“カーオーディオ・プロショップ”が頼りになるワケとは? Part6「電気に強い!?」 | Push on! Mycar-life

“カーオーディオ・プロショップ”が頼りになるワケとは? Part6「電気に強い!?」

“カーオーディオ・プロショップ”という頼れる存在があることを、そしてそのバリューを1つ1つ紹介している当短期集中連載。第6回目となる今回は、“カーオーディオ・プロショップ”が“電気の専門家”でもあることについて解説していく。

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パワーアンプの搭載例(製作ショップ:ワープス)。

“カーオーディオ・プロショップ”という頼れる存在があることを、そしてそのバリューを1つ1つ紹介している当短期集中連載。第6回目となる今回は、“カーオーディオ・プロショップ”が“電気の専門家”でもあることについて解説していく。

■クルマの電気配線には実は、面白い仕組みが盛り込まれている…。

ところで、クルマの中ではさまざまな電装品が活躍している。ヘッドライト、エアコン、パワーウインドウやパワーステアリング、そしてナビやオーディオ等々。この狭い車内でたくさんの機器が使われるわけなので、電気配線を合理化する必要があり、その結果実は、面白い仕組みが採用されている。ご存知の方も多いとは思うが、その面白い仕組みとは、「クルマのボディをマイナス配線として活用する」である。

プラス側についてはコードを這わせて電源を確保するのだが、マイナス側の電気はいっそのことボディに流してしまい、そうすることでケーブルの必要本数を減らそう、というわけなのだ。

この仕組みは実に素晴らしいものであるのだが、しかし、とある危険も持ち合わせている。とある危険とは何かというと…。それはズバリ、「ショート」だ。

「ショート」とは、電気のプラスとマイナスが直結してしまう状態のことを指す。例えば単三乾電池があったとする。そのプラス側とマイナス側にコードを接触させて豆電球を着けたところをイメージしていただきたい。

この状態では豆電球が“抵抗”となってスムーズに電気が流れるのだが、もしもそこに豆電球がなかったら…。電気が通るのに一切の障害がなくなるので、一気に大量の電気がコードの中を駆け巡ることとなる。この状態がすなわち「ショート」だ。

■「ショート」が起こり得ることを想定して、対策を講じる必要がある!

クルマでは「ショート」が起きやすい。なぜならば、マイナス側の電流がボディに流れているからだ。カーペットに覆われている部分ならいいのだが、ボディがむき出しになっている箇所については、電線が被膜を伴わず導体がむき出しになっている状態と同じだ。そこにもしも、プラス側のコードの導体が断線するなどしてあらわになってボディに触れたら…。

一瞬にして「ショート」が起こり、そのコードに一気に大量の電気が流れ出す。そうなるとコードの被膜は熱で溶け、燃え始める。結果、たちまちのうちに車両火災が発生…。なんてことにもなりかねない。車内は、電気的に非常にデリケートな環境となっている、とも言えるのだ。

なので、車内に電装品を設置する際には、そういったことを熟知した上で、電気的な安全性に十二分に配慮してもろもろの作業が行われるべきである。例えば、カーナビを装着するにしても、マイナス側の配線はどこにどのようにして落とすべきか(ボディアースすべきか)とか、プラス側の電気はどこから引っ張ってくるべきかとか、そういった一連の作業を注意深く行う必要があるのだ。

例えば、場合によっては「ヒューズ」を噛ませなければいけないときもある。「ヒューズ」を装着しておけば、万が一「ショート」が起こって大量の電気が流れ出したときに「ヒューズ」が自らの導体を分断し、電気の流れを遮断してくれる。

“カーオーディオ・プロショップ”は電気の知識が豊富なので、使用する電装品に対しては、どのくらいの容量の「ヒューズ」を使うべきなのかを計算で導き出せる。そして適切な「ヒューズ」をセレクトし、設置できる。電装品を安全に取り付けられるのだ。

■電気を使うユニットを装着したくなったら、“カーオーディオ・プロショップ”に頼むベシ!

ちなみに、“カーオーディオ・プロショップ”は、パワーアンプやパワードサブウーファーといった、安定的に電源が供給されるべき電装品については、プラス電源をバッテリーから直接引っ張ってくる。このような仕様のことは通常“バッ直”と呼ばれているのだが、こんな作業も“カーオーディオ・プロショップ”にしてみれば朝飯前だ。

ところでこの作業においては通常、プラス配線をエンジンルームから車室内に引き込むところが最大の難所となる。多くの場合、鉄板に穴が空いていてそこにゴムのカバーが装着されている場所が探され、その箇所に穴を開けてコードを通す。だがしかし、そことバッテリーの位置とが離れ過ぎていては上手くないし、その場所がペダル類の近くであってもよろしくない。

そのようなケースにおいては、配線的な安全性を重視して、鉄板に新たな穴が開けられることもある。その上で、コードと鉄板とが干渉することのないように絶縁作業等々を施した上で、“バッ直”が完了される。

そしてこのときにも、“バッ直”したケーブルに対して「ヒューズ」が装着されることとなる。バッテリーの近くに、かつしかるべき距離を確保した上で、安全に「ヒューズ」を固定する。

このように“カーオーディオ・プロショップ”は、電装品を装着する際、その機器の性能を十二分に引き出せるような工夫をしながら、安全性にも配慮して、その装着作業を遂行してくれる。

カーオーディオ機器にとどまらず、例えばドライブレコーダーとか、レーダー探知機とか、電気を必要とするパーツの装着をしたいと思ったときには、その作業を“カーオーディオ・プロショップ”にオーダーすると安心だ。何の心配もなく、製品をばっちり取り付けてくれる。

電気に関したことを頼みたくなったら、“カーオーディオ・プロショップ”に相談すベシ!

《太田祥三》

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