カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA AQUA(オーナー・佐久間雄司さん) by SOUND WAVE 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA AQUA(オーナー・佐久間雄司さん) by SOUND WAVE 前編

ラゲッジ一面に広がる上下二段のカスタムインストレーションを施したアクア。茨城県のSOUND WAVEが手がけたラゲッジデザインは斬新で機能的なものだった。大型パワーアンプを使って質の高いドライブを心がけ、高いレベルのサウンドクオリティを引き出す。

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA AQUA(オーナー・佐久間雄司さん) by SOUND WAVE 前編
  • カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA AQUA(オーナー・佐久間雄司さん) by SOUND WAVE 前編
  • 上下二段に分かれたラゲッジのオーディオボード。上段にはグラウンドゼロのパワーアンプ、下段にはサブウーファーがセットされる。
  • グレー系の人工スエードを使ったアンプラックが落ち着いたイメージ。アクリルを使ってウーファーを見せる工夫も凝っている。
  • 車室内から見たサブウーファー。形状からも車内に広がる低音が感じられるインストールスタイルだ。手前はバスレフポート。
  • ラゲッジの上段に設置されるパワーアンプ。ボードにビルトインする形状で周囲とツライチでデザインされているのがわかる。
  • パワーアンプの端面とボードの細かな処理。アンプ形状に合わせてボードを立ち上げ、ラインを合わせているのがわかる作り。
  • 下段のサブウーファーの存在感をアピールするため、アクリルを使った窓を設置したラゲッジ後部。
  • パワーアンプの裏側はアクリルを使ったシースルー構造。ボードの裏側も抜いて車内側から見るとこのような状態になっている。

ラゲッジ一面に広がる上下二段のカスタムインストレーションを施したアクア。茨城県のSOUND WAVEが手がけたラゲッジデザインは斬新で機能的なものだった。大型パワーアンプを使って質の高いドライブを心がけ、高いレベルのサウンドクオリティを引き出す。

◆上下2段に分割したデザインで
 大型アンプもスマートにビルトイン

上下二段に分かれたラゲッジのオーディオボード。上段にはグラウンドゼロのパワーアンプ、下段にはサブウーファーがセットされる。グレー系の人工スエードを使ったアンプラックが落ち着いたイメージ。アクリルを使ってウーファーを見せる工夫も凝っている。車室内から見たサブウーファー。形状からも車内に広がる低音が感じられるインストールスタイルだ。手前はバスレフポート。
一昨年にカーオーディオのインストールをはじめたオーナー、昨年の夏にフロント、冬にはトランクまわりを作り上げ、段階を追ってカスタムレベルを上げていくことで、継続してオーディオを楽しむスタンスを大切にしているのが特徴。

インストールや音作りのコンセプトは「自分にとって心地よいオーディオ」。あくまでも自分基準でかっこよく、良い音を追求していくのがオーナーならではのポリシーでもあるのだ。

斬新なアイデアと質の高いインストール技術が込められたトランクは、グラウンドゼロのパワーアンプ2台を上段に、サブウーファーを下段にセットする2段構造を採用。グラウンドゼロの大型アンプであるGZPA Referenceを2台横に並べて設置するには、このような立体的なインストールが必須となった。

しかし、アンプにはブラックエディションをチョイス、グレー系の人工スエード+ブラックレザーを使った落ち着いたデザインとしている。派手さを追求するのではなく、細部にまで上質な作り込みを施し、クオリティの高さを感じさせるフィニッシュを目指した。

◆ボードとアンプデザインを一体化
 ラゲッジ細部の作り込みにも注目

ラゲッジの上段に設置されるパワーアンプ。ボードにビルトインする形状で周囲とツライチでデザインされているのがわかる。パワーアンプの端面とボードの細かな処理。アンプ形状に合わせてボードを立ち上げ、ラインを合わせているのがわかる作り。下段のサブウーファーの存在感をアピールするため、アクリルを使った窓を設置したラゲッジ後部。
トランクルームの上段にインストールされているのはグラウンドゼロのGZPA Referenceの4XSと2XSの2台。幅420mmという大型のアンプを横に2台並べるとアクアの車幅になんとか収まるサイズで、デザイン的なポイントになっている。またアンプ形状に合わせて周囲のパネルを造形し、アンプをボードデザインの一部に取り入れるアイデアも美しい。

フロントスピーカーやサブウーファーなども含め、グラウンドゼロでユニットを統一することで、音のトータルコーディネートを狙ったのもオーナーの望んだところ。サウンドとデザインを高いレベルで融合させたシステムといえるだろう。

一方、下段にインストールされるのはグラウンドゼロのサブウーファー・GZPW Reference250。フロア側を全面使って作り付けられたエンクロージャーはローエンドを伸ばす狙いからバスレフを採用。オーディオボードの後端にはリアハッチを開けた時にサブウーファーが見えるようにアクリルの化粧パネルがはめ込まれるなど、下段のサブウーファースペースも見事にショーアップされている。

◆アンプの底面を見せるワザなど
 アイデア満載の取り付けが見どころ

パワーアンプの裏側はアクリルを使ったシースルー構造。ボードの裏側も抜いて車内側から見るとこのような状態になっている。右サイドにはグラウンドゼロのキャパシターを設置。ウーファーの設置エリアがメガホン状に前に向かって広がる構造も見て取れる。ラゲッジの左サイドにはパッシブをインストールするエリアを確保。ウーファーのバッフル面と合わせてシルバーカーボンで仕上げる。
ラゲッジのオーディオボードは、後部から見るとアンプとアクリル越しに見えるサブウーファーという構成だが、逆に車内側から見ると別の表情を見せる。リアシートを倒すと大きく開口したウーファーのスペースが見える。この部分がメガホン状の形状で、コクピットのリスナーに低音を効果的に届ける構造としている。

デザイン面では、ボードのアンプ下部分を貫通させているのが特徴。GZPA Referenceの底面がアクリルでシースルーになっているのを利用して、ボード下部側から見るとアンプ内部が美しくライトアップされる隠し技も投入する。またサイドウォールにはキャパやパッシブをビルトインするなど、いずれのパネル面にもオーディオを強く感じさせる処理が込められた。

アイデア満載のラゲッジの作り込みが見事なアクア。次回は音の厚みや前に出るボーカルを狙ったフロント3ウェイのインストールやシステムに付いてみていくこととしよう。

《土田康弘》

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