【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 10「電源強化アイテム編 その3」 | Push on! Mycar-life

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 10「電源強化アイテム編 その3」

カーオーディオシステムを構築するためのさまざまなユニットについて、それぞれの選び方のキモを解説している当コーナー。現在は、「電源強化アイテム編」をお届けしている。その3回目となる当回では、「安定化電源(レギュレーター)」について考察する。

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RSオーディオ・RS Revelation R130

カーオーディオシステムを構築するためのさまざまなユニットについて、それぞれの選び方のキモを解説している当コーナー。現在は、「電源強化アイテム編」をお届けしている。その3回目となる当回では、「安定化電源(レギュレーター)」について考察する。

さて、これまで、「バッテリー」、「キャパシター」について解説してきたが、電源強化アイテムとなるともう1つ、スタンダードな製品が存在している。それがこの「安定化電源」だ。

クルマには、オーディオ機器以外にもさまざまな電装品が装着されているのだが、それに対して、メインバッテリーは基本的に1つだけだ。実を言うとこの状況は、オーディオ的にはあまりよろしくない。例えばクーラーなどが大きく電気を消費すると、オーディオ機器に十分な量を供給するのが難しくなる。そのようなことが、たびたび起こりがちなのだ。

高音質を楽しもうとするとき、電気が安定的に供給されるか否かは非常に重要であるにも関わらず、クルマの中では、そもそもそれが約束されていないのである。

それへの対処を可能とする機器が、「安定化電源」というわけだ。「キャパシター」はオーディオ機器が、音楽を再生する中で不足しがちとなる電気を瞬間的に補うものであったのだが、「安定化電源」は、クルマ全体の中で起こり得る電源不足に対して、それからの影響を少なくさせるための機器、という位置付けとなる。

また「安定化電源」には、電源に混入しているノイズを除去する効果も期待できる。電源のクリーン化も狙えるのだ。

なお、最近は製品の種類はそれほど多くはない。具体的に挙げるならば、ビーウィズの『V-50R』(税抜価格:12万円)や、RSオーディオの『RS Revelation R130』(税抜価格 :23万円)といったところが代表的なモデルとなっている。

「安定化電源」は比較的に価格が高めではあるが、効果を認める専門家が多いこともまた事実だ。試す価値は高い。

今週はここまでとさせていただく。次週もさらに、「電源強化アイテム」についての考察を続けていく。お楽しみに。

《太田祥三》

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