売れ筋アイテムから超スペシャル機まで注目モデルを紹介! 詳説「システム・メイク術」Part11「単体DSPシステム」その2 | Push on! Mycar-life

売れ筋アイテムから超スペシャル機まで注目モデルを紹介! 詳説「システム・メイク術」Part11「単体DSPシステム」その2

クルマの中で“より良い音”を楽しみたいと思ったとき、その実現方法はさまざまある。システム構築法がいくつもあり、ユーザーはその中から自分にとってベストなやり方を選択できる。当特集では、その1つ1つについて特長や楽しみ方のポイントを解説している。

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プラグアンドプレイ・PLUG&PLAY DSP
  • プラグアンドプレイ・PLUG&PLAY DSP
  • 「プラグアンドプレイ」の製品群。
  • 「プラグアンドプレイ」の製品群。
  • ビーウィズ・STATE A6R シリーズ

クルマの中で“より良い音”を楽しみたいと思ったとき、その実現方法はさまざまある。システム構築法がいくつもあり、ユーザーはその中から自分にとってベストなやり方を選択できる。当特集では、その1つ1つについて特長や楽しみ方のポイントを解説している。

◆手軽に本格システムを構築可能な入門機がある!?

今回はその最終回として、「単体DSPシステム」を組もうとするときの核となる「単体DSP」の注目モデルを紹介していく。

早速本題に入ろう。まずピックアップするのはこちら、「プラグアンドプレイ」の『PLUG&PLAY DSP』(税抜価格:10万円)だ。

ちなみに「プラグアンドプレイ」は、本格的なシステムを手軽に構築するためのモデルを多々リリースしていて、比較的に廉価でありながら使いやすい「パワーアンプ内蔵DSP」も2モデル持っている。なので手軽さを重視するならそれら2機種がお薦めとなるが、自由に外部パワーアンプを組み合わせられる「単体DSPシステム」を構築してみたいと思ったときには、選ぶべきは当機、『PLUG&PLAY DSP』だ。

では当機の利点を順に説明していこう。最大の特長はズバリ、「リーズナブルな価格設定でありながら高機能であること」だ。ほぼ最廉価な価格帯にありながら機能は本格的だ。例えばコントロール可能なch数は「8」が確保されているので、フロント3ウェイ+サブウーファーというスピーカーレイアウトにも対応する。または、フロント2ウェイスピーカーに加えてセンタースピーカーやリアスピーカーのコントールも可能だ。システム対応力が幅広い。

◆将来的なシステム発展も視野に入れるなら、当機のチョイスが吉と出る!

ちなみに当機よりもさらにリーズナブルな「単体DSP」も存在するが、その中にはコントロール可能なch数が「6」である機種もある。その場合にはフロント2ウェイ+サブウーファーというスタンダードなシステムは組めるが、「フロント3ウェイ+サブウーファー」は組めない。なので多少なりとも「3ウェイ」にも興味があれば、コントロールできるch数は「8」が確保されているモデルを選びたい。そうしないと後から「単体DSP」を買い直さざるを得なくなる。

そして当機は、サウンドチューニング機能も十二分にハイスペックだ。例えば「イコライザー」は、全ch独立の「31バンドパラメトリックイコライザー」となっている。ちなみに「ハイエンドメインユニット」に搭載されている「イコライザー」は、現状もっとも高性能な機種でも「左右+サブウーファー独立31バンドグラフィックイコライザー」だ。実用上それでも高いパフォーマンスを発揮するが、当機はそれをしのぐ詳細なチューニングが可能だ。

また当機はコンパクトだ。ゆえに、インストールスペースを取りにくい。その点でも導入のハードルが低い。安心して使える手頃な「単体DSP」に興味があれば、当機のチェックをぜひに。

◆税抜価格300万円という超ハイエンド機もある!

ところで、「プラグアンドプレイ」をプロデュースしている国産ハイエンドカーオーディオブランドの「ビーウィズ」では、「単体DSP」の超ハイエンドモデルも擁している。その名は、『STATE A6Rシリーズ』だ。

ちなみに当シリーズには3モデルがラインナップしているのだが、ミドルグレード機はベーシックモデルが2台で構成されていて、トップエンド機はベーシックモデルが6台で構成されている。なのでミドルグレード機では「単体DSP」をステレオ使いでき、トップエンド機では「単体DSP」を6chシステムにおいてマルチ使用できる。結果、ミドルグレード機では左右のチャンネルセパレーションが向上し、トップエンド機では6chシステムの各chが信号制御の段階から完全に独立する究極の「マルチアンプシステム」を構築できる。

またこれら3機種は、グレードが上がるにつれてサウンドチューニング機能も“かけ算”で向上していく。例えば、ベーシック機の「イコライザー」のバンド数は1chあたり「15」なのに対して、ミドルグレード機ではそれが「30」となりトップエンド機では「90」にまで拡大するのだ。

なお、価格もド級だ。ベーシック機の『STATE A6R kishi model』の税抜価格は50万円、ミドルグレード機の『STATE A6R kishi model DUAL』は同100万円、トップエンド機の『STATE A6R kishi model MONO』は同300万円となっている。

理想のサウンドを目指そうとする際にはこのようなスペシャル機があることも、思い出すベシ。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

売れ筋から超スペシャル機まで---単体DSPシステム注目モデル[システム・メイク術]

《太田祥三》

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