「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part2・プロセッサー編 その7 パワーアンプ内蔵DSPについて lV | Push on! Mycar-life

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part2・プロセッサー編 その7 パワーアンプ内蔵DSPについて lV

カーオーディオを趣味とする方々に向けて、製品選びの段階からこれを楽しみ尽くしていただこうと、そのガイドと成り得る情報を提供している。現在は「プロセッサー」をテーマにお贈りしている。今回も、「パワーアンプ内蔵DSP」を1台、ピックアップして紹介する。

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グラウンドゼロ・GZDSP 4.80AMP
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カーオーディオを趣味とする方々に向けて、製品選びの段階からこれを楽しみ尽くしていただこうと、そのガイドと成り得る情報を提供している。現在は「プロセッサー」をテーマにお贈りしている。今回も、「パワーアンプ内蔵DSP」を1台、ピックアップして紹介する。

さて、今回取り上げるのは、ドイツ発の実力ブランド“グラウンドゼロ”が擁する1台、『GZDSP 4.80AMP』(税抜価格:10万円)だ。

当機は他のモデルと比較して、独特な特長を有している。それは、「内蔵パワーアンプのch数が絞られていること」である。搭載されている「DSP」は8chタイプなので、フロント3ウェイ+サブウーファーという本格的なスピーカーレイアウトを敷いてもコントロールできる。しかしその場合、当機の内蔵パワーアンプで鳴らせるスピーカーの数は基本的には4つまで。あと3ch分、ないし4ch分の外部パワーアンプを用意する必要性が生じるのだ。なので、フロント3ウェイを鳴らすことが前提であるならば、当機は不向きと言えなくもない。

しかし、フロント2ウェイシステムを鳴らすための「パワーアンプ内蔵DSP」を探しているのなら、当機は絶好のターゲットと成り得る。パワーアンプのch数が絞られている分、価格がリーズナブルだ。しかも内蔵パワーアンプの出力はなかなかに大きい。パワフルかつトルクフルにフロント2ウェイスピーカーをドライブできるのだ。

なお、サブウーファーを足そうとするときには、別にパワーアンプが必要となる。しかし、「パワーアンプ内蔵DSP」がチョイスされる際には、サブウーファー用には外部パワーアンプが用意されるケースは多い。「パワーアンプ内蔵DSP」のパワーアンプではサブウーファーを鳴らせない機種もあり、鳴らせたとしても敢えて外部パワーアンプが使われることも少なくない。よりパワフルにドライブさせたいと考える向きが多いからだ。当機『GZDSP 4.80AMP』はそれをも見込んでいる、とも言える。合理性が重んじられている、というわけなのだ。

まとめよう。当機は、スタンダードなシステムをより高音質に鳴らすことと手頃さを両得できるモデルだ。使いやすくかつ導入しやすい本格機が欲しいと思ったら、当機に注目する価値は高い。

さて次回は、ハイグレードな「パワーアンプ内蔵DSP」をピックアップする。お楽しみに。

《太田祥三》

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