“ソースユニット”のトレンドを大分析! Choice 01 “AV一体型ナビ”考察 l | Push on! Mycar-life

“ソースユニット”のトレンドを大分析! Choice 01 “AV一体型ナビ”考察 l

カーオーディオシステムの最上流に組み込まれる音源再生装置、“ソースユニット”。その選択肢の幅が、昨今はぐっと拡大している。車載専用機にとどまらず、スマホをはじめとする車載機以外のメカが使われることも増えてきた。

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カーオーディオシステムの最上流に組み込まれる音源再生装置、“ソースユニット”。その選択肢の幅が、昨今はぐっと拡大している。車載専用機にとどまらず、スマホをはじめとする車載機以外のメカが使われることも増えてきた。

さて、実のところ何を使うのがベストなのだろうか…。その答を求めて、使い勝手、音質面、コスト等々、さまざまな角度からトレンドを分析していく。

第1回目となる今回は、“AV一体型ナビ”について考えていく。

“ハイレゾ”派にとっては特に、“AV一体型ナビ”は
“ソースユニット”として魅力十分!?

ところで“AV一体型ナビ”は、自らが“ソースユニット”でありながらも外部器機を繋ぐためのハブ機としても機能するのだが、今回はまず、これ自体を“ソースユニット”として活用する場合の使い心地について考えていく。

ちなみに、今もっとも車内で使われている“ソースユニット”は何かと言うと、答はズバリ、“スマートフォン”だ。スマホの中に大量の音楽が格納されているのであれば、それを“ソースユニット”として使えば至極便利だ。SDカードやUSBに音楽を移す手間も必要ない。Bluetoothで接続すればワイヤレス化も図れ、ナビ画面での選曲操作も可能となる。

ただし、“ハイレゾ音源”を手軽にかつ高音質で楽しみたいと考えたときには、状況が変わってくる。

というのも最近は、“ハイレゾ音源”を再生可能な“AV一体型ナビ”が増えつつある。そのようなナビで“ハイレゾ音源”を楽しもうとするときには、スマホの出番が減ってくる。なぜならそれらのナビが再生できる“ハイレゾ音源”は基本的に、SDカードやUSBに格納された音源だからだ。“ハイレゾ音源”が聴けるスマホであっても、そのデータをナビ側で読み取ることは基本的に不可能だ。”Android携帯の場合は、その再生音をヘッドフォン端子を介してアナログ接続するか、Bluetoothで伝送するしかない。iPhoneでも“ハイレゾ音源”を普通にデジタル伝送することは不可だ。“ハイレゾ音源”をスマートに良い音で楽しむには、SDカードやUSBで聴いた方が有利なのだ。

ちなみに、“ハイレゾ音源”をカーオーディオシステムでとことん高音質再生しようとするときには、高性能な“DAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)”をソースユニットとして活用し、そこからのデジタル出力を“DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)”で受けて制御する、というシステムレイアウトが取られることが多くなっている。しかしそこまでするとコストも掛かる。

だが、“ハイレゾ音源”を再生可能な“AV一体型ナビ”を“ソースユニット”として活用すれば、システムはシンプルなままで、“ハイレゾ音源”をそのままのクオリティで楽しめる。車載機なので操作性も高い。手軽に快適に、しかも良い音で満喫できるというわけなのだ。

“ハイレゾ音源”への対応力が幅広いのは、ケンウッドの『彩速ナビ』!

続いては、“ハイレゾ音源”が再生可能な“AV一体型ナビ”にはどのようなモデルがあるのかを具体的に紹介していく。まずは、ケンウッドの『彩速ナビ』シリーズから。

ところで、国産のカーナビメーカーの中で、もっとも早くに“ハイレゾ音源”の再生が可能な“AV一体型ナビ”をリリースしたのは、何を隠そうこのケンウッド。同社は2015年の2月に、他社に先駈け“ハイレゾ音源”に対応したモデルを登場させている。

なお、現行(既発売の2019年モデル)のケンウッド『彩速ナビ』シリーズの中で“ハイレゾ音源”が再生可能なのは、トップエンドグレードである『TYPE M』と、スタンダードグレードの『TYPE S』この2グレードだ(ベーシックグレードの『TYPE L』のみ“ハイレゾ音源”には非対応)。さらに『TYPE M』では“DSD”の再生も可能だ(『TYPE S』では192kHz/24bitまで)。

しかも『TYPE M』では、“ハイレゾ音源”を従来のSBC方式と比べ約3倍相当の情報量で伝送できる高音質コーデック“LDAC(エルダック)”にも対応している。つまり『TYPE M』ならば、スマートフォンを“ハイレゾ音源”に対応した“ソースユニット”として使用できるようになる(“LDAC”に対応しているスマホのみ)。

ちなみに『TYPE M』は、高精細HDパネル(1280×720)が搭載されていることも特長だ。しかも当モニターは従来比約1.3倍の広視野角も実現されている。音が良いことに加えて画面も見やすい。

すでに“ハイレゾ音源”をたくさん所有していて、それを車内で手軽に良い音で聴きたいと思ったら、ケンウッドの『彩速ナビ』が候補になる。覚えておこう。

“ハイレゾ音源”+“ブルーレイ”も楽しめる『ストラーダ』

続いては定番“AV一体型ナビ”の1つ、パナソニックの『ストラーダ』シリーズを紹介する。

さて『ストラーダ』の現行モデル(2018年モデル)は、計6シリーズ展開となっているのだが、その中で“ハイレゾ音源”の再生に対応するのは、『Fシリーズ』の上位機種『CN-F1XVD』だ。当機ならば「192kHz/24bit」までの“ハイレゾ音源”をダウンコンバートせずに再生できる。

ちなみに『CN-F1XVD』は、モニターが高精細であることもストロングポイントだ。『Fシリーズ』のもう1機種『CN-F1DVD』にも、光の反射が抑えられたニュータイプのモニターが採用されているのだが、『CN-F1XVD』のモニターはそれよりも一層の高性能化が図られている。光の反射の影響をほぼ受けず、かつ黒の再現力が飛躍的に高められている“ブリリアントブラックビジョン”が搭載されているのだ。販売店の実機で確認してみれば一目瞭然。興味があれば、ぜひともチェックを。

なお、『ストラーダ』と言えば“ブルーレイディスクプレーヤー”が搭載されていることでもおなじみだ。“ブルーレイ”も再生可能な“ソースユニット”を選びたいとなれば、“AV一体型ナビ”の中からは『ストラーダ』の一択となる。

“ブルーレイ”が観られる『ストラーダ』はもう2機種がある。セカンドグレードとなる『RXシリーズ』の2モデルがそれだ。“ブルーレイ”が観られる手頃なモデルをご所望ならば、『RXシリーズ』も要チェック。

今回はここまでとさせていただく。次回も“ソースユニット”としても頼りになる“AV一体型ナビ”の紹介を続行する。乞うご期待!

《太田祥三》

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