カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! MINI(オーナー・古渡 浩さん) by  SOUND WAVE 後編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! MINI(オーナー・古渡 浩さん) by  SOUND WAVE 後編

前編でラゲッジカスタムを紹介した古渡さんのミニ。フロントステージには3ウェイをインストールしてコンペ仕様を確立。ドア加工や内装のフル張り替えでカスタム処理もレベルが高い。茨城県のSOUND WAVEが手がけたコクピットまわりを見ていくこととしよう。

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!!  MINI(オーナー・古渡 浩さん) by  SOUND WAVE 後編
  • カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!!  MINI(オーナー・古渡 浩さん) by  SOUND WAVE 後編
  • 普段使いからオーディオコンペまでを一台のミニでこなすというのがコンセプト。サウンド、カスタムのレベルのいずれもが高い。
  • ドアは16cmのミッドバスをインストールするためにかなりの加工が施されている。全面張り替えなどを通じてまとまりも良い。
  • モレル・ヴィルタスnanoカーボンをインストールしたドア。丸みを帯びたスピーカーまわりの形状などもストックデザインを守る。
  • Aピラーにはモレルの38周年モデルをインストール。コンペでは定番のユニットだけにサウンドの完成度もピカイチ。
  • シート下に設置されているJLオーディオのDSPアンプであるVX600/6i。内蔵パワーアンプの能力の高さも定評のモデル。
  • JLオーディオ独特のコントローラーをダッシュに設置している。さまざまな操作はここでまとめて行えるシンプル仕様だ。
  • 音楽ソースにはハイエンドなDAPであるA&KのSP1000を使用する。このあたりもコンぺを見据えた対策のひとつだ。

前編でラゲッジカスタムを紹介した古渡さんのミニ。フロントステージには3ウェイをインストールしてコンペ仕様を確立。ドア加工や内装のフル張り替えでカスタム処理もレベルが高い。茨城県のSOUND WAVEが手がけたコクピットまわりを見ていくこととしよう。

ミニの純正イメージを崩すこと無く
ドアに16cmミッドバスをインストール

普段使いからオーディオコンペまでを一台のミニでこなすというのがコンセプト。サウンド、カスタムのレベルのいずれもが高い。普段使いからオーディオコンペまでを一台のミニでこなすというのがコンセプト。サウンド、カスタムのレベルのいずれもが高い。

普段使いからオーディオコンペまでを一台のミニでこなすというのがコンセプト。サウンド、カスタムのレベルのいずれもが高い。

ドアは16cmのミッドバスをインストールするためにかなりの加工が施されている。全面張り替えなどを通じてまとまりも良い。ドアは16cmのミッドバスをインストールするためにかなりの加工が施されている。全面張り替えなどを通じてまとまりも良い。

ドアは16cmのミッドバスをインストールするためにかなりの加工が施されている。全面張り替えなどを通じてまとまりも良い。

モレル・ヴィルタスnanoカーボンをインストールしたドア。丸みを帯びたスピーカーまわりの形状などもストックデザインを守る。モレル・ヴィルタスnanoカーボンをインストールしたドア。丸みを帯びたスピーカーまわりの形状などもストックデザインを守る。

モレル・ヴィルタスnanoカーボンをインストールしたドア。丸みを帯びたスピーカーまわりの形状などもストックデザインを守る。

コンペでも勝てる仕様、しかも内蔵アンプでコストを抑えつつ高音質を追求することが古渡さんが今回のオーディオシステムに込めた狙いだった。フロントスピーカーとして選んだのは同ブランドのデモカーを聴いて即決したというモレル。コンペ車両ではすっかり定番となっているフロント3ウェイを構築するのはトゥイーターとミッドレンジにモレル・38th Anniversary Limted、ミッドバスには同じくモレルのヴィルタスnanoカーボンを組み合わせた仕様だ。

そんなスピーカー群をインストールしたコクピットの中でも真っ先に注目したのはドアへのミッドバスの取り付けだ。ミニのドア中央部には純正状態では10cmのスピーカーが付いているのだが、純正スピーカー位置周辺を加工を加えることで16cmのヴィルタスnanoカーボンをインストールすることに成功。

スピーカー周辺のアウターバッフルなどはもちろんワンオフ、ドアパネル周辺も含めてかなりの大加工を施しているのだが、ミニのストックのドア形状を大きく崩さないデザインでオーナーが望んだとおりバランスも絶妙。ドア全面を張り替え処理、スピーカーまわりにはこのクルマのキーカラーとなっているオレンジを使った処理が施されている。高度な加工技術&優れたカスタムセンスを投入したドアカスタムはオーナーの満足度も特に高いポイントとなった。

Aピラーへの2ウェイビルトインに加え
マルチチャンネルDSPアンプでシステム構築

Aピラーにはモレルの38周年モデルをインストール。コンペでは定番のユニットだけにサウンドの完成度もピカイチ。Aピラーにはモレルの38周年モデルをインストール。コンペでは定番のユニットだけにサウンドの完成度もピカイチ。

Aピラーにはモレルの38周年モデルをインストール。コンペでは定番のユニットだけにサウンドの完成度もピカイチ。

シート下に設置されているJLオーディオのDSPアンプであるVX600/6i。内蔵パワーアンプの能力の高さも定評のモデル。シート下に設置されているJLオーディオのDSPアンプであるVX600/6i。内蔵パワーアンプの能力の高さも定評のモデル。

シート下に設置されているJLオーディオのDSPアンプであるVX600/6i。内蔵パワーアンプの能力の高さも定評のモデル。

JLオーディオ独特のコントローラーをダッシュに設置している。さまざまな操作はここでまとめて行えるシンプル仕様だ。JLオーディオ独特のコントローラーをダッシュに設置している。さまざまな操作はここでまとめて行えるシンプル仕様だ。

JLオーディオ独特のコントローラーをダッシュに設置している。さまざまな操作はここでまとめて行えるシンプル仕様だ。

音楽ソースにはハイエンドなDAPであるA&KのSP1000を使用する。このあたりもコンぺを見据えた対策のひとつだ。音楽ソースにはハイエンドなDAPであるA&KのSP1000を使用する。このあたりもコンぺを見据えた対策のひとつだ。

音楽ソースにはハイエンドなDAPであるA&KのSP1000を使用する。このあたりもコンぺを見据えた対策のひとつだ。

モレル・38th Anniversary Limtedのトゥイーター、ミッドレンジはAピラーにインストールされる。ピラーにビルトインするには大径に感じるミッドレンジもピラーを巧みに加工して造形を施し、周囲との違和感を出すことなくビルトイン。鉄壁の中高域スピーカーコンビで狙い通りのモレルサウンドを引き出すことに成功している。Aピラーももちろん張り替え処理が施される。しかもオレンジとグレーのツートーンに加え、オレンジのステッチを施す手の込んだ処理でコクピット全体のデザインイメージともマッチさせる。

このクルマのもうひとつのテーマである「予算を抑えてハイクオリティな音に仕上げる」ため内蔵アンプを使ったシステムとしたのはオーナーの強いリクエストだった。使用したのはJLオーディオのDSPアンプであるVX600/6i。シート下に設置可能なコンパクトボディでフロント3ウェイをこれ1台ドライブする。内蔵パワーアンプを備えコンパクトで多機能なDSPアンプだ。調整機能もフル活用して、3ウェイ+サブウーファーのシステムに置いて中核をなすユニットとなった。オーナーが同モデルを選んだ理由は「DSPアンプの中でもパワーアンプの性能がしっかりしている点が魅力でした」と、DSP機能に加えてアンプ部の能力を高く評価している。

ソースユニットとして用いるのはこちらもコンペではたびたび用いられているA&KのSP1000。同ブランドのフラッグシップモデルとしてその高音質は定評のあるところ。このシステムを駆使して、内蔵アンプクラス、ハイレゾクラスなど、複数のコンペへのエントリーを計画している。

高品質な内装のフル張り替え処理で
カスタムインストールのレベルをアップ

ダッシュ下部のオレンジの張り替え、ダッシュ上部の人工スエードの処理など、内装全面を美しくフィニッシュしている。ダッシュ下部のオレンジの張り替え、ダッシュ上部の人工スエードの処理など、内装全面を美しくフィニッシュしている。

ダッシュ下部のオレンジの張り替え、ダッシュ上部の人工スエードの処理など、内装全面を美しくフィニッシュしている。

シーリングも全面を張り替え処理。Aピラーからつながるオレンジのラインがラゲッジにまでつながる。装の統一感も抜群だ。シーリングも全面を張り替え処理。Aピラーからつながるオレンジのラインがラゲッジにまでつながる。装の統一感も抜群だ。

シーリングも全面を張り替え処理。Aピラーからつながるオレンジのラインがラゲッジにまでつながる。装の統一感も抜群だ。

オーディオカーを経験してきたベテランユーザーの古渡さん。コンペにも積極的に参加する。今回通勤車のミニを徹底カスタムした。オーディオカーを経験してきたベテランユーザーの古渡さん。コンペにも積極的に参加する。今回通勤車のミニを徹底カスタムした。

オーディオカーを経験してきたベテランユーザーの古渡さん。コンペにも積極的に参加する。今回通勤車のミニを徹底カスタムした。

オーディオのハイレベルなシステムデザインの導入もさることながら、このクルマのカスタム処理のクオリティの高さも飛び抜けている。中でも内装をフルで張り替え処理した高度なカスタムが大注目だ。ランボルギーニ・ウラカンを見てひらめいたというダッシュ下部やシートのレザーのツートーンの張り替え処理が目立つ。ダッシュにはオレンジを使ったL形状のデザイン処理を施し内装のインパクトも十分。またシートも座面やシートバックの一部をオレンジを使ったツートーンで張り替え処理。こちらもハイクオリティだ。

内装は全面に対してグレーの人工スエードとオレンジのレザー/人工スエードを使ってツートーンで張り替え処理されているのだが、ダッシュまわりもすべて張り替え。その流れからAピラー、シーリングまでをすべて同素材&カラーリングを使って処理している。Aピラーやシーリングにもオレンジの差し色を使うことで、内装全体に共通のラインを通し、ドア、ピラー、シーリングへの流れのあるデザインを作っているのも見事だ。

また先にも紹介したドアの全面張り替えも絶品。16cmのミッドバスをビルトインしたドア中央部のバッフル造形や、周辺パネルなども純正メージを崩さない仕上がり。ドアの張り替えにはショップのロゴやオレンジステッチを加えるなど、細部にまで気を配った作り込みが施されている。

明確なテーマを持ってミニを自分流にカスタムしたオーナー。コンペで勝てる高音質に加えて、ミニのイメージを崩すこと無く大胆なカスタムを施した内装デザインも見どころ。トータルバランスを重視したセンス溢れるカスタムインストールが素晴らしい一台となった。

《土田康弘》

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