連載「カーオーディオユニットの選び方」詳細解説! Part2「メインユニット編」 その2「ディスプレイオーディオのトレンドとは?」 | Push on! Mycar-life

連載「カーオーディオユニットの選び方」詳細解説! Part2「メインユニット編」 その2「ディスプレイオーディオのトレンドとは?」

カーオーディオを趣味としている方、またはこれから始めようとしている方に向けて、製品選びの“勘どころ”を解説している当特集。前回から新章に突入し、「メインユニット」について掘り下げている。今回は「ディスプレイオーディオ」のトレンド解説をお贈りする。

カーオーディオ 特集記事
カロッツェリア・DMH-SF700
  • カロッツェリア・DMH-SF700
  • ケンウッド・DDX5020S
  • アルパイン・DAF11V

カーオーディオを趣味としている方、またはこれから始めようとしている方に向けて、製品選びの“勘どころ”を解説している当特集。前回から新章に突入し、「メインユニット」について掘り下げている。今回は「ディスプレイオーディオ」のトレンド解説をお贈りする。

「AVヘッド」が消滅した後、モニターを装備した新ジャンルメインユニットとして登場!

前回は「メインユニット」のタイプ解説を行った。それに引き続いて今回からは、タイプごとでのトレンドを考察していこうと思う。まずは、注目度が年々アップしている「ディスプレイオーディオ」にフォーカスする。

なおこれは、前回の記事でも触れたとおり他のタイプと比べて登場時期が最近だ。ちなみに言うと、2000年代に「カーシアター」がブームとなっていた頃には、モニターを備えたメインユニットは存在していて、それらは「AVヘッド」と呼ばれていた。つまり「カーシアター」を楽しもうとするときのメインユニットであり、高度なプロセッサーも搭載した高級機である場合が多かった。

しかし「カーシアター」のブームが去り「AVヘッド」の生産も終了する。結果、「非AV一体型ナビ」でモニターを搭載したメインユニットの新機種の登場が、一時ストップした。

しかしその後「ディスプレイオーディオ」が登場し、非AV一体型ナビユーザーもモニターを装備したメインユニットを選択できるように相成った。なお「ディスプレイオーディオ」は「AVヘッド」とは異なり、ある程度手頃であることも特長の1つとしてきた。「AV一体型ナビは要らない」と考えるドライバーがターゲットとなるわけで、そのように考える場合には価格的な部分もその理由の1つとなっていたりもする。なので「ディスプレイオーディオ」は、「AV一体型ナビ」と比べて割安であった方が訴求力が高まる。

ゆえに「ディスプレイオーディオ」の現行モデルのほとんどが、コストダウンを図るべく地デジチューナーを搭載していない。さらにはDVD/CDメカが省かれたモデルもあるし、モニターが少々小さい6.8V型のモデルもある。価格が高くなりすぎないような工夫が凝らされている機種が、案外に多くなっている。

ケンウッド・DDX5020Sケンウッド・DDX5020S

「Apple CarPlay」と「androidauto」への対応がトレンド!?

その一方で、スマホとの親和性が重視される傾向も一層強まりつつある。そこを強化すると機能が拡張するからだ。特に、ナビ機能が付属していないわけなので、「ディスプレイオーディオ」の搭載車ではナビが必要となるシーンでは必然的にスマホナビアプリが使われる。そのときに「ディスプレイオーディオ」のモニターに、ナビアプリの地図を映し出せたら便利だ。

なお、スマホとの親和性を最大限高めようとしている機種では、「Apple CarPlay」および「androidauto」への対応が果たされている。これらに対応すると、主要なスマホアプリの画面を車載機のモニターに映し出せるだけでなく、「ディスプレイオーディオ」の画面上でも操作が行えたりもする。ナビアプリも、AV一体型ナビを使っているかのような感覚で使えるようになる。

ただし、これらに対応させると価格がある程度上がってしまう。なのでチョイスの際には、利便性を取るかコストを重視するか、そこのところをよくよく吟味しよう。なお、ここに来て対応機種が増えている。そうである機種へのニーズが高まっている、というところでもあるようだ。

では、どのような機種があるのかを具体的に見ていこう。さまざまなブランドから多彩にリリースされているが、ここでは大手3社のラインナップを紹介していく。

まずはカロッツェリアから。同社はいち早く「ディスプレイオーディオ」を手掛けたブランドの1つで、現在は4機種を用意している。なお、そのうちの3機種は「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応している。

その3機種の中でもっとも注目度が高いのが、『DMH-SF700』だ。当機はストロングポイントを主に3つ有している。1つは本体が「1DINサイズであること」だ。ディスプレイオーディオはモニターを装備するという性格上、2DINサイズであることが常識だったが、当機は「ディスプレイオーディオ」においてモニターのフローティング化をいち早く実現し、結果本体の1DIN化に成功した。センタークラスターパネルに1DINスペースしか空いていない車種もあるが、当機ならそうであってもモニターの装備が可能となる。

アルパイン・DAF11Vアルパイン・DAF11V

カロッツェリアの『DMH-SF700』なら、スマホと接続せずともYouTubeが楽しめる!

2つ目の利点は「ディスプレイが9型であること」だ。フローティング構造とすることでモニターサイズの大型化を果たせているのだ。そして3つ目の利点は「Webブラウザに対応していること」だ。スマホと接続せずとも、本機の画面上でブラウザを介してYouTubeが楽しめる。ちなみにカロッツェリアは車載専用のWi-Fiルーターもリリースしているので、それを導入すれば通信量を気にすることなくYouTubeを観倒せる。

で、「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応しているその他の2機種はともにモニターサイズが6.8V型の2DIN機だ。1機種はDVD/CDメカを省きコストダウンを図りつつもWebブラウザが使えHDMI端子も装備する。もう1機種はDVD/CDメカは搭載するもその他の部分が簡素化されてリーズナブルに仕上げられている。

続いてケンウッドのラインナップを紹介しよう。なお同社も、「ディスプレイオーディオ」をいち早くリリースしたブランドの1つだ。で、現行モデルは3機種構成となっている。その3機種の中で「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応するのは、『DDX5020S』の1機種のみだ。ちなみに当機のモニターサイズは6.8V型だ。スマホとの親和性は高めつつも価格が上がりすぎないことへの配慮が強めな仕様となっている。

そしてそれ以外の「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応しない2機種は、画面サイズが異なっている。1機種が7V型でもう1機種が6.2V型だ。

一方アルパインは4機種展開だ。内訳は以下のとおり。1DINのフローティングモデルが3機種あり、そのうちの1機種が11型でもう2機種が9型だ。なお11型と9型の1機種はHDMI端子(入出力の両方)を備えている。そしてもう1機種、7型の2DIN機も用意する。

ちなみにアルパインがラインナップする4機種は、すべてが「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応している。

さて次回も、「メインユニット」のタイプごとでのトレンド解説を続行する。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《太田祥三》

特集

関連ニュース

page top