カーオーディオ、“今年のうちにやっておきたいこと”大特集! Part.3「音楽ファイルの管理・整理」 | Push on! Mycar-life

カーオーディオ、“今年のうちにやっておきたいこと”大特集! Part.3「音楽ファイルの管理・整理」

2016年も残りわずかとなってきたこの時期、カーオーディオ・ライフにおいての「今年のうちにやっておきたいこと」をいろいろとご紹介している。第3回目となる今回は、「音楽ファイルの管理・整理」と題して、お贈りする。

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カーオーディオクラブ(大阪府)製作のデモカー、Audiのメインユニット。

2016年も残りわずかとなってきたこの時期、カーオーディオ・ライフにおいての「今年のうちにやっておきたいこと」をいろいろとご紹介している。第3回目となる今回は、「音楽ファイルの管理・整理」と題して、お贈りする。

今回、お知恵を拝借したのは、大阪府の実力ショップ「カーオーディオクラブ」の高橋さん。では早速、本題に入っていこう。

■パソコン内のデータは、早めにバックアップを!

まずはズバリ、「音楽ファイルの管理・整理」に関して、早めにやるべきことがあるかどうかをお聞きした。

高橋「音楽ファイルに限った話ではないのですが、パソコン内に格納されているデータのバックアップを取っていない場合には、外付けHDDや、外付けSSD等を用意して、お早めにコピーしておいたほう良いと思います。音楽ファイルが大量に貯まっていて、パソコンの容量を圧迫しているという状態であるなら、すぐにでも。

そのとき、“音楽専用”の外付けデバイスを用意するのもアリだと思います。大量の音楽ファイルを所有している場合は特に。今後もデータは増えていくでしょうから、容量に余裕があったほうがいいですし。ハイレゾ音源を楽しんでいる方ならなおさら、“音楽専用”のバックアップデバイスがあるといろいろと安心、安全です。

最初から、音楽ファイルの保存先を外付けHDDに設定している方もいらっしゃいますね。音楽ファイルを取り込むペースが速い場合には、有効な方法だと思います」

■音楽ファイルの再生・管理ソフトを変更する場合には…。

ところで、音楽ファイルの再生・管理ソフトを複数使っているユーザーも少なくないはずだ。かつてはiPodで音楽を聴いていたのだが、ハイレゾ音源を聴こうとする機会に、メインに使用するデジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)を変更し、同時に再生・管理ソフトも変更する、というケースが往々にしてある。そのような場合においての、賢い音楽ファイルの整理術等はあるのだろうか。

高橋「再生・管理ソフトを複数使っていても、パソコンで音楽を再生する場合には音楽ファイルは共用しますので、基本的にはそれぞれのソフトで聴くことが可能です。特に整理し直したりする必要はありません。しかし、対応していないファイル形式のデータは読み込むことはできません。例えば、もともとiTunesを使っていて、Apple Losslessで取り込んでいた楽曲データは、ウォークマン用の再生・管理ソフトである、Media Goでは聴けませんし、Media Goで取り込んだFLACファイルを、iTunesで聴くこともできないわけです。

もしも、iTunesからMedia Goに切り替えて、今後はFLACファイルで聴きたい、ということであるならば、改めてFLACでリッピングし直すしかないですね」

1度取り込んだデータを再リッピングすることは手間なのだが、いつかはやるべき作業ではある。特に、お気に入りの音楽ならば、プレーヤーを換えて聴けなくなってしまったらつまらない。時間があるときに、コツコツとリッピングし直していこう。

高橋「データのスリム化を図るべく圧縮率を上げてリッピングしていたけれど、パソコンを変えて容量に余裕ができたなら、高解像度なファイル形式でリッピングし直しても良いと思います。その場合、取り込む都度、かつてのファイルを消していくと良いのではないでしょうか。DAPを併用するのなら、それぞれに適応したファイルを残しておく必要がありますが、使用するDAPが1つの場合は、1つの楽曲で1つのファイルが残っていればOKですから」

音楽データをパソコンで管理するようになってある程度年月が経っている場合、同じ楽曲で複数のファイルが存在していることもあるのではないだろうか。そうであるならばこの機会に、圧縮率の高いファイルを消していっても良さそうだ。

次々と貯まっていく音楽ファイル。バックアップを取っていないというのなら、年末のうちに時間を作り、ぜひともデータの保存を実行しよう。同時に、最新のリスニング環境に合うように、再リッピングもコツコツと。そんな作業をしながら、懐かしい音楽を聴き返すのも悪くないと思うのだが、いかがだろうか。

さて次週は、当特集の最終回として、電源回りのメンテナンスや強化について考察していく。次回もお読み逃しなきように。

《太田祥三》

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