サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど〜なのよ?』 #63: 第11章 純正カーオーディオをベースにHi-Fiを楽しむその意味と可能性を探る#04 | Push on! Mycar-life

サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど〜なのよ?』 #63: 第11章 純正カーオーディオをベースにHi-Fiを楽しむその意味と可能性を探る#04

“純正カーオーディオ+スピーカープロセッサー”の可能性について考えるシリーズの4回目だ。前回までは、これに取り組むことの意義やメリットについて解説していただきながら、松居さん自身による実際の取り組みについてのリポートに突入していた。今回と次回は、さらに深く実践リポートを展開していただく。大いにご参考にしていただきたい。

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サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど〜なのよ?』


“純正カーオーディオ+スピーカープロセッサー”の可能性について考えるシリーズの4回目だ。前回までは、これに取り組むことの意義やメリットについて解説していただきながら、松居さん自身による実際の取り組みについてのリポートに突入していた。今回と次回は、さらに深く実践リポートを展開していただく。大いにご参考にしていただきたい。

“純正カーオーディオ+スピーカープロセッサー”について考えている。今回からは、これに取り組んだ結果について、さらに詳しくご報告していきたいと思う。

といいつつ、実を言うとこの挑戦は今もなお継続中だ。まだ最終結論には到達していない。

今どこまで辿り付いたのか…。これまでお伝えしたことも整理しながら、詳しくリポートしていきたい。


Audi車内オーディソン・bit one


Audiの純正オーディオシステムを、音響的に発展させようと試みているわけだ。純正オーディオシステムに“デジタル・スピーカープロセッサー”を組み込み、その後マルチウェイシステムとして精密な調整を行おうというものだ。

純正オーディオに気に入ったスピーカーやパワーアンプを組み合わせて、自分だけのサウンドシステムを作り上げる。ハンドルで操作出来るボリュームコントロールや、クルマの操作と一体化したファンクションコントロールなど、快適な操作は純正オーディオそのままで、音響的な性能を飛躍的にアップさせたいと考えているのだ。とても贅沢な思いつきからのチャレンジなのである。

ところで、このAudiには、昨年までカロツッエリアXのシステムが付いていた。

そこから、ダイヤトーン・DS-SA1+ELACのトゥイーターだけを残し、その他の機材を入れ替えることにしている。実は、サブウーファーも変えた。同じくダイヤトーン・SW-G50が付いていたのだが…。

このサブウーファーのことは大変気に入っていたのだが、磁力が強すぎてガソリンタンクの扉を制御しているマグネットS/Wが動かなくなることが頻繁に起こるようになっていた(燃料が入れられなくなる)。なので、KICKER・SOLO-BARICに戻した。

さて、“スピーカープロセッサー”は、カロツッエリアX・RS-P99Xから、オーディソン・bit oneへ。

bit oneを選んだ理由はこうだった。Audiの純正オーディオはアクティブなシステムになっていて、マルチチャンネルなハイレベル入力に対応したプロセッサーを必要としていること。そして、このbit oneには、オプションでSFCというサンプリングレートコンバーターがあり、これを使っていち早くハイレゾ再生を楽しめるのではと考えたからなのだ。


デジ像


そしてさらに、bit oneの入力に、目星を付けていたWestandigtalのWD TVというストリーミングプレーヤーを取り付けてみた。


http://www.wdc.com/jp/products/products.aspx?id=1270#Tab3

このWD TVは、ハイレゾでは最も一般的なFLACに対応しているので、所有しているハイレゾファイルを再生出来ると考えたのだ。そして、選曲などの操作をAudiの純正モニターに映し出そうと考えた。しかし、やってみると問題点に遭遇する…。ちゃんと再生するし音質も抜群なのだが、レジューム機能がまったくないので、エンジンを止めると立ち上がるまで約2分、それからファイルを選び階層を辿り曲を再生するまでに3分以上かかってしまう。それを毎回繰り返すことに疲れ果ててしまった。

車載用に設計されていないのでしょうがないのだが…。ということで、次に、スーパーレジュームがあるプリンストン「デジ像」に変更することにしたのだ(カロッツェリアのCD-7Xと同様に、止めた時の曲の頭から再生が可能だ)。


http://www.princeton.co.jp/product/pavmp2yt.html

ただこのデジ像にも、僕にとっての弱点がある。それはFLACが読めないこと。なのでとりあえず、ハイレゾはおあずけとなる。


KICKER・SOLO-BARIC


また、弱点がもう1点。CD-7Xで使っているWAVファイルが入ったUSBメモリーを接続し、bit oneのデジタル入力へ接続し再生させているのだが、純正CDプレーヤーやiPodの音と比較して、大きく違わない。WD TVの時は明らかに音は良くなったのだが…。なので実は今、少々意気消沈している。原因を考えているところだ。

またこの時期、パイコン出場のためもう1台のデモカー、アクアGsの調整も平行して取り組んでいたので、ことさら音に敏感になっていて、アクアとの情報量の差に愕然としていた。

さて、ここまで書いたところで、大分文字数を費やしてしまった。この後どうしたのか、続きは次回とさせていただく。しばしお待ちいただきたい。

《松居邦彦》

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