【プロショップ直伝!】フロントスピーカー攻略法! Part.2「ミドルグレードへのステップアップ法」 | Push on! Mycar-life

【プロショップ直伝!】フロントスピーカー攻略法! Part.2「ミドルグレードへのステップアップ法」

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レインボウ・GL-C6.2
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車内で良い音を楽しもうと思ったときの要となる「フロントスピーカー」について、その選び方、取り付け方、そしてコントロールの仕方までを、カーオーディオ・プロショップの指南を受けながら、横断的に解説していこうと試みている。

初回となる前回は、ビギナーに向けて「初めてのスピーカーの選び方」を解説した。それに続く今回は、中級ユーザーに向けて、「ミドルグレードへのステップアップ法」をご紹介していこうと思う。

今回、講師役をお願いしたのは、広島県の実力ショップ“car audio factory K-sound”代表の石井さんだ。では早速、石井さんにお聞きした1つ目のお話からご紹介していこう。


■“10万円超え”が1つの目安。“情報量”がぐんと増える。

前回は「初めてのスピーカー」として、3万円台から6万円台のモデルをおすすめしたのだが、そのようなスピーカーを何年か使用した後にさらなるグレードアップがしたくなったとき、どのように製品選びをしていくと良いのだろうか。

まずは、狙うべき価格帯からお聞きした。

石井「10万円超えが、1つの目安になるのではないでしょうか。そこから15万円台までの価格帯には、魅力的なモデルがひしめいています。

10万円を超えてくると、情報量がぐんと増えるんですよ。音数が増え、それぞれの音の粒もきめ細やかになります。スピーカーから発せられる情報の量が増えれば、リアルさが上昇しますし、ステージの立体感も出てきます。6万円台までの製品と比べて、世界観が変わってきますよね。

ところで、グレードアップにあたっては、製品の価格とは別に、取り付け費用についても予算を計上する必要があります。カーオーディオにおいてはドアが、ホームオーディオのスピーカーでの“箱(エンクロージャー)”にあたるわけですが、“箱”の製作についても予算を計上しておかないと、満足度の高いサウンドを手にすることができないのです。

例えば15万円の予算があったとき、15万円のスピーカーを選んでそのまま取り付けるのと、10万円のスピーカーを5万円かけて取り付けるのとでは、後者のほうが良い音がするんですよ。ですので、製品だけで考えるのではなく、何をどのように取り付けるか、というように、総合的にプランを練っていただきたいと思います」


■“インナーバッフル”や“デッドニング”で、スピーカーの性能を引き出す。

“箱”の製作とは、具体的にはどのようなことを指すのだろうか。

石井「仮に15万円のスピーカーを選ぶのであれば、10万円くらいを“箱”の製作費にあてるのがベストなのですが、そこで行われるのは、“インナーバッフル”の製作、フルメニューで行うドア内部の“デッドニング”、そしてスピーカーケーブルの交換、以上ですね。

ただし、必ずしもこれらをすべて一度に行う必要はありません。逆に、段階を踏んで進めていけば、都度、音の変化(向上)を味わえますから、むしろ楽しいかもしれませんね。さらにいえば、エントリーモデルのスピーカーを取り付けたときの“インナーバッフル”や“デッドニング”も、そのまま使える場合もあります。費用を軽減させる方法もあるかもしれませんから、そのあたりはプロショップとよく相談して、ムダのないやり方を探っていただきたいですね」

■使用しているメインユニットのタイプによっては、別の作戦も浮上する…。

次にはいよいよ、10万円台から15万円台のスピーカーの中から、最良のチョイスをするためのコツをお聞きした。

石井「使用しているメインユニットによって、作戦を変えていくべきだと考えています。場合によっては、スピーカーのアップグレード以外の方法をおすすめすることもありますね。

本格的なメインユニットをお使いの場合は“ミドルグレードのスピーカーへの交換”で良いと思うんです。内蔵アンプの性能が高いですから、“ミドルグレード”のスピーカーをしっかりと鳴らしきることが可能です。しかし、例えばお手頃な純正ナビを使われているようなときは、スピーカーのグレードアップよりもむしろ、外部パワーアンプの追加、または、パワーアンプ内蔵のDSPを追加したほうが、良い結果が得られる可能性が高いと思います。

そうすることで、今装着しているエントリースピーカーの性能をさらに引き出すことができますし、後にスピーカーのグレードアップを実行したときにも、そのスピーカーの性能を十分に堪能することが可能となります。

エントリースピーカーからのステップアップは、必ずしもスピーカー交換だけではない、ということも、頭に入れておいていただきたいですね。楽しみ方はいろいろありますから」


■ショップおすすめのモデルの音を聴いた上で、好みの音を探していく…。

石井さんのお話には至極納得である。アンプの追加や、アンプ内蔵DSPの追加と言う選択肢は大アリだ。大いに参考にしていただきたい。

さて、今行うにせよ、先伸ばしするにせよ、“ミドルグレード”のスピーカーを選ぶ段となったときには、どのような観点を持つと良いのだろうか。

石井「音の好みで選んでいただければいいと思います。どのような方向性を求めるのか、どんな音楽が、どんな風に聴こえると良いのかをプロショップに伝えて、おすすめを選んでもらう、というやり方でもいいですね。

ちなみに当店では、10万円台から15万円台のスピーカーが4機、デモボードに入っています。それを聴いていただいて、どれがもっとも好みに近いのかを探していただいています。

その4機種はどれも、選んで後悔のないおすすめモデルですので、その中から1つをずばりと選んでいただいてもいいですし、“これとこれの間の製品”というように、その4機種をメジャー代わりに活用いただいてもいるんです。そういったオーダーがしやすいように、敢えてタイプの異なるモデルを選定してあるんですよ。

市場にあるすべての製品を聴くことは難しいので、代表的なものを聴いて、それらの音を基準にしながら、どんな製品が良さそうかショップと相談していくと良いと思います。

スペックや素材、構造は取り敢えず気にされなくてOKです。フィーリングが合うかどうか、そこだけを考えて選べば、満足できるスピーカーを手にすることができるはずです。楽しみながら選んでいっていただきたいですね」


今回はここまでとさせていただく。スピーカーのグレードアップを検討している方は石井さんの話をご参考に、自分にとってのベストなスピーカーをじっくりと見つけ出していただきたい。

さて次回は、スピーカーの取り付け方に関する“攻略法”を解説していく。掲載は1週間後を予定している。お楽しみに。
《太田祥三》

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