カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA HARRIER(オーナー・柴田奈奈さん) by lc sound factory 後編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA HARRIER(オーナー・柴田奈奈さん) by lc sound factory 後編

フロントスピーカーにチョイスしたはロックフォードのT4。ハイエンドなスピーカーに合わせてデザインは純正を生かしたシックな作りを目指した。オーナーの柴田さんと製作ショップである栃木県のlc sound factoryが作り上げたコクピットまわりに注目した。

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA HARRIER(オーナー・柴田奈奈さん) by lc sound factory 後編
  • カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA HARRIER(オーナー・柴田奈奈さん) by lc sound factory 後編
  • 新車購入時にはすでにオーディオのプランを進めていたハリアー。納車と同時にカスタムを開始したという入魂の一台だ。
  • 純正のドア内張りを利用して、アウターバッフル化を施したドア。派手なイメージではなく、落ち着いたデザインを完成させた。
  • T4のシックな振動板デザインも相まってアウターバッフルとは思えないシックなイメージを創り出したドアインストール。
  • Aピラーへのトゥイーター埋め込みでも純正イメージをトコトン尊重したデザインを施す。形状も大きな変更は施さない。
  • ピラーのフィニッシュに用いた生地は純正インテリアに用いられている素材に似たデザインのものをあえてチョイスしている。
  • コクピット全体は見た目も派手さを抑えたデザイン。純正のデザインを基本として造形の大幅な変更などはあえて抑えている。
  • ヘッドユニットとしてチョイスしたのはカロッツェリアのサイバーナビ。音の良いナビとしての素性をかってのセレクトだ。

フロントスピーカーにチョイスしたはロックフォードのT4。ハイエンドなスピーカーに合わせてデザインは純正を生かしたシックな作りを目指した。オーナーの柴田さんと製作ショップである栃木県のlc sound factoryが作り上げたコクピットまわりに注目した。

◆ドアのアウターバッフルも純正ドアデザインを踏襲してカスタム

新車購入時にはすでにオーディオのプランを進めていたハリアー。納車と同時にカスタムを開始したという入魂の一台だ。新車購入時にはすでにオーディオのプランを進めていたハリアー。納車と同時にカスタムを開始したという入魂の一台だ。

《新車購入時にはすでにオーディオのプランを進めていたハリアー。納車と同時にカスタムを開始したという入魂の一台だ。》

純正のドア内張りを利用して、アウターバッフル化を施したドア。派手なイメージではなく、落ち着いたデザインを完成させた。純正のドア内張りを利用して、アウターバッフル化を施したドア。派手なイメージではなく、落ち着いたデザインを完成させた。

《純正のドア内張りを利用して、アウターバッフル化を施したドア。派手なイメージではなく、落ち着いたデザインを完成させた。》

T5のシックな振動板デザインも相まってアウターバッフルとは思えないシックなイメージを創り出したドアインストール。T4のシックな振動板デザインも相まってアウターバッフルとは思えないシックなイメージを創り出したドアインストール。

《T4のシックな振動板デザインも相まってアウターバッフルとは思えないシックなイメージを創り出したドアインストール。》

新車時からインストールを開始しオーディオカーとしての手の込んだカスタマイズを施した柴田さんのハリアー。システムの中心となったのはロックフォードのスピーカーT4652-Sだ。元々ロックフォードのサウンドが好きだったオーナーは、同社のハイエンドスピーカーであるT4に惚れ込んでチョイス。そのサウンドに合わせて周辺の機器&システムを組み上げていったというT4ありきのシステムデザインとなった。

インストール面でのリクエストは「あくまでも純正イメージを崩さない」ことだった。いかにも“作りました”というバリバリのカスタムインストールではなく、純正デザインを踏襲しつつキレイに仕上げたい、そんな思いを込めて造形や表皮の素材選びなどを行った。特にドアに設置したミッドバスのアウターバッフル形状にはこだわりがたっぷり込められ、思い入れも強い。

純正のスピーカーグリル部分を生かし、新たにアウターバッフル化した手法はスマートで美しい。バッフル周囲にはメッキのモールディングも残しているのもスマート。ただしスピーカー周辺は立体的な落とし込みを施し、グレー系の人工スエードを使って処理する上質な仕上がりとなった。ドアパネルの周辺デザインを大きく変えたり、ドアポケットを取り払うなどの処理は望んでいなかったオーナーが狙ったとおりのデザインに仕上がった。

◆純正内装との融合にもこだわりAピラーの生地を厳選して採用

Aピラーへのトゥイーター埋め込みでも純正イメージをトコトン尊重したデザインを施す。形状も大きな変更は施さない。Aピラーへのトゥイーター埋め込みでも純正イメージをトコトン尊重したデザインを施す。形状も大きな変更は施さない。

《Aピラーへのトゥイーター埋め込みでも純正イメージをトコトン尊重したデザインを施す。形状も大きな変更は施さない。》

ピラーのフィニッシュに用いた生地は純正インテリアに用いられている素材に似たデザインのものをあえてチョイスしている。ピラーのフィニッシュに用いた生地は純正インテリアに用いられている素材に似たデザインのものをあえてチョイスしている。

《ピラーのフィニッシュに用いた生地は純正インテリアに用いられている素材に似たデザインのものをあえてチョイスしている。》

トゥイーターの取り付けでもひと工夫ありだ。ロックフォードT4のトゥイーターはAピラーにインストールされているのだが、ここでも純正イメージを崩さない処理が施されている。ただし、しっかりと自己主張する素材使いも見どころ。ピラーを加工してトゥイーターをビルトインしたあと、ピラー全体を覆う生地としてチョイスしたのはメッシュ状の素材だ。これは純正インテリアの各所に用いられている素材に似たもので、グレー系の同系色を用いることでピラーを純正内装デザインになじませているのも見どころ。

良い音をしっとり聴きたいというオーナーの思いがデザインにも反映され、派手さを抑えた大人のインストールを実践したAピラー。サウンド面でも絶好のロケーションによるステージコントロールも決まり、オーナーが望んだハイレベルなサウンドも同時に手に入れている。ドアのミッドバスとの2ウェイのつながりも高いレベルで仕上がり、T4のポテンシャルを存分に引き出している。女性ボーカルが大好きだというオーナーの望み通り、目の前に浮かび上がるボーカルをドライブのたびに堪能することができる。T4の2ウェイから生み出されるサウンドはオーナーお気に入りのポイントとなった。

◆自分の好みを明確に見据えてカスタムインストールはまだまだ続いていく

コクピット全体は見た目も派手さを抑えたデザイン。純正のデザインを基本として造形の大幅な変更などはあえて抑えている。コクピット全体は見た目も派手さを抑えたデザイン。純正のデザインを基本として造形の大幅な変更などはあえて抑えている。

《コクピット全体は見た目も派手さを抑えたデザイン。純正のデザインを基本として造形の大幅な変更などはあえて抑えている。》

ヘッドユニットとしてチョイスしたのはカロッツェリアのサイバーナビ。音の良いナビとしての素性をかってのセレクトだ。ヘッドユニットとしてチョイスしたのはカロッツェリアのサイバーナビ。音の良いナビとしての素性をかってのセレクトだ。

《ヘッドユニットとしてチョイスしたのはカロッツェリアのサイバーナビ。音の良いナビとしての素性をかってのセレクトだ。》

オーナーの柴田さんは兄の影響からオーディオをはじめた。今回のインストールでは仲間がびっくりするデザインを目指したとか。オーナーの柴田さんは兄の影響からオーディオをはじめた。今回のインストールでは仲間がびっくりするデザインを目指したとか。

《オーナーの柴田さんは兄の影響からオーディオをはじめた。今回のインストールでは仲間がびっくりするデザインを目指したとか。》

ラゲッジには多くのユニットをフラットにインストールしてデザイン面に加えて実用面を兼ね備えたハリアー。フロントステージも派手さを抑えた純正傾向のデザインで全体をコーディネートすることに成功。しかも大好きなロックフォードから選んだT4のスピーカーの持てるポテンシャルをフルに発揮することで、狙い通りの上質サウンドを手に入れた。

サウンド面や操作性を考えてヘッドユニットに選んだのはカロツェリアのサイバーナビAVIC-CW900をチョイス。音質自慢のナビによって、ロックフォードのスピーカー群の長所を存分に引き出す。プロセッサーに選んだロックフォード・DSR1とのコンビネーションで緻密に調整されたサウンドも決まっている。

兄の影響からはじめたカーオーディオだが、今ではすっかり自分流のサウンド・デザインを確立したオーナー。聴きたい音や欲しいデザインを明確に持ち、ショップのインストーラーとの二人三脚で作り上げたハリアーは現在のオーナーがオーディオカーに対する思いをすべてぶつけた集大成となった。しっかりした方向性を見据えたシステムアップは今後も続いていくということから、将来的にも楽しみなカスタム車両だ。

《土田康弘》

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