アンティフォン 松居邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 No.97 新「デモカー・製作記」#02 | Push on! Mycar-life

アンティフォン 松居邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 No.97 新「デモカー・製作記」#02

デモカー・Audiに、『ダイヤトーン・DS-SA1』を装着していた松居さん。そしてこの度その後継の新スピーカーが登場し、それを受けて松居さんは、新たなデモカーの製作を決意した。その完成までの道のりを、じっくりと綴っていただこうと思う。

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アンティフォンの店頭に置かれた、デモカー・Audi。
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デモカー・Audiに、『ダイヤトーン・DS-SA1』を装着していた松居さん。そしてこの度その後継の新スピーカーが登場し、それを受けて松居さんは、新たなデモカーの製作を決意した。その完成までの道のりを、じっくりと綴っていただこうと思う。


デモカー・Audiのシステム変更を画策している。その理由は、ダイヤトーンから新たなフラッグシップスピーカー、『DS-SA1000』が登場したからだ。

これを搭載したメーカーデモカーを聴き、僕にとっての、これまでのレベルを超えたシステムに到達できるのでは、という予感が持てた。だからこそのシステム変更なのである。

とはいえ、いろいろと諸事情もあり、まだインストール作業に取りかかれていない。なので今回は、現段階においてどんな「絵を描いているか」を、お話したいと思う。

さて、この「DS-SA1000」は2wayでありながら、オーディオ帯域をピストンモーション領域でカバーしている。低域の音圧レベルは16センチ口径ということもあり足りていないものの、全可聴帯域にわたって分割共振がない2wayスピーカーは、僕の記憶の中では存在していない。

スピーカーの周波数特性は、スイープさせた信号を再生し、それをマイクロフォンで計測した振動レベルの値なのだが、その振動が音源(震源)であるボイスコイルの振動と一致しているかというと、そうでもないのだ。一致しているのは、カーオーディオで多く使われる13センチから16センチ口径のスピーカーの場合、f0(最低共振周波数)から2kHz以下くらいまでであろう。

Highユニットも低域にレンジを拡げると、UHF(ウルトラ・ハイ・フリーケンシー)がついてこない。硬い素材であればその点は有利になるが、結局のところ共振する周波数が上がってしまったり、またそのQが音色に影響を及ぼしたりする。

また、音の伝搬速度の速い素材のトゥイーターと伝搬速度の遅い素材のウーファーを組み合わせた場合、音色の統一が難しくなる。

「あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たない」、そんな状況であるからこそ、今のカーオーディオシステムは、3way+サブウーファーといったレイアウトが取られ、さらに言えば、どちらかと言えばソフトな素材(構造的にはそれを補強したりしてある)のドライバーを組み合わせたシステムが主流派を占めるようになったのだ。

何かを犠牲にして成り立っているのが、オーディオの世界、というわけなのだ。しかし、その犠牲を減らせる可能性を僕は、「DS-SA1000」に感じているのである。

高速な伝搬速度を実現した極めて硬い素材を、コーン型とドーム型を組み合わせた形状でワイドレンジ化したトゥイーター。そして、同素材ではないものの、NCV-Rという伝搬速度のスペックが近い素材で製作されたウーファーとの2wayでオーディオバンドをカバーし、そしてそれがリニアフェーズを実現する…。

頭の中でそんな餅の絵を描いているのである。さて、それをするにあたって、周辺ユニットの構成はどうするか、サウンドコントロールの実際はどうなのか…。いろいろと思い描いて、楽しんでいるところだ。

続報を、楽しみに待っていただけたら幸いだ。
《松居邦彦》

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