フラッグシップを知ればブランドの魅力が見えてくる!! トップエンドモデル大研究! 第6回「CDTオーディオ」編 | Push on! Mycar-life

フラッグシップを知ればブランドの魅力が見えてくる!! トップエンドモデル大研究! 第6回「CDTオーディオ」編

カーオーディオブランド各社の特長と魅力を明らかにすべく、フラッグシップモデル研究を行っている。最上位グレードのモデルは、各社のこだわりが注入され完成されている。そのこだわりの中身を検証することで、各ブランドごとのストロングポイントが見えてくる…。

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CDTオーディオ・CRM-632KBe
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カーオーディオブランド各社の特長と魅力を明らかにすべく、フラッグシップモデル研究を行っている。最上位グレードのモデルは、各社のこだわりが注入され完成されている。そのこだわりの中身を検証することで、各ブランドごとのストロングポイントが見えてくる…。

連載の第6回目となる当回では、異色のアメリカンカーオーディオブランド、“CDTオーディオ”をフィーチャーする。

ヨーロッパにルーツを持つアメリカンブランド。スピーカーの開発に特に強みを発揮!


“CDTオーディオ”は、他のアメリカンカーオーディオメーカーとは一線を画する、個性的なブランドだ。北米に本拠を置くブランドは得てして、高音質を追求する一方でパワフルサウンドを持ち味とする場合も多いのだが、こと“CDTオーディオ”に限っては、ひたすらに高音質を追求するブランドというイメージが強い。そこはかとなく欧州メーカー的な雰囲気も醸しているのだ。

それもそのはずで、同社CEOのKenneth Persson氏はスウェーデン生まれ。キャリアも母国でスタートさせている。スウェーデンで事業を開始し、その後にアメリカに移り住んだ。その後さらに技術力を磨き今に至っている。ヨーロッパとアメリカ両方の文化をバックボーンに持っているがゆえに、他社とは異なる独特の雰囲気を携えることができている、というわけなのだ。

なお“CDTオーディオ”は、スピーカーの開発に強みを発揮するブランドとしても知られている。パワーアンプもラインナップさせてはいるものの、製品展開の中心にあるのはスピーカーだ。

さて、そんな“CDTオーディオ”のフラッグシップモデルとは…。

多彩に揃えるスピーカーのラインナップの中で旗艦機として君臨しているのはこちら、『CRMシリーズ』だ。


CDTオーディオ・CRM-632KBeCDTオーディオ・CRM-62KBe

(写真左)CDTオーディオ・CRM-632KBe、(写真右)CDTオーディオ・CRM-62KBe


当シリーズには2つのコンポーネットキットがラインナップされている。1つが17cm3ウェイコンポーネントスピーカーである『CRM-632KBe』(税抜価格:38万円)、そしてもう1つが17cm2ウェイコンポーネントスピーカーである『CRM-62KBe』(税抜価格:32万円)だ。

創業40年の節目に登場。それまでの経験と技術が注ぎ込まれたスペシャルモデル。


ところで当シリーズは、昨年より販売開始されたばかりの比較的新しい製品だ。かつ、記念碑的なスペシャルモデルでもある。というのもこの2機種は、Kenneth Persson氏が創業以来40年にわたって積み上げてきた経験と技術のすべてが注ぎ込まれて作られている。特に記念モデルとはうたわれてはいないが、創業40年という節目にリリースされた渾身の逸品だ。

なお当シリーズには、『Chrome(クローム)High-Rez Audioシリーズ』という呼称も与えられている。その名のとおりに“ハイレゾ音源”の良さを十二分に引き出せることも特長となっているのだ。ツイーターの高域特性が広げられていて、50kHzまでのスムーズな再生が可能とされている。

それが実現できているキモは、振動板素材にある。当シリーズの2.5cmドームツイーターには、振動板素材として理想的な特性を持つと言われている高級素材の1つ、“ベリリウム”が使われている。音のことを考えてのベストチョイスがされているのだ。

そしてそのツイーターに、2ウェイ機では17cmミッドウーファーが組み合わされ、3ウェイ機ではさらに7.6cmミッドレンジスピーカーがセットされコンポーネントが組み上げられている。17cmミッドウーファー、7.6cmミッドレンジスピーカーともに振動板にはケブラーファイバーが採用されている。各ユニットとも作りに無駄がなく、かつ丁寧に仕上げられていることが見て取れる。

CDTオーディオ・CRM-62KBeCDTオーディオ・CRM-62KBe

(写真左)CDTオーディオ・CRM-62KBe、(写真右)CDTオーディオ・CRM-62KBe


その音は至って誠実だ。試聴取材をした際には、当機が原音を忠実に再現することが目指されたスピーカーであることをつくづく実感させられた。さらには、音色にコクもあった。質感を重視する向きには特に喜ばれそうな、魅力的なサウンドを奏でるスピーカーだ。

アナログ的なサウンドチューニングにもこだわりを発揮!


また同社は、“パッシブクロスオーバーネットワーク”の開発にもこだわりを発揮する。『Chrome High-Rez Audioシリーズ』でも、パーツ選定および回路設計が吟味された“パッシブクロスオーバーネットワーク”が付属されている。デジタルチューニングが全盛の現代においては、ハイグレードスピーカーには“パッシブ”が付属されないケースも目立ってきているが、“CDTオーディオ”はすべてのコンポーネントキットで“パッシブレス”の設定はない。そしてそれは旗艦機でも同様だ。アナログ的な音作りも大事にしているブランドなのである。

ちなみに、アナログ的なサウンド構築にこだわる姿勢は、単品発売されているスピーカーラインナップからも感じ取れる。例えば、50mmハイブリッドミッドレンジツイーターや、フロントガラス用イメージツイーターという個性的なモデルもラインナップされている。これらはある意味、アナログ的な手法でサウンドをコントロールしようとする製品だと言って良い。

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(写真左)CDTオーディオ・CRM-632KBe、(写真右)CDTオーディオ・MST-1SM


なお今年の春には、その姿勢が極まった新機軸なスピーカーシステムもリリースさせた。その名は『MST(ミュージック・ステージング・テクノロジー)』。当シリーズは、“シックスオクターブミッドツイーター”『MST-02P』(税抜価格:4万8000円)と、“MSTシステムコントロールユニット”『MST-1SM』(税抜価格:2万4000円)からなるシステムで、これを既存のシステムに組み込めばサウンドのリアリティが高められる、という製品だ。当機は、コンセプト的には“CDTオーディオ”を象徴するモデルと言うこともできる。アナログ的なサウンドチューニングに興味があれば、当機にもご注目を。

このように、高級機から特殊なシステムに至るまで多彩にスピーカーを展開させている“CDTオーディオ”。人とは違うこだわりのスピーカーブランドを探しているのなら、“CDTオーディオ”のチェックをお忘れなく。同社の製品を用いれば、スペシャルなHi-Fiサウンドを手にできる。

《太田祥三》

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