メディア対応力は重要!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 02「メインユニット編」その6 | Push on! Mycar-life

メディア対応力は重要!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 02「メインユニット編」その6

カーオーディオシステムをアップグレードすることに興味を抱くドライバーに向けて、それを実行する上でのキモとなる「製品選び」の基礎知識を解説している当連載。現在は、「AV一体型ナビ」選定のポイントを説明している。

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Bluetoothには非対応ながら、iPhone/iPod接続やUSB、SDに対応している市販AV一体型ナビの一例(カロッツェリア・AVIC-RW303ll)。
  • Bluetoothには非対応ながら、iPhone/iPod接続やUSB、SDに対応している市販AV一体型ナビの一例(カロッツェリア・AVIC-RW303ll)。
  • Bluetoothには非対応ながら、iPhone/iPod接続やUSB、SDに対応している市販AV一体型ナビの一例(カロッツェリア・AVIC-RZ303ll)。
  • 市販AV一体型ナビの一例(カロッツェリア・AVIC-CQ912-DC)。
  • 市販AV一体型ナビの一例(カロッツェリア・AVIC-CL912-DC)。
  • 市販AV一体型ナビの一例(パナソニック・ストラーダ CN-HA01WD)。
  • 市販AV一体型ナビの一例(パナソニック・ストラーダ CN-HA01D)。
  • 市販AV一体型ナビの一例(ケンウッド・彩速ナビ MDV-M908HDF)。

カーオーディオシステムをアップグレードすることに興味を抱くドライバーに向けて、それを実行する上でのキモとなる「製品選び」の基礎知識を解説している当連載。現在は、「AV一体型ナビ」選定のポイントを説明している。

これまで、オーディオシステムをレベルアップさせるための機種選びという観点では、Bluetoothに対応しHDMI端子を装備する機種を選ぶべきであると説いてきた。それに引き続いて今回は、これら以外のメディアへの対応力について解説していく。

さて、車内でスマホをソースユニットとして活用したいと思うときにBluetoothに対応しHDMI端子を装備していると利便性が上がるのだが、愛用のスマホがiPhoneの場合には、iPhone/iPod接続の可否も確認しよう。

で、実際はほとんどの機種がこれに対応しているので(購入時には念のため確認を)、そうであれば敢えてBluetooth対応機種を選ばないという選択肢も浮上する。そうすることで購入予算を抑制可能となるのだ。

というのも、「AV一体型ナビ」がiPhone/iPod接続に対応していると、iPhone内の音楽を聴く分には十分に便利だ。有線接続にはなるものの、曲名やアートワーク等を車載機の画面に映し出せ、曲送り等の主要な操作を車載機の画面上で、またはステアリングリモコンにて実行できる。そしてiPhoneの充電も同時に行える。また、通常のBluetoothと比べて音質的にもやや有利だ。

ところで、iPhone/iPod接続は基本的にはiPhone内のミュージックアプリをiPodとして認識する機能なので、ミュージックアプリしか使えない。ただし、音楽ストリーミングアプリも一部の機種では認識することもあるようだ。なのでストリーミングアプリを使いたい場合にもUSB接続を試してみよう。使えるようであればラッキーだ。

なおAndroid端末は、機種によっては端末がストレージとして機能する。そうであるとAndroid端末がUSBメモリーやSDカードのように活用できるので、端末内の音楽再生が可能となる。で、この方法も一般的なBluetoothよりも音質的にはやや有利だ。

あとは、USB、SDにて音楽データを持ち込みたいという場合には、その対応の可否もチェックしよう。なお、この2つに関しても対応している機種は相当に多い。ちなみにこれらを使う場合、デバイスごとがいわばプレイリスト的な役割も果たす。なので例えば複数のUSBメモリーを用意して、それぞれに「天気の良い日に聴きたい曲」とか「女性ボーカル集」とかテーマを決めて楽曲を入れておくと、気分に応じてかかる曲の方向性を変えられたりもする。

そしてやはり、USBやSDカードで音楽を聴くことが多いという場合にも、敢えてBluetoothには対応していない機種を選定すると、購入予算を下げられる。そのような選び方もアリだ。

今回は以上だ。次回はファイル対応について解説する。お楽しみに。

《太田祥三》

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