初めての「スピーカー交換」。楽しみ方、全部教えます! Part2「どこで換える?」 | Push on! Mycar-life

初めての「スピーカー交換」。楽しみ方、全部教えます! Part2「どこで換える?」

カーオーディオの音を今よりもっと良くしたいと思ったときの最善手の1つ、「スピーカー交換」をおすすめする短期集中特集をお届けしている。その第2回目となる今回は、「どこでやればいいのか」について、詳細に解説していく。

カーオーディオ カーオーディオ特集記事
市販スピーカーの一例(グラウンドゼロ・GZUC 650SQX)。

カーオーディオの音を今よりもっと良くしたいと思ったときの最善手の1つ、「スピーカー交換」をおすすめする短期集中特集をお届けしている。その第2回目となる今回は、「どこでやればいいのか」について、詳細に解説していく。

■カー用のスピーカーは、クルマに取り付けて初めて“完成品”となる?

前回は、市販スピーカーに交換すると音が良くなる理由を詳しく紹介した。さて、「スピーカー交換」が効果的であることが分かったところで次に問題となるのは、「どこで換えるか」だ。

クルマいじりを趣味としていて、インテリアの内張りパネル類の取り外しができる方であれば「自分でやる」という選択肢も浮上するが、もっともおすすめなのはやはり、「カーオーディオ・プロショップに行く」である。世の中には、カーオーディオ製品の装着やサウンドチューニングを任せられる専門店が多々、存在している。「スピーカー交換」は、それらプロに頼むのがベストだ。

プロに頼んだ方が良い最大の理由は、「カー用のスピーカーの取り付けにはコツがいるから」だ。“プロショップ”はそれを熟知している。

ところでホームオーディオ用のスピーカーは、スピーカーユニットが箱(エンクロージャー)に装着された状態で売られている。つまりスピーカーとは、箱形をした工業製品なのである。

しかし、カー用のスピーカーはユニットだけで売られている。その状態ではスピーカーとしての完成をみていないのだ。カーオーディオでは、クルマのドアがエンクロージャー的な役目を果たす。ドアに取り付けて初めてスピーカーとして完成する。つまりスピーカーの取り付作業は、「スピーカーを作ること」と同義なのである。

ゆえに取り付け方の良し悪しは、スピーカーの完成度に大いに影響する。そして完成度を上げるためには、経験と技術が必要になる。それらを発揮させないと、せっかくの市販スピーカーの性能を100%引き出せないのだ。

その点、“カーオーディオ・プロショップ”は経験と技術を持っている。カー用スピーカーを完成度高く作り上げることが可能なのだ。

■あっさりと取り付けるにしても、要所を押さえた取り付け作業をするべき!

さて、「スピーカーを作る」(取り付ける)という作業には、どのようなコツがあるのだろうか。それをひと言で言うならば、「ドア内部の音響コンディションを整えること」ということになる。クルマのドアは音響パーツとしては設計されていない。それを音響パーツとして作り替えていく必要があり、そのためにはさまざまなコツがあり、いろいろなメニューが存在している。

とはいえ、そのすべてを行わなければいけないということではない。どこまで手を掛けるかはその時々で、予算と効果を天秤にかけながら、さらには仕上がりの“見た目”のことも考慮しながら、総合的に判断すればOKだ。とりあえずはほとんど手を掛けず、あっさりとした形で仕上げるのもアリだ。

ただ、あっさり仕上げるにしても、“プロショップ”に任せた方がいい。「どうすれば音が良くなるか」を知っていれば、簡単に取り付ける際にも要所を押さえて仕上げられる。

例えば、“インナーバッフル”というバーツは使うべきで、“プロショップ”ならばこれを車種ごと、そして使用するスピーカーごとで最適な形でワンオフする(費用を抑制したいときは市販品を使うという選択もできる)。これは、スピーカーの取り付け土台となるパーツであり、かつ、スピーカーの奥側が窓ガラスとぶつからないように立ち上げるためのパーツ(スペーサー)でもある。さらには、スピーカーの振動板が動くことによって発生する振動を鉄板に伝わりにくくするという効果も発揮する。れっきとした“音響パーツ”というわけだ。

というわけで、あっさり仕上げるにしてもこの“インナーバッフル”は「スピーカー交換」においてのマストアイテムだ。ワンオフするにしても市販品を使うにしても、適正なものを使用したい。“プロショップ”に任せれば、適正なものを用意してくれる。

とにもかくにも、スピーカーの性能を引き出すためにはどう取り付けるかはとても重要だ。プロに任せた方がいろいろと安心であることは確かだ。

■“プロショップ”なら、実際のサウンドを確認できる!

“プロショップ”に行くとさらには、「聴いて選べる」というメリットも発揮される。スピーカーは各機ごとでサウンド傾向に特長が出やすいアイテムだ。音源をそのまま再生できるのが良いスピーカーであるのだが、そうは言いつつも機種によって特長が異なる。そのあたりはやはり、実際に聴いてみないとわからない。

“プロショップ”に行けば、製品の音を確認できる。“試聴ボード”なるものが設置されていて、そこにはショップごとのおすすめ品を中心に代表的なモデルがディスプレイされていて、実際のサウンドを確認できるのだ。

さて、“プロショップ”が頼りになことが分かったところで問題となるのは「どうやってお店を探せばいいのか」だが…。

もっともおすすめな店舗の検索ツールは、当サイト『Push on! Mycar-lif』の“全国カーオーディオショップ検索”だ。当リストには、全国の選りすぐりの有名ショップが名を連ねている。掲載されているショップならば、どこに行ってもスキルについて物足りなさを感じることはないはずだ。

または、気になるブランドがある程度定まっているのなら、各ブランドのホームページを覗いてみると参考になる。そこには“認定店”とか“取り扱い店”といったリストが掲載されている。そこに載っているお店ならば、そのブランドの製品を確実に取り付けてくれるはずだ。

なお、事前にお店のホームページをチェックしてみると、安心感は高まるはずだ。リーズナブルなセットプランを用意しているお店も多い。さらには工賃をある程度事前に把握することも可能だ。

その上で何軒か回ってみるとさらに良い。いろいろとお店を見てみて、その中からもっともしっくりくるお店を選ぶのが賢明な策だ。

今回は、ここまでとさせていただく。次回は、スピーカー選びに役立つ方法をお伝えする。お楽しみに。

《太田祥三》

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