“プロショップ”が薦める初めてのカーオーディオ。Part.9 「本命プラン その2」編 | Push on! Mycar-life

“プロショップ”が薦める初めてのカーオーディオ。Part.9 「本命プラン その2」編

これからカーオーディオを始めてみたいと思っている方々に向けた、“初めてのカーオーディオプラン”のいろいろをご紹介してきた。今回はその最終回だ。2店の“カーオーディオ・プロショップ”に、それぞれ「本命プラン」を提案していただいた。さて、その中身とは…。

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クラリオン『フル・デジタル・サウンド』も、初めてのカーオーディオプランとして、お薦めの1つだ。

これからカーオーディオを始めてみたいと思っている方々に向けた、“初めてのカーオーディオプラン”のいろいろをご紹介してきた。今回はその最終回だ。2店の“カーオーディオ・プロショップ”に、それぞれ「本命プラン」を提案していただいた。さて、その中身とは…。

■「音の質感を上げ、その次には本格サブウーファーの追加を♪」 by “サウンドビルド”<京都府>

まずは、京都府の実力店、“サウンドビルド”の松田さんにお訊きした話からご紹介していこう。

「ご希望に応じて、また純正オーディオの状態によって、いろいろなプランをご提案しています。純正スピーカーがそこそこ良い音をしているならば“DSP”の導入からお薦めすることもありますし、逆に純正スピーカーの音があまりにも…、という場合には、“スピーカー交換”からお薦めしています。

とはいえもっとも多くお薦めしているのはやはり、“スピーカー交換”ですね。まずは音の質感を良くしておきたいと思うんです。

3万円台のスピーカーに、当店のスタンダードなデッドニングを施工するプランが基本形です。合計約8万円のプランです。同じく8万円のご予算で、スピーカーの価格を上げて、“デッドニング”を軽くするというやり方もありますが、お薦めなのは、“デッドニング”にご予算を割くほうです。そちらのほうが満足度が高いんですよ。音の良し悪しは、取り付け方で決まりますからね」

確かに、クルマのドア内部は音響的なコンディションが劣悪だ。そこを改善することの効果は相当に大きい、というわけだ。

さて、松田さんには、20万円オーバーのスタートプランについてもお訊きした。

「そこまでご予算があるのなら、“スピーカー交換”にプラスして、サブウーファーの導入をお勧めしたいですね。敢えて、薄型の“パワードサブウーファー”ではなく、本格的なユニットタイプのサブウーファーを導入するプランを。ボックスをワンオフして、専用のパワーアンプも用意して。4万円台のサブウーファーに、4万円台のパワーアンプを組み合わせ、ボックス代、ケーブル代等、さらには取付工賃も含めて、約15万円(スピーカー交換の費用は除く)のプランをお薦めしたいと思います。

薄型タイプの“パワードサブウーファー”でも、鼓膜で感じられる低音は再生できるのですが、体で感じられる低音の再生は苦手です。それに対して、本格サブウーファーユニットをガッチリした箱にセットして鳴らすやり方では、空気をしっかりと震わせることができ、体で感じられる低音が再生できます。ロードノイズに消されることもありませんし。

バスドラムやベースといったリズムセクションの演奏がしっかり聴こえてこないと、音楽を聴いていても楽しくないと思うんですよね。スピーカー交換の次には、ぜひとも本格サブウーファーの導入をご検討いただきたいですね」

この話にも共感できる。リズムは音楽の要だ。そこが心地良く聴こえたほうが、断然楽しい。

音楽を楽しめるシステムを構築したいと考えるならば、“サウンドビルド”まで足をお運びいただきたい。予算に合わせた、さまざまなプランを提案してもらえるはずだ。

■「これからは、クラリオンの『フル・デジタル・サウンド』もお薦め」 by “PIT TWO”<北海道>

続いては、北海道の人気店、“PIT TWO”の佐藤さんにお訊きした話をご紹介していく。

「さまざまなスタートプランをご提案しています。“スピーカー交換”からお薦めすることもありますし、“DSP”の導入から始めたり、“デッドニング”から始めるケースもあります。ご希望に応じて、広く対応したいと考えています。

ただ、ご予算が10万円であるならば、“スピーカー交換”をお薦めすることが多いです。3万円台のスピーカーに、ガッチリと行う“デッドニング”をセットにして、10万円ちょうどくらいのプランを。なお、“デッドニング”のグレードは3タイプ用意していますので、ライトなタイプの“デッドニング”を組み合わせれば、8万円ほどで仕上げることも可能です。

どちらにせよ、“デッドニング”は重要です。良い音を得るためには、“デッドニング”は不可欠だと思っていただきたいですね」

“PIT TWO”でも、初級のスタートプランはやはり、“スピーカー交換”+“デッドニング”であった。さて、佐藤さんにはさらに、10万円オーバー、および20万円オーバーのプランもお訊きした。

「その上となると、サウンドコントロールが可能となるプランをお薦めすることが多いですね。ご予算が15万円くらいなら、パワーアンプ内蔵の“DSP”を導入するプランがお薦めです。“スピーカー交換”は後回しにして。

そして、ナビを交換できる場合であれば、『ダイヤトーン サウンドナビ』をお薦めしています。本体代と“サウンドチューニング”、取り付けまでを含めると30万円くらいのプランになりますが、上質なナビもセットになっているわけですので、コストパフォーマンスは高いと思います。『ダイヤトーン サウンドナビ』ならば、そもそもの音質も向上しますし、サウンドコントロール能力が非常に高いので、純正スピーカーのままでもリアルなサウンドステージを再現可能です。

ナビを交換できない場合には、クラリオンの『フル・デジタル・サウンド』が候補に上がってきます。フロント2ウェイのシステムを導入して、“デッドニング”と“サウンドチューニング”、そして取り付け工賃を含んで、こちらも30万円くらいで仕上げられると思います。

『ダイヤトーン サウンドナビ』のプランと比べると、ナビはそのままですが、スピーカー交換までいけますので、音質向上幅はこちらのほうが大きいですね。消費電力も少ないですし、エコカーには特にお薦めです。

とにもかくにも、“サウンドコントロール”から入る作戦は、強くお薦めできます。リスニングルームとしての不利をチューニングで改善することで、聴こえ方がガラッと変わりますから。ご予算が許せば、ぜひぜひご検討いただきたいですね」

ホームオーディオと異なり、カーオーディオでは、リスニングポジションが片側に寄ってしまう等々、不利な条件が多い。それを是正することから取り組むのも大アリだ。ご参考にしていただきたい。

“PIT TWO”ならば経験も豊富だ。北海道にお住まいで、愛車の音を良くしたいと考えるのであれば、お気軽に“PIT TWO”まで。佐藤さんが親身になって相談に乗ってくれる。

初めてのカーオーディオプランは、何通りも存在している。信頼できるショップとじっくり相談して、ご自分の好みに合うプランを見つけてほしい。この週末にでも、ぜひに♪

《太田祥三》

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