純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方 | Push on! Mycar-life

純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方

高いから良いもの、ではないブレーキパッドの正しい選び方

カスタマイズ カスタマイズ特集記事
純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方
  • 純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方
  • 純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方
  • 純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方
  • 純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方
  • 純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方
  • 純正だけが正解じゃない!効果的なブレーキパッドの選び方

高いから良いもの、ではない
ブレーキパッドの正しい選び方

純正のブレーキパッドはあらゆるシチュエーションで平均点が取れるように設計されていて、普通に止まって、鳴かず、ダストも少ない。でも、高速移動が多く、高い速度からしっかり止まって欲しいとか、ワインディング走行をしていると効きが甘くなってくる、サーキット走行の予定がある、となればアフター品のブレーキパッドに交換してもらいたい。とにかくブレーキパッドは、自動車メーカーでも気を使うパーツ。ちょっとでも鳴けばウルサイと顧客からディーラーにクレームが入り、それが自動車メーカーにも上がってくる。ダストの量も同じ。過去にはディーラーからの要望で某重量級スポーツカーが、3万キロはパッドを持たせろという指令が開発陣に出された結果、たしかに3万キロ持つが、まったく効かない純正パッドが完成したこともあるという。それほどまでに効きと寿命と快適性と低ダスト性をバランスさせるのが難しいパーツなのだ。

運転を楽しくする効果が
高いのがブレーキパッド交換

自分の使い方と純正パッドがマッチするとは限らない。自分にマッチしたパッドを選べば、もっと運転が楽しくなる。しかし、難しいのがブレーキパッド選びのポイントは「高いものが良いもの」ではないということ。正直、サスペンションの場合は高いモデルのほうが快適性も高く、サーキットでも速いと、良いことづくめが普通。そもそもの部品精度が高級モデルのほうがいいので、どのシチュエーションでも良くなることが多い。しかし、パッドはそうはいかない。相反する性能をできるだけ両立させようとしているが、完全に両立はできない。

基本的に値段が高いモデルほど、サーキット走行などに向けた性能が高い。耐熱性が高いのだ。耐熱性は高いほうがいざ高速を飛ばしたときにも安心。と思いたいが、温度の低いときのデメリットがあまりにも多い。

まず、街乗りではブレーキローターの温度は0度~200度くらいまで。ちょっとしたワインディング走行でも300度も上がればかなり厳しい条件だ。それがサーキット走行となるといきなり600度や700度にまで上がってしまう。

高温に対応したパッドは基本的に鉄分が多い。金属成分で高温にも耐えられるようにしている。そうなると高温には耐えるが、パッド表面が軟らかくなってくる温度まで上がらないと、パッドの金属分がローターをガシガシ削ってしまう。あっという間にローターは減り、ダストは発生し、止まる度に鳴きまくる、マイナスの三冠王状態になってしまう。

逆に低温で使えるパッドはスチール分が少なく、樹脂などのオーガニック成分が多いか、オーガニック系素材だけでできている。こうなると低温から扱いやすいが、高温になると燃え尽きてしまう。サーキットを走ったら一瞬で効かなくなり、外してみたらもう数ミリも残っていない、なんてこともある。

街乗り派=オーガニックスポーツ
サーキットも行く派=ロースチール

では、どう選べば良いのか。まず、サーキットもワインディングも攻めないなら、オーガニック系(ノンアス)の少しスポーツ系モデルにすればリニアな効きと、扱いやすさが手に入る。純正パッドと同じオーガニック材でも、各社から耐熱温度が高いものや、純正よりもよく効くモデルがラインアップされている。それがベストマッチ。色気を出して、もうちょっと高いスポーツモデルを選んでも、ホイールが汚れやすくなるくらいであまり旨味はない。目安は1万円~2万円くらい。

ワインディングをいいペースで走ったり、サーキットにも行ってみようというなら、金属成分が入っているけど、少なめなロースチール材やセミメタル材と呼ばれるものがオススメ。対応温度でいうと0度~500度とか、600度というモデルだ。重要なのはこの低温側の対応温度。0度とか常温からOKのパッドならいいが、50度以上というパッドだと、乗る度に最初の数回のブレーキは鳴いたり、ダストがたくさん出たりしがち。100度以上に対応となれば、街乗りでは結構厳しくなる。わずか50~100度ほどの差だが、ここは重要だ。

逆に高温側はメーカーによって計測方法や解釈が違うので、こっちのパッドは500度対応で、あっちのパッドは600度対応なのに、こっちのパッドのほうが高温に強い、なんてことはよくある。ある程度の参考としてとらえたほうがいい。目安は2万円~3万円くらい。

本格的にサーキットを走るなら、100~800度対応などのメタル分の多いパッドが合致する。カーボングラファイト材とか、セラミックカーボン材などとメーカーごとに呼ばれていて、多少低温時の扱いにくさはあるが、高温でもしっかりと効いてくれる。価格は3万円以上がほとんど。

このようにせっかく買うなら高いやつ=良いものという図式がブレーキパッドだけは成り立たない。それ以外のパーツはだいたい成り立つが。。。なので、使い方に合わせたパッドを選んでもらいたい。

《加茂 新》

特集

関連ニュース

page top