ブランド名鑑・2021 第6回「アークオーディオ」編 | Push on! Mycar-life

ブランド名鑑・2021 第6回「アークオーディオ」編

数ある世界のカーオーディオブランドの中から、特に注目したいものをピックアップして紹介している当シリーズ連載。今回は、アメリカを代表するカーオーディオブランドのうちの1つ、“アークオーディオ”をフィーチャーし、その魅力と最新ラインナップを紐解く。

カーオーディオ 特集記事
アークオーディオ『ARCシリーズ』。
  • アークオーディオ『ARCシリーズ』。
  • アークオーディオ『KSシリーズ』。
  • アークオーディオ『RSシリーズ』。

数ある世界のカーオーディオブランドの中から、特に注目したいものをピックアップして紹介している当シリーズ連載。今回は、アメリカを代表するカーオーディオブランドのうちの1つ、“アークオーディオ”をフィーチャーし、その魅力と最新ラインナップを紐解く。

パワーアンプの設計者として著名なロバート・ゼフ氏が設計・監修!

“アークオーディオ”は、北米のカーオーディオブランドの中にあって特別な存在だ。そうであるポイントは主には2つある。1つは「音質性能へのこだわりがひときわ強いこと」だ。北米のカーオーディオブランドは、ニーズが低いこともあり高級なモデルのリリースを手控える場合が多いが、“アークオーディオ”はサウンドクオリティにこだわりハイエンドモデルも積極的に開発している。そして2つ目のポイントは「パワーアンプに強みを発揮すること」だ。ラインナップには、パワーアンプのみならずスピーカー、サブウーファー、そしてプロセッサーまでが名を連ねているが、主力はパワーアンプだ。高級機からエントリー機まで幅広く人気モデルを擁している。

というのも“アークオーディオ”の設立には、パワーアンプの設計者として名高い、巨匠ロバート・ゼフ氏もかかわっている。そして同社のパワーアンプはすべて、同氏によって設計・監修されている。ゆえに各機には氏ならではの経験とノウハウが存分に注入されていて、結果、どの機種も完成度高く仕上げられている。

では、製品ラインナップを見ていこう。まずは主力のパワーアンプから。ラインナップ中のトップエンドとして君臨するのは、名機『シグネチャーエディション シリーズ』だ。

なお当シリーズは実は、日本でしか手に入らないスペシャルバージョンだ。品番に“TRAD”と付く3機種の駆動方式には音質性能を最優先して“ハイブリッドクラスA回路”が採用され(もう1機種はAB級)、使用パーツにも贅が尽くされている。ちなみに当シリーズが初登場したのは今から10年以上も前だ。以来当シリーズは編成をマイナーチェンジさせながらロングセラーを続けてきた。

そして現在は、2chモデルが1機種、4chアンプが3機種の、計4機種をラインナップしている。価格は、4chの最上位機種『4200SE-TRAD』が47万円(税抜)、2chモデルの『2150SE-TRAD』が35万円となっている。

アークオーディオ『KSシリーズ』。アークオーディオ『KSシリーズ』。

社名を冠したニューパワーアンプシリーズが、2020年の春に新登場!

それに、2ndラインとなる『ARCシリーズ』が続く。なお当シリーズは、2ch機、4ch機、6ch機の3モデル展開となっていて、価格はそれぞれ15万5000円(税抜)、15万円(税抜)、17万円(税抜)だ。

なお当シリーズのパワーアンプは、2020年の春に登場したばかりだ。それまで『ARCシリーズ』といえばスピーカーのスタンダードラインのことを指していたのだが、それはそのまま残り、パワーアンプにも同社の社名を冠するシリーズが新たに加わえられることと相成った。しかもこちらは2ndグレード。スピーカーの同名シリーズとは立ち位置が異なっている。

ところで、製品写真を見るとそこそこに筐体が大きそうにも見えるが、実は案外にコンパクトだ。ラインナップする3機種とも外形寸法は同様で、約391mm(L)x約162mm(W)x約58mm(H)。インストール性はなかなかに高い。

で、これに続くのが『KSシリーズ』だ。当シリーズは以前から存在する定番ラインだが、陣容は『ARCシリーズ』が新登場したのと同時期に刷新されている。2chモデルの『KS300.2-V3』(税抜価格:9万円)と4chモデルの『KS300.4-V3』(税抜価格:10万円)とが“バージョン3”となって新登場し、もう1台の2chモデル『KS125.2 BX2』(税抜価格:6万4000円)もマイナーチェンジされている。なお『KSシリーズ』の各機には、AB級とD級の良いとこ取りをしたような特別機構、“クラスG&H回路”が搭載されている。

アークオーディオ『RSシリーズ』。アークオーディオ『RSシリーズ』。

スピーカーは4ライン展開。単体プロセッサー&アンプ内蔵DSPにも注目!

そしてパワーアンプはもう1ラインがある。『XDiシリーズ』がそれだ。

当シリーズは4機種展開だ(1chモデル×1機種、4chモデル×2機種、6chモデル×1機種)。そしてそのうちの1chモデルのみが、2020年モデルだ。価格は4chモデルの上位機種『XDi600.4』で7万2000円(税抜)となっている。

また“アークオーディオ”は、スピーカーも4ライン持っている。上から『RSシリーズ』、『BLACKシリーズ』、『ARCシリーズ』、『XDiシリーズ』、以上だ。そのうちの最上位ライン『RSシリーズ』は、2020年の春に発売されたニューモデルだ。シリーズは、ミッドウーファー、ミッドレンジ×2機種、ツイーターの計4機種で構成されている。価格はミッドウーファーの『RS6.0』が11万2000円(税抜)、ツイーターの『RS1.0』が7万2000円となっている。

それに続く『BLACKシリーズ』には、5インチ(約13cm)の2ウェイコンポーネントキット『BLACK 5.2』(税抜価格:15万円)があり、あとはミッドウーファー、ミッドレンジ、ツイーター、2機種のパッシブクロスオーバーネットワーク、3機種のサブウーファー、3種類のグリルがそれぞれ単品(サブウーファー以外のスピーカーはそれぞれ2個1組)で用意されている。

なお『ARCシリーズ』には1機種の2ウェイコンポーネントキットとツイーターが、『XDiシリーズ』には1種類の2ウェイコンポーネントキットがそれぞれ用意されている。

その上で“アークオーディオ”は、2機種の単体プロセッサーと1機種のパワーアンプ内蔵プロセッサーも擁している。ちなみにパワーアンプ内蔵DSP『PS8-50』の価格は17万5000円(税抜)だ。“アークオーディオ”ならではの良音が聴けるパワーアンプが一体となったDSPに興味があれば、当機のチェックもお忘れなく。

豊かなサウンドを奏でかつレスポンスの良いパワーアンプ、そして確かな品質が確保されたスピーカーやプロセッサーを物色しているのなら、“アークオーディオ”の各機にも、ぜひご注目を。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《太田祥三》

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