ENDLESSのブレーキが超進化だ!車高調にスプリングもリニューアル、足回りチューニングの沼にようこそ…東京オートサロン2026 | Push on! Mycar-life

ENDLESSのブレーキが超進化だ!車高調にスプリングもリニューアル、足回りチューニングの沼にようこそ…東京オートサロン2026

1月9日より、千葉県・幕張メッセで開催されている「東京オートサロン2026」。今年は例年以上に初日から来場客が会場に足を運んでおり、すでに例年の土日のような賑わいを見せている。そこでプレーキチューンの老舗ブランド「ENDLESS(エンドレス)」に足を運んだ。注目の新…

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ENDLESS(エンドレス)…東京オートサロン2026
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1月9日より、千葉県・幕張メッセで開催されている「東京オートサロン2026」。今年は例年以上に初日から来場客が会場に足を運んでおり、すでに例年の土日のような賑わいを見せている。そこでプレーキチューンの老舗ブランド「ENDLESS(エンドレス)」に足を運んだ。注目の新製品を中心に紹介する。

人気のRacing MONO4に新モデル登場!S耐の技術が直でフィードバックされた“軽量化仕様”も注目

RacingMONO4のフルモデルチェンジ版となるのがこの「New Racing MONO4」。完全新設計のボディは剛性アップがされ、熱にも強くなった。また左右のピストンを結ぶアウターパイプが廃止されインナーパイプ化されている。これによりホイールやタイヤカスなどがぶつかることによるアウターパイプが破損してフルードが漏れる心配もなし。

そして、最大トピックはキャリパーを外さずにパット交換ができるようになったこと。キャリパー上部のリブの形を見直すことで、キャリパーを取り付けたままパットを抜き差しできる。パットは専用のロックで固定する仕組みとなった。

また、見た目にもこだわる。ホイールと干渉には関係のないところであえて大きめにエッジを立てている。これによってホイール内部でより大きなキャリパー感をもたらす。アウト側ピストン下部のエッジがポイントでホイール干渉には関係のないところで大きく見せるデザインとしている。

「Racing MONO6TA 軽量化ver. Super耐久仕様」は2025年耐久シリーズ#13 ENDLESS GR YARISでテストしていたもの。こちらはキャリパー1つ当たり150g軽くなっている。さらにエアアウトレットを設けていることが特徴。

これまでキャリパーに空気がこもることで熱を持ちキャリパー温度が上がっていたが、エアウトレットから排熱することでキャリパーボディの温度を下げることに成功。ベースモデルである「Racing MONO6TA」でも開口部はかなり広いが、それに比べても温度を10℃下げることができた。

わずか10℃と思われるかもしれないが、キャリパーの場合、温度は150~180℃くらいなどで、10℃温度を下がればかなりキャリパーの温度を抑えることができている。アルミ製キャリパーは温度が高くなると素材自体が柔らかくなり、ペダルタッチが曖昧になってきてしまうことがあるので、このアウトレットによる排熱アップは大きな効果を発揮していることがレースを閉じて確認できたという。

詳細はトップシークレット!未来を見据えた最新のキャリパーの開発

特定非営利法人日本自動車レース工業会(JMIA)では、次世代国産トップフォーミュラ開発プロジェクトを進行中。そこでENDLESSではこの次世代フォーミュラに向けた鍛造モノブロック6POTの「次世代国産トップフォーミュラ用キャリパー」を開発している。

キャリパー上部のアウトレットで空気を抜くことでキャリパーの冷却効率をアップ。キャリパー自体も軽量で排熱性が良く、キャリパー温度を抑えながら高い剛性を持つ。またレースに備えて24ミリ厚いのブレーキパッドを入れることができるのも特徴。フロント2.2kg、リア1.9kgと言う驚異的な軽さを実現した。

2025年スーパー耐久シリーズ#3 ENDLESS GR86でテストしていたが「Racing MONO4TA 軽量化ver.Super耐久仕様」だ。Racing MONO4をベースにタイムアタックの略であるTAとつけられたこのキャリパーは、ベースモデルに対して軽く作られている。それをさらにトポロジー最適化などで構成バランスなどを見直し、軽量化を実現80g軽くすることに成功。

わずか80gと思われるかもしれないが、バネ下重量であり、少しでも軽く仕上げたいブレーキパーツとしては、その軽さは重要なポイントとなる。また軽くするために剛性バランスも見直していたが、2025年のスーパー耐久シリーズをシーズンを通じて使うことで、その耐久性を確認。市販化に向けて、前向きに調整をしている。

近年、重量車などを中心に純正キャリパーのピストン出力の向上が著しい。アフターパーツのキャリパーとなると、純正キャリパーのピストン出力よりも小さくすることは法的にもNG。そこでそういったアルファードやヴェルファイア、トライトンなどの重量車に向けた最大ピストン径を持つ「大型ミニバン、SUV向けモノブロック6POTキャリパー」を参考出品。

より大きなピストン面積を持つことで、重量車両をきっちりと止めることができる。またこれまでのラインアップされていた大型キャリパーは2ピースモデルだったが、こちらではモノブロックとなることで、大型ながらより軽量で高剛性に仕上げることができている。

人気スポーツカー「RZ34」「FL5」をENDLESSで武装!街中でも体感できるブレーキチューンの魅力

非常にブレーキに厳しい車種として知られるRZ34。ノーマルで420psのパワーを持つNISMOはブレーキに対する負荷が大きくローター温度が高くなりやすい。そこで開発されたENDLESSオリジナルローター「Z34 NISMO用ローター」だ。

ベンチレーテッド部のデザインを、これまでのノウハウを活用した独自構造にすることで熱が溜まりにくく冷却効率をアップ。社内テストでは純正ローターに比べて同条件で12.57℃もローターの温度を下げることに成功している。

また、一般的なベルハウジングとディスクの構造に比べて、RZ34用はスペース的にリバース構造にしないと収めることができない。そこで独自の新たな構造で開発。だが、リバース構造にすることで、ホイール側からローターとベルハウジングの接合部が見え、そこが錆びることで見た目的に気になることがあった。

そこでエンドレスでは新たにその接合部をガードするための“プレート”を開発。このプレートを含めて、ローターとベルハウジングを固定することで、見た目にもスタイリッシュな状態を保ったまま使い続けることができる。

さらに純正ローターは15.68kgに対し、エンドレスローターはなんと11.02kgと5.6kg以上もの軽量化を実現。フロント左右で約11kgもの軽量化が可能になる。ちなみにENDLESSキャリパーは純正比で片側約3kg軽量とのことで、キャリパーも装着すれば左右合計で約17kgもの軽量化が可能になる。

デモカーのRZ34は、フロント:φ390mmローターを採用した新作の6POTポットキャリパーを装着。リア:Racing BIG4 NARROWと呼ばれるスリムな形状の新キャリパーを装着。こちらはφ355mmのローターを採用している。走りも見た目も追求したいユーザーには最適な選択肢となるだろう。

あの「SUPER FUNCTION PRO」が進化した!純正サスを活かしたスポーツスプリングも熱い

サーキット向けツルシサスペンションである「SUPER FUNCTION PRO」がリニューアル。これまでもラインアップされていたサーキット向けのモデルで高めのバネレートと、アッパーマウントだけではなく、ロアケースにもピロボールを標準採用していることが特徴。シリンダーは軽量なアルミケースを採用し、ハイスペックオイルなども標準採用されている。

ENDLESSジールでは現在サスペンションはツルシのIMAシリーズと、セミオーダーの「.COM」の注文が多いが、根強い人気を誇るサーキット向けモデルであるスーパーファンクションプロ。現代のタイヤや走り方など、サーキットに合わせて進化させたモデルとなった

GR86 CUPプロフェッショナルシリーズ用の5代目となるサスペンション「FUNCTION GRCUP(第5世代)」。リアサスのシェルケースをアルミ製とすることで軽量化を実現。それによりテストドライバーからはリアのトラクション性能がアップしたことが確認できたという。バネレートはレースで指定されているので変えることができないが、減衰力特性などを毎年変わっていくプロクラス向けのタイヤに合わせて進化している。

FL5シビックタイプR向けに車高調ではなく、純正ダンパーに向けたスポーツスプリング「X-COILS GSS」を開発。純正サスペンションのままハイグリップタイヤでサーキット走行なども楽しみたい人がターゲット。また、電子制御システムを外さずに、そのまま少し車高を下げたい人にも向けてオリジナルのスプリングを開発した。

ENDLESSとしては、久しぶりのスポーツスプリングのラインアップとなるが、FL5シビックタイプRでは純正サスペンションの電子制御システムを活かしたい声が多かったことから開発に至ったという。今春発売予定。

デモカーはフロント:φ370mmの6POTキャリパー(カタログモデル)を装着。リア:電動パーキングブレーキ対応のインチアップキットでφ332mmローターを装着。こちらは参考出品のスポーツスプリングで車高を下げている。純正サスを活かして、手軽にローダウンできるスプリングは魅力的な選択肢の1つになるはずだ。

最後に変わり種を1つご紹介。創業当初から、オリジナルオイルを開発し提供しているENDLESS。これまでギアオイルは75W120などがメインだったが、ついに75W90を発売することになった。度重なるテストで低粘度でも油膜を確保し、ダメージを防ぐことを確認。寒い長野県佐久市にあるENDLESSだからこそ、冷感時の使用フィールについては日々確認を行い、発売に至った。

エンドレスは長らくスーパー耐久シリーズに参戦。その理由はレースで製品開発テストをするために他ならない。GR86CUP用サスペンションをリリースするのも同じ理由で、常にブレーキとサスペンションは新たな試みを盛り込み、実戦でテストして次の商品づくりに繋げている。実は社名のENDLESSも“終わりなき開発”というところが所以という。2026年も進化を続けた新たな製品がテストされており、新製品の発売に期待したい。

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《加茂新》

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