サブウーファーを心地良く鳴らせる“アンプ”とは? 「外部パワーアンプ」、貴方ならどう使う? Part6 サブウーファー用アンプについて | Push on! Mycar-life

サブウーファーを心地良く鳴らせる“アンプ”とは? 「外部パワーアンプ」、貴方ならどう使う? Part6 サブウーファー用アンプについて

「外部パワーアンプ」は、絶対に必要なものではない。しかしこれを用いると、愛車のカーオーディオシステムのサウンドクオリティが一段と良化する。当特集では、その理由から活用術までを解説している。今回は、サブウーファー用の「パワーアンプ」について考えていく。

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ブリッジ接続が可能な「4chパワーアンプ」の一例(アークオーディオ・KS300.4-V3)。
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  • サブウーファー用「1chパワーアンプ」一例。当機はモノラルモデルだが、出力を2系統装備する(フォーカル・FPX1.1000)。
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  • サブウーファー用「1chパワーアンプ」一例。当機はモノラルモデルだが、出力を2系統装備する(フォーカル・FPX1.1000)。
  • ブリッジ接続が可能な「D級2chパワーアンプ」の一例(プラグ アンド プレイ・PLUG&PLAY POWER)。
  • サブウーファー用「1chパワーアンプ」一例(モレル・MPS 1.550)。
  • サブウーファー用「1chパワーアンプ」一例(モレル・MPS 1.550)。
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「外部パワーアンプ」は、絶対に必要なものではない。しかしこれを用いると、愛車のカーオーディオシステムのサウンドクオリティが一段と良化する。当特集では、その理由から活用術までを解説している。今回は、サブウーファー用の「パワーアンプ」について考えていく。

「4chパワーアンプ」なら、システム全体の“本格化”が可能に!

ところで、フロントスピーカーはメインユニットに内蔵されているパワーアンプでも鳴らせるが、サブウーファーはそうはいかない。極一部、サブウーファーも鳴らせるメインユニットも存在しているが、通常のメインユニットの内蔵パワーアンプは非力でサブウーファーまではドライブできない。なので、サブウーファーを用いる場合には「外部パワーアンプ」の用意は必須となる。

ただし、「パワードサブウーファー」を使う場合には「外部パワーアンプ」は不要だ。「パワードサブウーファー」にはその名のとおり、パワーアンプが内蔵されているからだ。ゆえにシステムを合理的に完成させたいと思うときには、「パワードサブウーファー」が向いている。

しかし、サブウーファーの鳴り方を自分好みの方向へと導きたいと考えるのであれば、パワーアンプが内蔵されていない「ボックスサブウーファー」、もしくはサブウーファーが単体で売られている「ユニットサブウーファー」、このどちらかがアドバンテージを発揮する。これらを用いる場合には「外部パワーアンプ」を別途用意しなくてはならずその点では導入のハードルは上がるが、自分自身でサウンドをプロデュースする楽しさを味わえる。

さて、サブウーファーを鳴らすための「外部パワーアンプ」はどのように選ぶと良いのだろうか。選択肢は主には3つある。まずもっともオーソドックスなのはこちら、「4chパワーアンプ」だ。

もしもフロントスピーカーを市販モデルに交換していて(または近々交換したいと思っていて)、しかしそれをメインユニットの内蔵パワーアンプで鳴らしているのなら、サブウーファーを導入する機会に「4chパワーアンプ」も併せて用意すれば、システムを一気に本格化させられる。「外部パワーアンプ」を用いた「フロント2ウェイ+サブウーファーシステム」を完成できるのだ。

サブウーファー用「1chパワーアンプ」一例。当機はモノラルモデルだが、出力を2系統装備する(フォーカル・FPX1.1000)。サブウーファー用「1chパワーアンプ」一例。当機はモノラルモデルだが、出力を2系統装備する(フォーカル・FPX1.1000)。

“ブリッジ接続”が可能な「4chパワーアンプ」を探すベシ!

ただし、具体的な製品選びをする際には1点守るべきことがある。それは「“ブリッジ接続”が可能なモデルをチョイスすること」だ。“ブリッジ接続”とは、パワーアンプの2chを使って1つのスピーカーユニットを鳴らすという接続方法のことを指す。例えば、「4chパワーアンプ」のリアLchのプラス端子とサブウーファーのプラス端子とを接続し、リアRchのマイナス端子とサブウーファーのマイナス端子とを接続する。これが“ブリッジ接続”だ。

ところで、サブウーファーは“モノラル”で鳴らされることが多い。なぜならサブウーファーが担当する超低音は1波長が長く音の出どころが分かりづらいので、狭い車室内空間の中では“ステレオ”で鳴らしても“ステレオ”感を再現しにくい。なのでむしろ“モノラル”で鳴らした方がサウンド制御はしやすくなるのだ。

そして、フロントスピーカーと比べてサブウーファーは振動板が大きく磁気回路も大型化するので、より大きなパワーをかけて鳴らしたくなる。その点“ブリッジ接続”を行えば、“ステレオ”信号の合成化(モノラル化)とハイパワーー化の両方が叶う。サブウーファーを鳴らすにはもってこい、というわけなのだ。

しかし、すべての「4chパワーアンプ」が“ブリッジ接続”に対応しているわけではない。これを行うとハイパワー化するので、「外部パワーアンプ」自体にも大きな負荷がかかる。ゆえにそれに対応できるような設計が成されている必要があるのだ。

なお、1台の「4chパワーアンプ」でフロントスピーカーとサブウーファーの両方を鳴らす場合には、「高音から低音までのサウンドの統一化が図りやすくなる」というメリットも得られる。ブランドやグレードや特長の異なる「外部パワーアンプ」でフロントスピーカーとサブウーファーを鳴らす場合と比べて、鳴り方の傾向を総合的に合わせやすくなるからだ。つまり状況をよりシンプル化できるので、サウンド制御がしやすくなる。

ブリッジ接続が可能な「D級2chパワーアンプ」の一例(プラグ アンド プレイ・PLUG&PLAY POWER)。ブリッジ接続が可能な「D級2chパワーアンプ」の一例(プラグ アンド プレイ・PLUG&PLAY POWER)。

よりパワフルにサブウーファーを鳴らしたければ、「サブウーファー専用モデル」に注目!

続いては、2つ目の選択肢について説明しよう。2つ目の選択肢となるのは、「サブウーファー専用のモノラルパワーアンプを使う」というものだ。フロントスピーカーにはすでに「外部パワーアンプ」が使われていてしかもそれが「2chタイプ」であったなら、サブウーファーには専用モデルを用意した方が手っ取り早い。または、フロントスピーカーにはまだ「外部パワーアンプ」は使っていなくてもそれを鳴らす「外部パワーアンプ」のことはまた改めて考えたいと思う場合、さらには導入するサブウーファーをよりパワフルに鳴らしたいと考えるときにも、この選択肢が浮上する。

ちなみに、サブウーファー用の「外部パワーアンプ」は普通、「モノラルタイプ」だ。先述したとおりサブウーファーは“モノラル”で鳴らした方がコントロールがしやすいからだ。そして「モノラルタイプ」であれば回路がシンプルで、その1chにすべてのコストを注入できる。

また、サブウーファーを鳴らすために必要な特長を持たせることにも注力できる。サブウーファーを鳴らすために必要な特長とは、「振動板を素速く動せること」と「振動板を素速く止めること」、この2点だ。この部分を伸長させたモデルを作りやすくなる。というわけなので、サブウーファーのドライブ力にこだわるのであれば、専用モデルが頼りになる。

そして3つ目の選択肢となるのは、「フルレンジの2chパワーアンプ」だ。またもや“ブリッジ接続”が可能であることが条件となるが、「2chパワーアンプ」を選んでおけば後にシステム発展をさせようと思ったときに別の使い方も可能となる。つまり、「ツブシが効く」のだ。

または、フロントスピーカーを鳴らすために“ブリッジ接続”が可能な「2chパワーアンプ」を選んでおいて、サブウーファーを導入した際にそれが流用されることもある。そうすればフロントスピーカー用の「外部パワーアンプ」をグレードアップさせられる。

なお、サブウーファーを鳴らすための「2chパワーアンプ」を選ぶ際には、動作方式が“D級”のモデルに注目したい。“D級”の「外部パワーアンプ」は、振動板を素速く動かし素速く止める能力が高いモデルが多い。よってサブウーファーのドライブに向いているのだ。覚えておこう。

今回は以上だ。次回以降も「外部パワーアンプ」の活用術の解説を続行する。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《太田祥三》

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