【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 02「好みの音の探し方・スピーカー編」#02「店頭“デモボード”を聴く その2」 | Push on! Mycar-life

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 02「好みの音の探し方・スピーカー編」#02「店頭“デモボード”を聴く その2」

カーオーディオ・ユニットの選び方について、多角的に検証している。先週からは、「好みの音の探し方」の解説をスタートさせた。今週はその続きをお贈りする。プロショップに設置されている“デモボード”の聴き方のコツをご紹介していく。

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フォーカル・ES 165 KX2

カーオーディオ・ユニットの選び方について、多角的に検証している。先週からは、「好みの音の探し方」の解説をスタートさせた。今週はその続きをお贈りする。プロショップに設置されている“デモボード”の聴き方のコツをご紹介していく。

先週は、“デモボード”を聴くときのコツとして、「愛聴CDを持って行く」ことをおすすめした。今週は、それをかけながら、どのような点に注目して聴けば良いのかを解説していきたい。

結局のところは、“ぐっとくるかどうか”である。理屈ではなく、ぱっと聴いたときに「おっ」と思えるか否か。好きだと思える音からは、心に引っかかる何かが感じられるはずなのだ。その何かがあるかどうかを確かめていただきたいと思う。

ついつい体が動いてしまう、とか、妙にボーカルが色っぽい、とか、楽しい気分になるとか、じわじわ泣けてくる、とか、どのような感じ方でも良い。他にはないぐっとくる何かを感じさせるものがあったら、そのスピーカーは有力な候補になり得るだろう。

さらには、細部にも注目してみよう。ドラムのハイハットとか、ベースラインとか、ギターのバッキングとか。その1つ1つをスピーカーごとで比べてみると、それぞれの特長がつかめてくるはずだ。高音楽器ならば、きめ細やかさや、スムーズかどうかに注目してみよう。低音楽器なら、音のハリ、固さ、伸び、反応スピードあたりにも注目したい。そしてそれぞれが“心地良いと感じるかどうか”を確認していこう。優劣を感じ取ろうとする必要はないと思う。自分にとって“心地良い”と思えるかどうか、そこを聴きわけてほしい。

また、1つ1つの音の輪郭のシャープさにも着目したい。1つ1つがキリッとしていると、各楽器の音色を楽しみやすい。また、余韻の残り方、響き方についても耳を澄ませてみよう。ここは好みが分かれるところでもある。美しいと感じられる響き方かどうかも、ぜひともチェックしていただきたい。

そして繰り返しになるが、上記のチェックポイントの数々に耳を傾けるとき、判断すべきは、“好きだと思えるかどうか”である。自分以外の100人がそれを嫌いだと言ったとしても、自分が好きだと思えたなら、それが正解なのである。

さて、次週もさらに深く“自分好みの音”を探す方法について解説していく。次回もお読み逃しなきように。

《太田祥三》

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