「実践! 初めてのカーオーディオ」 第3回「初めてのスピーカー選びで重視すべきは、“取り付け性”!」 | Push on! Mycar-life

「実践! 初めてのカーオーディオ」 第3回「初めてのスピーカー選びで重視すべきは、“取り付け性”!」

カーオーディオシステムを進化させたいと思っていながらも「何から手を付ければ良いのか分からない…」、そう悩んでいるドライバーに向けて、「初めてのカーオーディオ」をさまざま紹介しようと試みている当特集。現在は「スピーカー交換」について解説している。

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「車種専用スピーカー」の一例(ビーウィズ・BE-FIT AM for Mercedes-Benz)。
  • 「車種専用スピーカー」の一例(ビーウィズ・BE-FIT AM for Mercedes-Benz)。
  • 「車種専用スピーカー」の一例(ビーウィズ・BE-FIT AM for BMW)。
  • 「カスタムフィットスピーカー」の一例(カロッツェリア・TS-C1730Sll)。

カーオーディオシステムを進化させたいと思っていながらも「何から手を付ければ良いのか分からない…」、そう悩んでいるドライバーに向けて、「初めてのカーオーディオ」をさまざま紹介しようと試みている当特集。現在は「スピーカー交換」について解説している。

◆まず検討すべきは「タイプ」。そしてその次には「取り付け性」を要チェック!

前回からは「初めてのスピーカー」の選び方の解説をスタートさせ、まずはタイプ違いがあることを紹介した。市販「カースピーカー」は大きく以下の3タイプに分類できる。「コアキシャルスピーカー」「セパレート2ウェイスピーカー」「セパレート3ウェイスピーカー」、これらだ。そして「初めてのスピーカー」として向いているのは「セパレート3ウェイ」以外の2つであり、人気が高いのは「セパレート2ウェイスピーカー」だと説明した。

今回は、その次に注目すべきポイントを解説していく。実は、「初めてのスピーカー」を選ぶ上で非常に重要なポイントが1つある。それは「取り付け性」だ。

ところで、ホーム用の「スピーカー」はスピーカーユニットがボックスに取り付けられた状態で売られている。つまりそのボックスも「スピーカー」の一部だ。対してカー用のスピーカーは、スピーカーユニットが裸の状態で売られている。つまりその状態では「スピーカー」としてはまだ半完成品だ。

なので「取り付け作業」はいわば「スピーカーを作る作業」となり、そこのところにもある程度のコストがかかる。部材と手間が必要になるからだ。

◆「取り付け性」が高ければ、導入のハードルを下げられる!

でも、「取り付け性」の高いモデルを選べばそのコストを抑制できる。つまり、「取り付け性」が高いと導入のハードルを下げられる。

さて、「取り付け性」が高いかどうかは、どこに着目すれば分かるのかというと……。

ポイントはいくつかあるのだが、最初に着目すべきは「車種専用モデル」の有る無しだ。「車種専用モデル」は普通、対応車種にジャストフィットするようにできている。つまり各スピーカーユニットが純正位置に収められるように設計されていて、必要な部材もある程度同梱されている。というように「車種専用モデル」は、抜群の「取り付け性」を発揮する。さらには、取り付ける車種で使ったときにより良いパフォーマンスを発揮できるように工夫されていることも多い。

ただし不利点もある。それは、「選択肢がある程度狭まってしまうこと」だ。なので、多くの選択肢の中から好みのモデルを選びたいと思ったときには、汎用品に目を向けよう。

とはいえ「取り付け費用」を抑えたいと思ったときには、「車種専用モデル」がアドバンテージを発揮するのは確かなので、まずはその有る無しをチェックするのは無駄ではない。そして好みに合いそうな製品が見つかればしめたものだ。その場合にはそれが、候補の上位となるはずだ。

◆「カスタムフィット」とか「トレードイン」と銘打たれていれば、「取り付け性」は良好!

続いては、汎用品について説明していく。実は汎用品の中には、「取り付け性」が高いことを特長とするモデルがさまざまある。なおそれらは、「カスタムフィット」とか「トレードイン」と銘打たれていることが多い。

ただ何を持って「取り付け性」が高いのかは、製品ごとでさまざまだ。取り付けに必要なパーツを同梱している場合もあれば、サイズ的にすんなり収まることをもって「取り付け性」が高いとしているものもある。というわけで「取り付け性」の度合いは機種ごとで異なってはくるものの、それらであればインストール費用は比較的に少なくて済む。

さて、これら以外のモデルはすべて「取り付け性」が良くないのかというと、そうでもない。ある部分をチェックすると、「取り付け性」の良し悪しを判断できる。ポイントは2つある。1つ目は、ドアスピーカーの「取り付け奥行き寸法」だ。この数値が大きくなければ「スピーカー」をドアの内張りパネル内にスムーズに収められる可能性が高まる。ちなみにその目安となる数値は、「60mm」だ。それを切れば「取り付け性」は高いと言える。逆にそれを超えると、スムーズに取り付けられない車種が増えていく。

またツイーターでは、ダッシュボードの上にポンと置ける「マウント」が同梱されているか否かがポイントとなる。それがあれば、取り付けがしやすくなるのだ。

今回は以上だ。次回も「初めてのスピーカー」のチョイスのポイントについて説明していく。お楽しみに。

<新連載>[実践! 初めてのカーオーディオ]スピーカー選びで重視すべきは、“取り付け性”!

《太田祥三》

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