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[車内エンタメ充実術]第7回 市販ディスプレイオーディオなら動画系コンテンツを楽しみ尽くせる!? 注目機を紹介!

車内エンタメの方法論が変化している。音楽を聴く場合の再生メディアが変わり、さらには動画系コンテンツが楽しまれることも増えてきた。当特集ではその実情を分析しながら、「エンタメ力」の増強法について解説している。

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アルパイン・DAF11Z
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  • ケンウッド・DDX5020S

車内エンタメの方法論が変化している。音楽を聴く場合の再生メディアが変わり、さらには動画系コンテンツが楽しまれることも増えてきた。当特集ではその実情を分析しながら、「エンタメ力」の増強法について解説している。

◆市販ディスプレイオーディは今や、高機能機が人気!

現在は、最新の市販ディスプレイオーディオの「エンタメ力」について分析している。

ところで市販ディスプレイオーディオは、他のメインユニットと比べて世に出てからの歴史が浅い。初登場してから10年ほどしか経っていないのだ。で、当初は機能が整理されたリーズナブルな機種が主流だった。というのも市販ディスプレイオーディオを選ぶ層は『非ナビ派」だ。そして「非ナビ派」がAV一体型ナビを避けるのは、「高い」ことも一因だ。なのでそれに変わる選択肢となる市販ディスプレイオーディオは、価格的にこなれている必要があったのだ。

しかし近年は、高機能機が主流となっている。Apple CarPlayとandroidautoに対応する機種が増えている。というのもこれらに対応していると、スマホアプリを車内で便利に使えるようになる。アプリの表示を車載機の画面に映し出せてさらには車載機の画面上で操作できる。特に、ナビアプリを使用するときに役に立つ。

また、音楽アプリを楽しむ場合にも重宝する。画面上でアプリのほぼすべての操作を実行できるようになるからだ。操作性という点では、Bluetooth接続を上回る。

◆市販ディスプレイオーディオの中には、動画系コンテンツへの対応力が高いモデルが多い!

ただし、Apple CarPlayとandroidautoは、動画系アプリにはナビアプリ以外非対応だ。しかし昨今は、同乗者に動画系コンテンツを楽しませたいと考えるドライバーが増えている。なので最新の市販ディスプレイオーディオは、CarPlay対応とは別に動画系コンテンツへの対応力も併せて高められている。

特に、カロッツェリアの各機はそこのところで独自性を発揮している。というわけで前回の記事では、同社の最新機種の「エンタメ力」を分析したが、それ以外のブランドのモデルではどうなのかというと…。

なお、市販ディスプレイオーディオをリリースしている大手カーエレクトロニクスメーカーはあと2社ある。1つがアルパインで、もう1つがケンウッドだ。この2社も、動画系コンテンツへの対応を含めて「エンタメ力」が磨かれた機種をリリースしている。

では、具体的にはどのようなモデルがあるのかを見ていこう。まずはアルパインから。同社はディスプレイオーディオを2ライン用意している。1つが上級グレードとなる『Zシリーズ』で、もう1つがエントリーグレードの『Vシリーズ』だ。ちなみにどちらも3機種展開となっていて、市販ディスプレイオーディオとして最大の画面サイズを誇る11型フローティング機、9型フローティング機、そして7型機、以上の3機種ずつある。ちなみにそれぞれ、3機種間での違いは基本的に画面サイズのみだ。その他の機能はすべて同等だ。

◆アルパインの各機は、エントリー機でも「エンタメ力」が高め!

なお、エントリーグレードの『Vシリーズ』の各機もすべてApple CarPlayとandroidautoに対応し、HDMI入力端子も装備する。なのでスマホナビアプリや音楽アプリを便利に使え、動画系アプリについては「ミラーリング」にて楽しめる。これらでも十分「エンタメ力」は高い。

対して上級グレードの『Zシリーズ』では、HDMI入力端子はもちろん装備し、Apple CarPlayについては「ワイヤレス接続」も可能だ。つまり音楽アプリを楽しむ場合、Bluetooth接続以上の利便性を発揮する。そしてモニターはより高精細なWXGAタイプ。この点でも動画系コンテンツへの対応力は高いと言える。

次いでケンウッドの製品を見ていこう。同社はディスプレイオーディオを2機種用意する。なおそのうちの1機種はApple CarPlayとandroidautoには対応しないお手軽モデルだ。そしてもう1機種の『DDX5020S』が高機能機だ。こちらはApple CarPlayとandroidautoに対応し、さらにはUSBミラーリングも実行可能だ。なのでHDMI端子は備えない。それもあり、機種代は比較的に手頃だ。ただしUSBミラーリングはAndroid端末のみの対応となるので、iPhoneユーザーには不向きだ。

今回は以上だ。次回以降も車内「エンタメ力」の増強法についての解説を続行する。お楽しみに。

[車内エンタメ充実]市販ディスプレイオーディオなら動画系コンテンツを楽しみ尽くせる? 注目機を紹介!

《太田祥三》

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