音質向上のための“もうひと手間”、完全解説! 第9回「敷いたり置いたりするパーツで音質アップ!」 | Push on! Mycar-life

音質向上のための“もうひと手間”、完全解説! 第9回「敷いたり置いたりするパーツで音質アップ!」

システムレイアウトの変更やユニット交換といった大がかりな方法ではない、手軽な音質向上策のあれこれを紹介している当短期集中特集。今回は、「敷いたり置いたりする音質向上パーツ」を紹介する。さて、具体的にはどのようなアイテムがあるのかと言うと…。

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『プロローグ 電磁波吸収アーシングボード・EWA-1』の効果をデモする、“ジャンライン&パートナーズ”のデモカー。
  • 『プロローグ 電磁波吸収アーシングボード・EWA-1』の効果をデモする、“ジャンライン&パートナーズ”のデモカー。
  • プロローグ 電磁波吸収アーシングボード・EWA-1
  • “ジャンライン&パートナーズ”デモカー
  • シックスエレメント・QBR-525 3D Quantum Ball
  • シックスエレメント・3D Pro-1 Quantum
  • シックスエレメント・T5 Power Chip-Red

システムレイアウトの変更やユニット交換といった大がかりな方法ではない、手軽な音質向上策のあれこれを紹介している当短期集中特集。今回は、「敷いたり置いたりする音質向上パーツ」を紹介する。さて、具体的にはどのようなアイテムがあるのかと言うと…。

電磁波を遮断しパワーアンプの性能を向上!

まずは、“ジャンライン&パートナーズ”からリリースされている“プロローグ”の『電磁波吸収アーシングボード・EWA-1』(税抜価格:3万5000円)を紹介しよう。これはその名のとおり、車内に存在している電磁波の影響を受けにくくするための音質向上パーツだ。主には、パワーアンプの下に敷いて使用する。

なお当アイテムは日本製の製品だ。目指した効果を発揮させるべく、サイズの決定も含めて“カット&トライ”を重ねて製品化が果たされている。そして当アイテムの有り無しの音を聴かせるデモンストレーションはすでに、“ジャンライン&パートナーズ”により全国のショップ店頭やイベント等々で行われていて、その効果のほどを多くのプロや愛好家たちが体験済みだ。評判は上々で、有効であることが口コミでさらに広がりつつある。

ちなみに、その存在が大きく知れ渡ることとなったのは今年の2月。大阪府のインテックス大阪にて開催された『大阪オートメッセ2019』の“ジャンライン&パートナーズ”のブースでデモされて、早速うわさが広がった。

筆者もその場でそれを体験している。デモカーでは、敢えて分かりやすくパワーアンプ内蔵DSPを助手席の足元に設置し、そのままの状態での音と、その下に『電磁波吸収アーシングボード・EWA-1』を敷いたときの音が聴き比べられるようになっていた。

違いは明らかだった。これをパワーアンプ内蔵DSPの下に敷くと、ベールが1枚取り払われたかのようにサウンドステージの見通しが良くなったのだ。S/N感が良化し、各楽器の音の分離感も向上していた。

また、演奏の抑揚も増していた。小さい音と大きい音との差がより大きくなり、結果、演奏表現の幅が一層広がったようにも感じ取れた。音楽に引き込む力が増していたのだ。

もしも興味があればまずは、製品デモを体験すべきだ。導入するかどうかの判断は試してからでも遅くはない。お近くのプロショップ等で“プロローグ”のデモが行われるという情報をキャッチしたら、その機会を逃すことのなきように。

マイナスイオンの働きで電気の流れを改善させる音質向上アイテムも登場!

続いては、“イース・コーポレーション”からリリースされている“シックスエレメントの音質向上パーツを紹介していく。

“シックスエレメント”は、まずはホームオーディオ専門誌に取り上げられたことで、その名の周知が始まった。専門家によるお墨付きが与えられ、登場して間もなくから早速話題を集め始めた。そのうわさは今、カーオーディオ愛好家の間にも徐々に広まっているところだ。

さて、これがどのようなものなのかを改めて解説していこう。“シックスエレメント”とは、台湾に本社を置くブランドだ。そして同社が展開する音質向上パーツには、“ランタノイド”と呼ばれる天然素材が添加されている。これが、音質向上効果をもたらす源となる。

ちなみに“ランタノイド”とは、31鉱種ある“レアメタル”の中の1鉱種で、“レアアース”に含まれている元素群だ。で、“レアアース”とは17元素で構成されていて、そのうちの原子番号57から71までの計15元素が“ランタノイド(ランタン族)”とカテゴライズされている。なおこれらは、周期表の中では“第6周期元素”に属する。社名の“シックスエレメント”とは、そこのところにちなんでいるというわけだ。

そしてこの“ランタノイド”からは、大量のマイナスイオンが発生される。このことについては当サイトでも、テスト結果を紹介済みだ。アイテムごとで違いはあるものの、多い場合には通常の約1000倍ものマイナスイオンが発生されることを確認している。

なおこのマイナスイオンは、電気の流れを改善させる効果を発揮する。このことについてもテスト済みだ。“イグニッションテスター”という「放電した電気の様子を見られる機械」に“シックスエレメント”の製品を近づけると、放電量が増えることが見て取れた。“シックスエレメント”の各アイテムは確実に、電気の流れに良い影響を及ぼせる。

さまざまなアイテムが存在。思い思いのやり方で音質向上が可能に!

次いで、“シックスエレメント”の製品ラインナップを紹介していこう。“シックスエレメント”の各アイテムは、ホームオーディオでの使用が想定されて作られているのだが、その中にはカーオーディオでも使えるものがいろいろとある。

まずは、直径25mmの球状のアイテム『QBR-525 3D Quantum Ball』(税抜価格:1万1000円)から。当品には6mm径と4mm径の穴が各2つずつ開けられていて、そこにケーブル類を通して使用する。かつての当サイトでの検証記事中では、iPhoneのヘッドフォンケーブルを穴に通してテストした。結果、音のクリア度が変わることを実感できた。カーオーディオではDAPを接続するデジタルケーブルやピンケーブル等々、あまり太すぎないケーブルで使用すると面白そうだ。

パワーアンプの上に置いたり下に敷いたりして使えるイテムもある。20cmx25cm(厚さ2.0mm)のシート状の『3D Pro-1 Quantum』(税抜価格:2万5000円)がそれだ。これを用いると、パワーアンプの能力向上にダイレクトに働きかけられる。これについても、S/N感が向上することをしかと確認できている。

さらには、『T5 Power Chip-Red』(税抜価格:2万5000円)も面白い存在だ。これは銅製の“芯”が“ランタノイド”が含有されたプラスチックパーツの中央に入れられているもので、その芯の部分をケーブルに押し当てるようにして取り付ける。

この効果もなかなかに絶大だった。解像度が上がり、音楽の生命力が増したことを実感できた。

“シックスエレメント”の各アイテムも、1度体験してみることを強くおすすめしたい。もしもテストできる機会がお近くであることが分かったら、ぜひとも積極参加を。

今回はここまでとさせていただく。次回も、これまでに紹介した以外の音質向上策を紹介予定だ。乞うご期待。

《太田祥三》

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