウェッジ・フェストン)

純正の内装照明に使われる白熱電球をLEDに交換するのは、DIYでも可能だ。カー用品店にはさまざまなタイプの白熱電球と互換性のあるLEDが用意されておりLED化したい場所に合わせて電球形式を選べばよい。

注意したいのは、電球の型式だ。車内ではT10×30やT8×29などの両口金電球(発光部の両側に端子を持つフェストン球)が多く用いられる。もうひとつの代表的な電球がウェッジ球で、電球の付け根がくさび形の配線端子になっている(例:T10ウェッジ)。取り付けは車体の電極にはめ込むだけの構造だ。電球だけ交換するタイプのLEDに加え別基板を備えるモデルもあり明るさや発光面の大きさを考慮して好みを選べる。この型式を手がかりに、対応するLEDを用意すれば間違いのない交換が可能だ。

このように車内で使われる純正電球の型式を調べ、対応するLEDパーツを用意しよう。型式や消費電力などを確認して、適合モデルを選ぶのは必須だ。適合LEDが用意できたら取り付けだ。作業前にバッテリーのマイナス端子を外してショートを防ぎ、その上で作業を始める。取り付けは、純正電球との交換は比較的容易だ。

注意点は、ルームランプのカバーを破損しないように開けること(車種ごとに方法が異なるため、事前に脱着法を調べておくとよい)。カバーを外して電球を露出させれば、交換自体は簡単だ。ただし、LEDの中には極性(プラス/マイナス)があるモデルもある。通電チェックで点灯しない場合は、向きを逆にして再度確認しよう。

◆色温度の基礎知識と統一感(4600K~6500Kが自然でおすすめ)

LED選びのワンポイントは発光色=色温度だ。数値はK(ケルビン)で表記され、点灯時の光の色を示す。白熱球は黄色みがかった光だが、LEDは基本的に純白色。

モデルによって色味が少しずつ異なるため、選定時の指標にしよう。色温度が4600~5500K程度なら、自然な昼白色で室内が見やすい。数値が高くなる(6500~15000Kなど)と、白から青みがかった光に寄る傾向がある。複数箇所にLEDを取り付けるなら、色温度を合わせよう。統一することで点灯時の色が揃い、見た目も美しい。

このようにルームランプのLED化は、DIYで行える比較的簡単な作業だ。適合LEDを選びランプカバーの脱着法を確認して進めればスムーズに交換できる。車内の明るさが一変するルームランプのLED化。次のナイトドライブ前に、DIY交換を実践してみよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声のエンジニアを経験後出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオやクルマ腕時計モノ系インテリアアウトドア関連のライティングを手がけカーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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