7年半振りにモデルチェンジを果たしたビーウィズ・STATE MM-1D。その実力を、プロインストーラーへのインタビューから探ろうとしている当コーナー。3回目の今回も、プロ視点の製品インプレッションをたっぷりとお伝えする。
前半は、大阪の人気店「カーオーディオスタジアム」の桑野さんにお聞きしたお話からご紹介していこう。まずは、ファーストインプレションについて。
「お店に届いたMM-1Dを、デモカーで聴いたのが最初です。ビーウィズのハイエンド製品でフルシステムを組んでいるデモカーで、MM-1から付け替えて聴いてみました。
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それまでのカーオーディオでは聴けなかった音が聴けましたね。全帯域に渡って音がクリアなんです。1音1音がしっかり聴こえる。解像度も高いですね。MM-1でも最高水準の音が聴けていると思っていましたが、それを上回っていると思いました」
そもそもMM-1をリファレンスとして使ってきたという桑野さん。
「MM-1はとにかく音が正確です。ニュアンスが正しく、表現力の高いヘッドユニットだと位置付けています。その音を淡泊だと感じる場合もあるかもしれませんが、ぼくはむしろそこを長所だと考えてリファレンスとして使ってきたんです。これからはMM-1Dがリファレンスになりますね」
最後に桑野さんは、このようにまとめてくれた。
「聴き比べていただけたら、必ず違いが分かってもらえると思います。それくらい説得力のある音です。こちらで説明する必要がないんですよ。普段、何気なくカーオーディオを聴いている助手席の奥さまも、音の違いに驚かれます。ここまで音の違いをはっきりと感じ取れるユニットも珍しいと思います。まだ聴かれていない方は、ぜひ、1度聴きに来ていただきたいですね。その違いのほどを体験してみるだけでも価値があると思います」
さて、ここからは、広島の有名店、「サウンドステーション アミューズ」の岡本さんにお聞きしたお話をご紹介していこうと思う。
「初めて聴いたのはメーカーのデモカーです。昨年のBSCの会場でした。シンプルなインストールでBE FIT（フロントスピーカー）が取り付けられていて、ミッドベースはインナーバッフル、ツイーターは純正位置。ストックインストールで聴ける音としてはレベルを超えていると思いました。BE FITで聴ける音としても、いつも聴いていた音とは違うと思いました。
お店に届いた実機で聴いてみたときには、さらに大きなインパクトを受けました。デモボードのMM-1からMM-1Dに入れ換えて写真を撮ろうと思ったんです。何気なく電源を入れてカメラを手に取ろうとした瞬間、聴こえてきた音に、『なんだこれ？』と思いました（笑）。じっくりと試聴をしようと思っていたわけではないのですが、最初の出音で違いの大きさがはっきりとわかりました。音の鮮度、ダイナミックレンジ、音の勢い、リアリティなどが向上していると思います」
さらには、こんなお話も聞かせてくれた。
「ハイエンドのヘッドユニットは他にもいくつかありますし、それぞれお好みに合わせて選んでいただければいいと思います。それぞれに良さがありますから。ただ、これまでMM-1の音はどちらかというと好みではないと思っていた人にも、ぜひ1度、MMー1Dを聴いていただきたいですね。MM-1のクールさに、エネルギー感が加わっています。MM-1Dは、幅広い層に受け入れられる製品に仕上げられていると思いますよ」
お話を聞けば聞くほど、MM-1Dのスゴサを実感…。まだ聴いたことがない人は、即、お近くのビーウィズ製品取り扱いショップへ！
