[車内エンタメ充実術]第1回 スマホで音楽を聴くなら、活用すべきはBluetooth!? その最新事情をリポート! | Push on! Mycar-life

[車内エンタメ充実術]第1回 スマホで音楽を聴くなら、活用すべきはBluetooth!? その最新事情をリポート!

ドライブ中の音楽や映像の楽しみ方が変化しつつある。今回からスタートする当特集では、その最新事情を多角的にリポートしていく。まずは、スマホで音楽を聴く場合の方法論を検証する。やり方はさまざまあるが、その中でもっとも良いのは…。

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車内でスマホが音楽再生機として使われている様子。
  • 車内でスマホが音楽再生機として使われている様子。
  • iPhoneをUSB接続したときのメインユニットの表示例(三菱電機・ダイヤトーンサウンドナビ)。
  • Bluetoothに対応したAV一体型ナビの一例(カロッツェリア・楽ナビ)。

ドライブ中の音楽や映像の楽しみ方が変化しつつある。今回からスタートする当特集では、その最新事情を多角的にリポートしていく。まずは、スマホで音楽を聴く場合の方法論を検証する。やり方はさまざまあるが、その中でもっとも良いのは…。

◆車内で音楽を聴くなら今や、「ストリーミングアプリ」が大本命!?

多くのドライバーが、運転中に何らか音楽を聴いている。そのとき、音楽の再生は何で行っているだろうか。ラジオの場合もあれば、SDカードやUSBにたくさんの楽曲データを入れて持ち込んでいるドライバーもいるだろう。

しかしもっとも多いのはズバリ、「スマホ」だ。自宅に大量のCDを所有していたとしても、CDが車内に持ち込まれることは今やほぼなくなっている。CDのデータをパソコンに落としそれらをスマホにも格納して、車内に持ち込まれことが多くなっている。

そして最近では、ストリーミングアプリが使われることも増えた。多くの楽曲を聴こうとすると有料プランの契約が必要となるが、そうした上でこれを活用しているドライバーもかなりいるはずだ。

なお音楽好きなドライバーで、もしもまだストリーミングアプリを使っていないというのなら、今からでもぜひ試してほしい。ストリーミングアプリなら「買いたいけれど諦めた」、または「買うほどでもない」と思っていた作品も片っ端から聴ける。なんなら所有しているCDも、引っ張り出す手間なく聴ける。一部、ストリーミングでは聴けない有名アーティストも何人かいて、さらには聴けるアーティストでも特定の楽曲は公開されていない場合もあるが、それを差し引いても便利だと感じることの方が圧倒的に多いに違いない。

◆有線接続はあながち侮れない。音にこだわる場合にはメリットがあることも!

というわけで、車内でスマホにて音楽が聴かれることがますます多くなっているのだが、問題となるのはそのスマホをどう繋ぐかだ。やり方は主には3つある。「ピンケーブル接続」、「USBケーブル接続」、「Bluetooth接続」、これらだ。

なお、愛用のメインユニットの状況によっては選択肢が限られる。で、「AUX端子」しか装備されていなかったら、これを活用して「ピンケーブル接続」をするしかない。ちなみにその場合は他の方法と比べて操作面でビハインドがある。曲送り等の操作をスマホ側で行うしかないからだ(音声操作を上手に活用すればその払拭も可能)。

でもストリーミングアプリを高音質タイプの契約で楽しんでいる場合には特に、有線接続は案外有利だ。音的には悪くはないからだ。

一方「USBケーブル接続」は、スマホがiPhoneの場合には結構便利だ。そうであれば曲名やアートワークを車載機器に映し出せて、曲送り等の主要操作も車載機側でも行える(ストリーミングアプリは非対応である場合が多い)。さらにはステアリングリモコンが使える場合も多い。

なおスマホがAndroid端末の場合は「USB接続」が行えないことがあり、行えたときでもスマホをUSBメモリー的に認識するのみであることも多い。試してみて使えなかったり使いにくかったりしたら、他の方法を選択しよう。

◆便利なのは「Bluetooth接続」。場合によっては音的にも有利!

しかし本命は、「Bluetooth接続」だ。もしも愛車のメインユニットがこれに対応していれば、これにてスマホを接続するのがもっとも使いやすい。便利である理由は以下のとおりだ。まず、Bluetoothなら都度の接続が自動で行われる。最初にペアリングをしておく必要があるが、それさえしておけば以後はクルマに乗り込みエンジンをかけてメインユニットが立ち上がれば、接続は自動で完了される。

そして操作面でも利点を放つ。曲送り等の主要操作を車載機側でも行えるからだ。なぜならば、Bluetooth接続は相互通信だからだ。ゆえに車載機側からも信号を送れる。

そして、ケーブルが不要なこともメリットだ。スマホがポケットの中に入ったままでも問題ない。

また、愛用のメインユニットのBluetoothコーデックが「LDAC(エルダック)」でスマホもこれに対応していれば、音的にもメリットを得られる。ストリーミングアプリが高音質契約になっている場合には特に、この利点が活きてくる。

さて次回は、愛車のメインユニットがBluetoothに対応していない場合の対処法をリポートする。そうであるドライバーは、次回の記事を要チェック。

新連載[車内エンタメ充実]あなたはどれを選ぶ? クルマで使うスマホ音楽プレイヤー接続の選択肢は3つ

《太田祥三》

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