関東のカーオーディオイベントシーズンの開幕を告げる、『ACM in 群馬 2017』が開催! 注目車両をピックアップ・リポート!!＜前編＞

春の恒例行事としてすっかり定着した『ACM in 群馬 2017』が、今年も去る4月9日、群馬サファリパーク第2駐車場にて開催された。午前中こそあいにくの雨模様となったものの、昼からは天気も回復し、充実のプログラムが盛り上がりを見せながら無事に進行していった。

総勢16名ものジャッジが動員された多彩なサウンドコンペも、滞りなく審査が終了。合計90本に上るトロフィーが、各入賞者の手に確かに届けられていた。

当サイトでは、登録店からエントリーした注目車両をご紹介しながら、『マイカーライフクラス』に参加した全台の写真を、今日と明日の2回にわたって一挙に掲載していく。

◆トヨタ・ハリアー（オーナー／野竹直人さん）by ガレージA

野竹さんはハリアーで参加した。ちなみにこのハリアーは、野竹さんにとっての初めてのオーディオカーだ。ハリアー仲間の紹介で“ガレージA”を知り、システムの搭載を決意した、とのことだ。使用ユニットは以下のような布陣となっている。ソースユニットがiPod touch‎、その信号をマッチのパワーアンプ内蔵DSPで制御・増幅し、グラウンドゼロの2ウェイスピーカーとサブウーファー（30cmモデル）をドライブする。なお、普段はヒップホップやレゲエを中心に聴いていて、目指すのは、ドライブして気分が上がるサウンド、ということだ。聴いてみると、低域にパンチがあり、ビート感が爽快。全体的にも密度が高く、聴き応え満点の充実のサウンドが楽しめた。

◆トヨタ・マークXジオ（オーナー／板井茂幸さん）by トゥビースタイル

約2年前に、愛車・マークXジオにカーオーディオを初めて搭載し、以後3、4回のシステムアップを実行し、現在の形に行き着いたという板井さん。クルマでの通勤時間が長く、その時間を快適に過ごすためにカーオーディオが必要とのことだ。音量を上げても聴き疲れのしないサウンドを目指しているという。搭載システムは以下のとおり。ナビをソースユニットとして活用し、パワーアンプ内蔵DSPにはオーディソンをチョイス。フロント3ウェイとサブウーファーはハーツで揃えている（サブウーファー用のアンプはオーディソン）。そのサウンドは、低音が重くどっしりとしていて、中域の厚みも申し分ない。ステージの立体感も良好で、臨場感の高さも光っていた。

◆ホンダ・オデッセイ（オーナー／田丸正さん）by アークライド

カーオーディオ歴約15年という田丸さんは、オデッセイで参加した。ちなみに、このクルマのシステムが完成したのは去年の6月。4年のブランクを経て、一気にここまで作り上げたとのことだ。使用ユニットは、メインユニットとしてオーディソンのbit Play HDを使い、プロセッサーにも同・bit TenDを使用する。パワーアンプもオーディソンだ。そしてフロントスピーカーがフォーカルの最上級グレード、ユートピアBe。サブウーファーもフォーカルだ。サウンド的なコダワリは、臨場感とステージの広さ、とのことだが、実際に聴いてみると確かにステージが広大で、ライブ感が高かった。また、低域のエネルギー感と、ボーカルのリアルさにも特長が発揮されていた。

◆BMW・M235i（オーナー／井福雅彦さん）by モービルサウンドテクノロジー

カーオーディオ歴は約20年になるという井福さんが、このクルマにシステムを組み始めたのは2014年。以後、数回のシステムアップを重ねて、現状の姿に完成したのは今年の2月、とのことだ。ミッドウーファーのインストールを見直し、角度を付けてセットし直した。使用ユニットは以下のとおり。ソースユニットがソニーのウォークマン、DSPにはヘリックスのDSP PROを使っている。パワーアンプにはアークオーディオを採用していて、4chモデル2台を左右で使用し、2chモデルでサブウーファーをドライブ。スピーカー群はすべてモレルで統一していた。その音は、なかなかに味わいが深く耳当たりが上質。きめ細やかな、完成度の高いサウンドに仕上げられていた。

◆スズキ・ワゴンRスティングレー（オーナー／吉田英世さん）by マイスター一宮店

このクルマが初めてのオーディオカーだという吉田さん。ユニットを搭載し始めたのは2年前。スピーカー交換から着手し、以後数回のシステムアップを重ね、現状の形が完成したのはイベントの数日前、とのことだ。今回はサブウーファーを追加した。システムレイアウトは、ソースユニットとしてフィーオのDAPを活用し、その信号をマッチのパワーアンプ内蔵DSPで制御し増幅した後、グラウンドゼロのスピーカー群を鳴らしている。なお、J-Popを中心的に聴いているとのことで、最近は80年代の昭和歌謡にもハマっているという。試聴して印象的だったのは、立体感。もろもろがしっかりとコントロールされた結果だろう、リアルなサウンドステージが目の前で展開されていた。