“DIATONE”サブウーファー『SW-G50』を100%楽しみ尽くす方法とは? ープロショップに訊くー | Push on! Mycar-life

“DIATONE”サブウーファー『SW-G50』を100%楽しみ尽くす方法とは? ープロショップに訊くー

『DIATONE SOUND.NAVI』や、ハイエンド車載用スピーカー『DS-SA1000』等々を擁する国産ハイグレードカーオーディオブランド“DIATONE”。その製品ラインナップの中に、同社で唯一となるサブウーファー、『SW-G50』(希望小売価格:8万円税抜)がある。

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DIATONE・SW-G50(ダイヤトーンデモカー)。
  • DIATONE・SW-G50(ダイヤトーンデモカー)。
  • DIATONE・SW-G50
  • DIATONE・SW-G50(ダイヤトーンデモカー)。
  • DIATONE・SW-G50(ダイヤトーンデモカー)。
  • エモーション(福岡県)。
  • エモーション(福岡県)。

『DIATONE SOUND.NAVI』や、ハイエンド車載用スピーカー『DS-SA1000』等々を擁する国産ハイグレードカーオーディオブランド“DIATONE”。その製品ラインナップの中に、同社で唯一となるサブウーファー、『SW-G50』(希望小売価格:8万円税抜)がある。

さて、この『SW-G50』とはどのような特長を持つサブウーファーなのだろうか…。

それを知るべく今回は、福岡県にて店舗を構える実力ショップ、『エモーション』の橋本代表に教えを請うた。当機のインストール実績も豊富でかつ、業界きっての理論派としても知られる同氏に、『SW-G50』の実力と攻略法を、じっくりと訊いてきた。

ドアに取り付けられるスピーカーには、サイズ的な制約により低音再生能力に限界がある!?

まずは橋本さんに、カーオーディオにおいてサブウーファーが必要となる理由から教えてもらった。

「サブウーファーが必要な理由は1点に集約できると考えています。それは、“ドアに取り付けられるスピーカーには低音再生能力に限界があるから”です。クルマのドアに装着できるスピーカーのサイズは通常、大きくても17cmクラスが限度です。しかしこの大きさのスピーカーの低音再生能力は40Hzくらいまでの場合が多く、しかもその付近の低音はエネルギーに乏しく、十分な音量で再生できないことが多い。しかしサブウーファーを導入すれば、それよりもさらに低い音まで十分な音量で再生できます。

ちなみに特殊なケースを除き、40Hzより低い音には音階を表現する音は含まれていません。例えば4弦のエレキベースで出せる最低音はE(ミ)の音で、周波数で言うと約40Hzです。というわけなので、音源によって程度の差はありますが、サブウーファーが担当する音には楽器の音よりもむしろ環境音、つまり演奏している場所のリバーブ音(残響音)の方が多く含まれているんです。

なのでサブウーファーを導入して環境音をしっかりと鳴らせるようになると、音場の広がり感、奥行き感が段違いに出てきます。聴こえ方がガラリと変わるんです」

なるほどサブウーファーは必要であり、ゆえに市場にはさまざまなサブウーファーユニットが存在しているのだが、その中で“DIATONE”の『SW-G50』は、どのようなタイプの製品と言えるのだろうか。

『SW-G50』は“鳴らし方”を選ばない!

「『SW-G50』は良い意味で、非常にユニークなサブウーファーです。当機は使用方法を選ばないんですよ。カタログを見るとサブウーファーボックスの推奨容量は10リットル以上と記されていますが、7リットルくらいのボックスでも案外鳴らせましたし、後面解放の“フリーエア”でも鳴ってくれます。そうである構造的な理由は開発者に訊かないと分からないのですが、経験上、対応力の広さを確認できています。

もちろん、どのようなボックスにするかによって鳴り方は変わります。その傾向は他の製品と同様で、大きい箱になるほど、ローエンドまで伸びるけれど締まり感は弱まり、小さい箱になるほど、ローエンドまで伸びにくくなるけれど締まり感は高まります。ただ『SW-G50』は、その振れ幅が小さいんです。

なので、取り付け上の都合にも合わせやすい。搭載スペースの問題でボックスを小さくせざるを得ないときでも融通が効きます。ちなみにボックスは、どちらかと言えば小さめに作った方が良いと思います。スペースを取らないことは利点として大きいですから。

または、“フリーエア”で鳴らしても面白いです。“フリーエア”ならローエンドまで伸ばしやすいですから。ただし、セダンのようにトランクと車室内が完全に別の部屋になっている車種でないと“フリーエア”を実行できません。そしてそうであっても防音・防振作業を念入りに行う必要がありますので、むしろコストは掛かります。なので簡単ではないのですが。

ともかく、ボックスタイプの選択肢は広いですから、実用性、コスト、サウンドの方向性、これらを勘案して、ご自身にとってのベストを探られると良いと思います」

『SW-G50』はレスポンスが至って良好。フロントスピーカーとも繋がりやすい!

続いては、『SW-G50』のサウンド的な特長を教えてもらった。

「『SW-G50』は、とにかくハイスピードです。おそらく振動板が軽く、それを強力な磁気回路で動かせるからでしょう。パワーアンプから送られてくる電気信号にレスポンス良く反応できるんです。結果、フロントスピーカーとの繋がりがものすごく良いです。高音から低音までの一体感を出しやすい。

ただし、重たい低音を出すことと、音をしっかりと止めることに関しては、どちらかと言えば得意な方ではありません。これらはレスポンスとは相反する要素ですから。とはいえ、より高出力でダンピングファクターの高いパワーアンプと組み合わせればそれらを補えます。そして良さも際立ちます」

それ以外の鳴らし方のコツも教えてもらった。

「せっかく高性能なサブウーファーを導入するのですから、それをしっかりとコントロールしたいですよね。そうしないともったいない。そのためには、“サブウーファー出力”が備わったメインユニットか、DSP、このどちらかが必要になります。

なので、サブウーファーの導入をお考えの際にはまず、お使いのナビ等に“サブウーファー出力”が搭載されているかどうかを確認されると良いと思います。備わっていればしめたものです。それを活用すれば、サブウーファーの性能を一層引き出せます」

チューニングのコツは、“スロープ”の設定にあり!

さらには、チューニングのコツも教えてもらった。

「“サブウーファー出力”のあるメインユニットでは、フロントスピーカーに対しても“クロスオーバー”が掛けられます。それを活用する際にポイントとなるのは、“スロープ”設定です。設定の仕方は以下のとおりです。まずは“タイムアライメント”を仮設定し、その上で“スロープ”を選びます。-12dB/oct、-18dB/oct、-24dB/oct、この3つにそれぞれの“正相”と“逆相”を加えた合計6つのポイントを聴き比べます。

その時に着目すべきは“低音の大きさ”です。“スロープ”が適正だとフロントスピーカーとの位相が合い、音が大きく聴こえるんですよ。こうしてベストな“スロープ”を見つけられたら、後はサブウーファーの音が後ろから聴こえてこないレベルまでゲインを絞れば、基本的な設定を完了できます。

“タイムアライメント”設定にもコツがあります。ポイントとなるのは“距離の測り方”です。低音は障害物を回り込んで進みますので、まずはサブウーファーの音がどのような経路を辿ってリスナーまで届くのかを見極めます。ミニバンのようにリアシートの間を音が抜けてくる場合にはサブウーファーまでの直線距離を測り、リアシートを越えて回り込んで来るハッチバックなどの場合には、シートを乗り越える距離も加算します。

ところで“サブウーファー出力”が備わっていないメインユニットを使っている場合には、なんらかのDSPを導入したくなるわけですが、ナビを『DIATONE SOUND.NAVI』に換えるのも手です。お使いのナビが古くなっていて使い心地に難があるのなら、ナビ交換を検討されても良いかもしれません。

多くの方に、サブウーファーの魅力を味わっていただきたいと思っています。そのとき、多々あるサブウーファーユニットの中で『SW-G50』はお薦め度が高いです。参考にしていただきたいですね」

『SW-G50』の特長と、サブウーファーをより良く鳴らすためのテクニックまでを具体的に教えてもらうことができた。カーオーディオシステムの音を今よりもっと良くしたいと考えるならば、サブウーファーの導入は至って有効だ。それを実行に移す際には、“DIATONE”の『SW-G50』があることをお忘れなく。当機を使えば、自在に好みの低音を獲得できる。

《太田祥三》

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