新型『デリカD:5』のイチ推しナビ『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』がめざしたもの、その魅力…。 | Push on! Mycar-life

新型『デリカD:5』のイチ推しナビ『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』がめざしたもの、その魅力…。

2月より発売開始されている話題の新型車、三菱自動車『デリカD:5』。そのディーラーオプションナビの1つとして設定されている『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』(by Clarion)もまた、当車に注目する人々からの大きな関心を集めている。

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新型『デリカD:5』のイチ推しナビ『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』がめざしたもの、その魅力…。
  • 新型『デリカD:5』のイチ推しナビ『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』がめざしたもの、その魅力…。
  • 三菱自動車工業株式会社 グローバルアフターセールス本部 用品企画開発部 マネージャー 萩原富士男さん。
  • 三菱自動車工業株式会社 グローバルアフターセールス本部 用品企画開発部 主任 阿部真哉さん。
  • クラリオン株式会社 営業本部 OEM営業部 純正営業グループ 主任 佐野富三治さん。
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2月より発売開始されている話題の新型車、三菱自動車『デリカD:5』。そのディーラーオプションナビの1つとして設定されている『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』(by Clarion)もまた、当車に注目する人々からの大きな関心を集めている。

これが注目される理由を深く知るべく、三菱自動車を訪ねその商品企画にあたった担当者に話を訊いた。

■新型『デリカD:5』のために専用開発されたスペシャル・ナビ。

取材に対応いただいたのは、三菱自動車工業株式会社 グローバルアフターセールス本部 用品企画開発部 マネージャー 萩原富士男さん、同社・同部 主任 阿部真哉さん、そしてクラリオン株式会社 営業本部 OEM営業部 純正営業グループ 主任 佐野富三治さんの3氏だ。

インタビューの模様をお伝えする前に、『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』のプロフィールから紹介しておこう。当機はその名のとおり、新型『デリカD:5』のためだけに作られた1台だ。Clarionの市販モデル『Quad View (クワッド ビュー) ナビ』(9型HD)がベースとなってはいるものの10.1型HDディスプレイは新規開発されていて、ハードキー等の筐体デザインもゼロから構築されている。なのでフィッティングがすこぶる美しい。新型『デリカD:5』のインテリアの雰囲気と絶妙に一体化する。

クルマ側の機能と連携することもストロングポイントだ。ステアリングオーディオリモコンスイッチでの選曲や音量調整が可能になったり、真上から見下ろしているような映像等で駐車をサポートする『マルチアラウンドモニター』の映像を、ステアリングカメラスイッチでルームミラーとナビ画面を切り替えて表示できるようにもなる(選択する車両メーカーオプションによって連携する内容は異なる)。ルックスと機能の両面で新型『デリカD:5』と完全に調和する。

そして、大画面ならではの機能も搭載されている。その機能の名が"Quad View"だ。これにより「ナビゲーション」「オーディオ」「ツール」「アプリケーション」の4種類のコンテンツを1画面に同時表示でき、表示方法も、それぞれの単独表示、均等4分割表示、メインエリアを約7.5型とする4分割表示へとスムーズに自在に変更できる。

■高精細な10型の専用オリジナルモデルを作るべく購買部門によるコンペを実施。

それでは3氏から訊いた話を紹介していこう。最初に、このようなスペシャルなディーラーオプションナビが用意されることになった経緯と、Clarionが選ばれた理由を教えてもらった。

萩原氏「弊社の看板車種である新型『デリカD:5』の開発を進める中での早い段階で、今回はメーカーオプションナビの設定を無くしディーラーオプションナビ1本でいくことが決められました。そして同時に、そのディーラーオプションナビの1台として新型『デリカD:5』専用のオリジナルモデルを、しかも高精細な10型大画面を持つモデルを用意しようという方針も、合わせて決定されました。それに基づき取り引きのあるメーカー数社に、"こんなナビを作ってもらえないか"と相談し、その中からClarionさんに決めさせていただきました。今から3年前の冬の話です」

阿部氏「車種専用品かつ、国内専売モデルに向けて開発いただくことは簡単なことではないと分かっていたのですが。Clarionさんは、もっとも熱く応えてくださいました。この簡単ではない要望に、気持ちを入れて取り組もうとする姿勢を打ち出してくださったんです」

萩原氏「加えて過去の実績からClarionさんには特に信頼を置かせていただいていました。クルマ側の機能と連携させることも決まっていて、Clarionさんは周辺器機についても経験をお持ちでしたし、それらも含め総合的に判断して、Clarionさんがベストだという結論に達したんです」

コンペにエントリーするにあたっての、Clarion側の思いも教えてもらった。

佐野氏「ちょうど9型のHD画質のナビを開発しているところでしたので、それをベースにすれば10型にも対応できると考えてエントリーすることを決めました。とはいえ大画面ナビに関しては最後発でしたから、難しいだろうとは覚悟していました。でも、これをやらせていただかないと次がない、というような気持ちが入っていたと思います」

■フィッティングの美しさが命。使いやすく、かついかに高級感を与えられるか…。

こうして開発が開始された『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』。形にするにおいては、どのようなところにこだわりが注がれているのだろうか。

萩原氏「もっともこだわったのはフィッティングです。とはいえクルマ側のデザインをお見せする訳にはいきませんでしたから、Clarionさんには苦労をさせてしまったかもしれません」

佐野氏「いただいたご要望や情報をもとに、こちらからデザインを提示させていただきました。まず意識したのは、使いやすさです。ハードキーをそこそこ大きくして視認性を高め、もちろん内部突起に関する基準も考慮し、さらにはいかに高級感を出せるかも検討しました。キーポイントになったのは加飾の部分でしたが、すんなりとは決定に至りませんでしたね」

萩原氏「数パターンデザインをいただいて、そこから微調整を入れながら、かなりやり取りさせていただきましたよね」

佐野氏「結果的には、シンプルで落ち着いたデザインに仕上げられたと思っています。良いものが出来上がったと自負しています」

■"Quad View"が搭載されることが明らかになったのは、プロジェクトがスタートした1年以上あと…。

ところで、"Quad View"という機能を搭載することはいつ頃に決まったのだろうか。

萩原氏「当初はそのような機能が搭載されることは知らされていませんでした。要望していたのは、クルマ側の機能と連携させること、10型高画質液晶パネルであること、そして新型『デリカD:5』専用デザインであることが重要でした」

阿部氏「"Quad View"を搭載することを提案いただいたのは、2017年の春頃だったと記憶しています。説明を受けて、非常にポジティブな印象を受けました。10.1型の大画面ディスプレイならではの機能だなと感心させられました。

ナビはインテリアの中の一等地に位置します。ですので、魅力的な製品に仕上げたいと思っていました。先進性の高いものにしたいなと。その点でも、"Quad View"には大きな可能性を感じました」

佐野氏「大画面モデルを開発するにあたっては、"Quad View"がキモになると考えていました。他と同じようなものを作っても見向きもされないだろうと。それを搭載するとお伝えして好感していただけたことは、以後の励みにもなりました」

■完成品を前にして、"これを推していこう"とする社内の気運が一層高まる…。

そしていよいよ『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』は完成に至る。完成品を前にしての手応えはどうだったのだろうか。

萩原氏「手応えは十分でした。インテリアとのマッチングの良さ、そして画面の高精細さが特に印象的でした。"Quad View"の操作感にも感服しました。

社内の評判も凄く良かったです。関連部門の関係者を集めて車両のセンターパネルに組み込まれた実機をお披露目したのですが、そこでの好反応度合いは想像以上でした」

阿部氏「ここまで大画面で、なのに至って高精細。そして何よりインテリアとの調和も抜群ですから。"Quad View"に対しても肯定的な反応が得られました。価格設定が低過ぎるのではという声も聞かれたくらいです(笑)。

同じ質問を佐野さんにもぶつけてみた。

佐野氏「三菱自動車さんの技術センターに弊社の構造設計の人間と一緒に伺ったのですが、初めて新型『デリカD:5』のセンターパネルに収まっている姿を見て、これは良いねと言い合いました。そして火(電源)を入れてまた、2人で顔を見合わせながら感動に浸りました。良い物に仕上げられたなと」

製品が完成した以降、三菱自動車社内での"これを推していこう"とする気運はさらに高まったという。

阿部氏「装着率についても、当初の計画に対して、最終的には1.5倍以上にターゲットを引き上げることとしました。実機の完成度が高かったからです。そして、そこまで多くのお客様に使っていただく商品であるならば、あらかじめ車両組立ラインで、本ナビゲーションを装着するに当たっての必要な構成部品を装着するべきという話にもなっていきました。『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』を装着する際、従来の取り付け方法であれば、約30点ほどのパーツを脱着する必要があるのですが、車両組立ラインで事前にナビゲーション関連部品を装着することによって、装着時の脱着部品を大幅に削減することが可能です。そのことは、何よりもお客様にメリットがあると考えました。

車両組立ラインで精巧に組み上げられたものをバラすことは車両の品質低下を招くリスクにもなりかねますし、脱着するパーツを破損するリスクもつきまといます。車両開発部門が相当に協力してくれて、最終的に、ディーラーでは本体を装着するだけに近いレベルにまで、車両組立ラインでの装着パーツを増やすことができています。結果、ディーラーでの取り付け時間を大幅に短縮し、工賃を下げることができました。

社内全体で目線を合わせることができたのはやはり、製品の出来映えが良かったからです。実物を目にしてさらに、皆の思い入れも強くなっていきました。気持ちを入れてこれをおすすめしていこうと」

■「多くの方に乗っていただきたいですね。乗れば良さを分かっていただけるはずです」

さて、三菱自動車の新型『デリカD:5』は昨年の11月から受注がスタートし、発売開始からは約ひと月が経過した。これまでのユーザーの反応はどうなのだろうか。

萩原氏「おかげさまでオリジナル10.1型ナビゲーションの装着率は約80%に達しています。ディーラーオプションのナビゲーションで、この数字は極めて優秀です。大画面ですから価格もそれなりにするのですが」

阿部氏「お披露目イベントでも、お客様の反応は上々でした。皆さん"Quad View"を凄く触られます。そして奥さまやお子さまからの評判も良いですね。後席からでもよく見えますし」

佐野氏「東京オートサロンでの弊社ブースでも好評でした。新型『デリカD:5』への乗り換えを検討されているという多くの方にブースを訪れていただけました。そしてナビについても口々に、良いですねと言ってくださいました」

阿部氏「できるだけ多くの方に、まずは1度新型『デリカD:5』に乗っていただきたいと思っています。乗れば良さを分かっていただけるはずです。クルマについても、『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』についても。

これは裏話ですが、弊社の増岡浩(ラリードライバー)がイベント等でのデモドライブをするのですが、悪路での低速走行時には、フロントカメラの映像を大画面で確認できるようになり安心感が増したと言っています。路面の状況がよく見えるようになったと」

萩原氏「クルマもナビも、良い物に仕上がったと思っています。まずはお近くの販売店まで足をお運びいただいて、実車と実機にぜひ、触れていただきたいですね」

インタビューを通して、『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』が熱意を持って開発されたものであること、そして手応えあるモデルに仕上げられていることを、つくづく実感することができた。新型『デリカD:5』に興味をお持ちなら、合わせて『DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション』のチェックもお忘れなきように。これを使うことで新型『デリカD:5』というクルマの価値が、一層高まることは確かなようだ。

《太田祥三》

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