アンティフォン 松居邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 No.94 『第2回ハイエンドカーオーディオコンテスト』に向けて | Push on! Mycar-life

アンティフォン 松居邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 No.94 『第2回ハイエンドカーオーディオコンテスト』に向けて

カーオーディオ 特集記事

アンティフォン店舗と、デモカー・Audi
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今回は、第2回目となる『ハイエンドカーオーディオコンテスト』に向けて、今、松居さんが何を考え、どのような取り組みをしているのかを綴っていただいた。同コンテストにエントリーしている方には特に必読の内容となっている。じっくりとお読みいただきたい。


今年も秋のカーオーディオコンテスト・シーズンがやってきた。

9月24日、25日には、『第2回ハイエンドカーオーディオコンテスト』も開催される。僕は昨年、このコンテストに、カロッツェリアXを搭載したアクアで出場したのだが、今年はダイヤトーン・DS-SA1を装着しているAudiで出場しようと思っている。

ところで僕は、初夏に開催される『ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト』と、9月に開催される『ハイエンドカーオーディオコンテスト』の2つを、いくつかあるサウンドコンペの中でも特に楽しみにしている。

この2つのコンテストはレギュレーションは異なるものの、同じ価値観で開催されている。音楽を再生することだけに注目したカーオーディオコンテストなのである。

そしてこれらでは近年、オーディオ装置が醸し出す音楽的魅力が評価され、そこに強みを持つクルマが上位に来ているように感じている。

以前、オーディオ装置の評価基準について触れたとき、2つの考え方がある、と書かせていただいた。1つの方向は「Hi-Fiの追求」(原音再生)であり、もう一方が「美しい音の追求」だ。

「Hi-Fiの追求」は、科学技術としてオーディオを捉えた考え方で、究極の目標は装置の存在を感じさせないことである。スピーカーで聴いていることを意識できないほど、装置のカラーレーションを排除し、生演奏と錯覚することを目指す。

もう一方の「美しい音の追求」は、再生で“感動”するために、説得力ある音の世界を積極的に構築するという考え方だ。

「美しい音の追及」派から見ると、「Hi-Fiの追求」派のシステムには物足りなさを感じる。

逆に「Hi-Fiの追求」派から見ると、「美しい音の追及」派のシステムの、装置が持つ音の存在感に違和感を感じる。

これがオーディオをめぐる矛盾でもあり、哲学でもある。このどちらの方向から見ても素晴らしい装置が最高のオーディオなのでは、と僕は思っている。

そして近年の審査では、そのバランスが「美しい音の追及」側に振れているクルマが優勢だと僕は感じている、という次第なのである。

さて、アンティフォンでも、「Hi-Fiを追求する」アクアと、「美しい音を目指す」Audiの2台のデモカーを用意していて、それぞれを進化させようと日々トライしている。

そして今年の『ハイエンドカーオーディオコンテスト』ではAudiで臨み、ダイヤトーンとステッグの組み合わせで、審査員の心のドアをノックしよう試みる。

今年の課題曲のクラシックはゴージャスな音楽だ。全曲が楽しめるオペラの名曲集から、オーケストラが最も美しく響く気持ちの良いトラックが選ばれている。女性ボーカルはとてもノーマルな録音である。

やはりポイントは、ヴェルディの「アイーダ」だろう。

「普段からメイクしない君が薄化粧した朝」という歌を毎朝聴いて始まる毎日を、僕は最近過ごしている。この薄化粧が今年の僕の悩めるポイントなのである。

かつて所有していたアルファロメオを思い出し、若干ウエットな音が良いのか…。ソナースファーベルを聴いて濃密さを確認したりしながら、あれこれと音を煮詰めている。
《松居邦彦》

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