23歳以下の若いカーオーディオユーザーにスポットを当てるこのコーナー。前回引き続き、福井県のcustom&car Audio PARADAでインストールを実施した宇野さんのオーディオライフに迫った。今回はシステム作りやショップでの仲間について語ってもらった。
積極的に製品の試聴に出かけ
好みのサウンドを見つけ出す
インターネットで検索してcustom&car Audio PARADAを見つけ出した宇野さん。来店するとどんどんオーディオの楽しさに魅了され、システムを組むことにした。最初のシステムはダイヤトーン・サウンドナビにフロントスピーカーを加えたライトのものだったが、これがきっかけでますます音の世界に引き込まれていく。
「システムを組んで鳴らしてみると、どんどん自分の好みの音がわかってきたんです。ショップで開催している試聴会にも参加して、好きな音や欲しいユニットがわかっていくのも楽しめます」
そしてモレルの試聴会でフィーリングにぴったりのスピーカーに出会うことになる。「試聴会があるといつもショップに出かけて聴いているんですが、この時は特別でした！」。モレルのサウンドに魅了されたオーナーは、すぐさまリメイクを実践し、現在のシステム＆インストールへと進化させたのだった。
「モレルのヴィルタス ナノをチョイスしました。暖かみのある音、音の深みなどがすごく良かったんで、迷わずチョイスしました」。サウンドの好みがはっきりしてきたのも、最初に組んだスピーカーで好きな音楽を聴いていたから。「もっとこうしたい」「こんな音が欲しい」といったニーズが明確になったのも、そんなステップを踏んだからこそだったのだろう。
◆スタッフや仲間との
交流がもう一つの楽しみ
オーナーとショップとの関係は、客とお店という関係を超えている。「社長の北畑さんはすごく面白い人なんです」と語る宇野さん。気になるユニットや興味のあるスピーカーがあったら雑談レベルでいろんな話をするという。「自分が興味のあるユニットの話をすると、“あのユニットはこんな方向性やね”と的確にコメントしてくれるんです。しかも話題も豊富でショップに行くのが楽しいです」。
ショップにはただ“ものを買いに行く”“インストールをオーダーしに行く”だけではなく、オーディオに関する会話を楽しむのも目的のひとつだという。「北畑さんと話してるとオーディオの会話が尽きないんです。どんどんいろんな話題が出てきて、本当に面白いです。ショップに行くと飽きることなく話していられるのが楽しいですね。オーディオのことを知れば知るほどショップでのオーディオ談義が楽しくなっていきました」。
また、ショップでの横のつながりも楽しみのひとつだという。「オーディオといっても、人それぞれ、いろんな好みやシステムの方向性があるのも知りました。ハイファイ志向のユーザーや、コンペで頑張ってるユーザー、さらにはイベント仕様のクルマなどさまざま。でも、そんなジャンルを超えてオーディオの話ができるのも楽しいです」。プロショップをオーディオの仲間が集まる場としてとらえ、そんな中から知識や新たなシステムアップのプランなどを練っているオーナー、すでにショップの中心メンバーの一人になっている。
◆次のシステムを考える時が
もっともワクワクする瞬間
今、もっとも楽しい瞬間を宇野さんに尋ねてみた。するとこんな答えが返ってきた。「実はオーディオのシステムを組むための北畑さんと商談している時が一番楽しいです。予算○○円でどんなことができるのか、いろんな案が出てきて自分のクルマがどのように進化していくのかが想像できる瞬間です。ほんとワクワクしますね」。
そんな数々の商談を楽しんだ集大成が現在のシステムになっている。先に紹介したモレルのスピーカーに加え、パワーアンプにはモスコニをチョイス。AS200.4とAS300.2をラゲッジに横に並べたところ、偶然ぴったりサイズだったのにも驚いたという。ピタリフィットしたスタイルが今では一番の置き人リになっている。ダイヤトーン・サウンドナビ、さらにはヘリックスのDSP-PRO Mk2を加えたシステムで望みのサウンドを作り出している。
完成した愛車に乗ってドライブしていると「やっぱ良い音だなー」と満足感満点だという。しかし、まだまだ進化を続けるオーナー、目標としているのはcustom&car Audio PARADAのショップデモカーであるアウディ。「現状では満足度は75％です、好みのサウンドにするため、まだまだシステムをレベルアップさせていく予定です」。目標に向かって進化を続けるオーナー、奥の深いオーディオの世界を存分に楽しんでいる様子だ。
