スピーカー交換やサブウーファーの追加など、狙い通りのシステムアップを果たした菱刈さんのプラド。ファミリーカーでもあり、家族全員のニーズを満たす内容で納車された。愛知県のLEROY（ルロワ）がインストール＆調整した音は想像を超える心地良となった。
プロのインストール技術と調整力を痛感
目の前にピタッと定位するボーカルが心地良い
ファミリーカーとして新しく手に入れたプラドに、プロショップにオーダーして本格的なオーディオを組むことを思い立った菱刈さん。フォーカルのスピーカーやヘリックスのサブウーファー、さらにはカロッツェリアのサイバーナビの取り付けをオーダーした。まもなくして取り付けが完成の知らせを受けてルロワに向かった菱刈さん。早速、グレードアップした愛車の音を確認してみた。
「最初に聴いた瞬間に、劇的な変化だ！ と思いました。これまでもDIYでスピーカーの交換は経験していたんですが、今回の音の変化は明らかに違うんです。今まで聞こえていなかった音がすごくリアルに聞こえてくる感じでした。DIY取り付けでは出せなかった音があったことを、あらためて知りました」
オーディオ好きのオーナーなので、その後も好きな音源をあれこれ再生して良い音を確認＆堪能していく。
「いろいろな曲を聴き込んでいくと、少しずつ分かってきました。まずボーカルがグッと前に出てくるんです。以前は他の楽器の奥にボーカルが隠れてしまっている感じだったんですが、まるで目の前で歌っているようなリアルさが感じられます。特に女性ボーカルでその傾向を強く感じます。ピタッと目の前にボーカルが存在する感じが何よりも心地良いですね」
これまで乗ってきたクルマで感じたことのない音を体感したオーナー。音源に入っている本来の録音はこのような音だったことを再確認したのだった。
サブウーファーによる低域の増強が顕著
ナビ内蔵DSPによる調整クオリティも高い
また、いろいろと考えて選んだサブウーファーの効果も想像以上に効果的だった。
「サブウーファーのおかげで低域も良いです。ヒップホップのように強く低音が出るジャンルの曲を再生するとその違いが顕著ですね。きっちり低音を感じるところが良いです。なんとなく低い音が鳴っているという感じでは無く音楽性のある低音を感じます」
各スピーカーのコントロールはサイバーナビの内蔵DSPを使って調整が施され納車されている。ここでもオーナーのファーストインプレッションは満足感が高かった。
「目の前に広がるステージとか、ボーカルのリアルさなど、しっかり調整したから出る音なんだろうなーと思っています。このあたりがプロの技術だと感じました。DSPの調整は自分でも興味があっていろいろいじったりするんですが、自分でいじると音が変になってしまうことが多いです。ボーカルの位置がズレたりしてなんだか違和感があるんです。そんな時にはすぐに元のセッティングに戻します。するとピタリと決まるんです。やっぱりプロの調整力はスゴいとあらためて感じています」
さらに音の厚みをアップさせる進化など
家族全員が楽しめるシステムアップを検討中
オーディオのインストールも完成して、ファミリーでのドライブに大活躍しているプラド。当初のオーナーの狙い通り家族みんなが音楽や映像を楽しめる環境が完成した。もちろん低音から高音までの全帯域が心地良く聴けるサウンドに満足感も高いという。
「家族でドライブに出かける際、オーディオも映像もみんなが満足してます。また一人で乗っているとき、オーディオの音量をガンガン上げて音楽を聴く時もすごく気持ち良くってたまりませんね」
想像以上のグレードアップに気を良くした菱刈さん。既に次なるシステムアップを計画中だ。
「次はもっと音の厚みを出したいと思っています。ナビとスピーカー、サブウーファーでここまで良い音になったのなら、次に外部アンプを使ったらどうなるんだろう？ と考えています。また防振や防音をするという選択肢も考えているところです。これはDIYの時はやったことが無いのでどうなるのかにも興味があります」
家族みんなが嬉しいシステムアップとなったプラドのオーディオインストール。菱刈さんのオーディオ熱にもスイッチを入れることになったクオリティの高いインストール内容だったようだ。今後も満足感の高いシステムアップをひとつひとつ実践して行く予定だ。
土田康弘｜ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
