「MTX Audio」からトップエンド & ベーシック、2グレードの新作パワーアンプが堂々登場! その実力を最速リポート! Part.1 『THUNDERシリーズ』編 | Push on! Mycar-life

「MTX Audio」からトップエンド & ベーシック、2グレードの新作パワーアンプが堂々登場! その実力を最速リポート! Part.1 『THUNDERシリーズ』編

人気アメリカン・ブランドの1つ、「MTX Audio」から、パワーアンプのニューラインがデビューした。

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MTX Audio・THUNDER75.4
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人気アメリカン・ブランドの1つ、「MTX Audio」から、パワーアンプのニューラインがデビューした。

新たなトップエンドグレードとなる『RFLシリーズ』と、ベーシックグレードの『THUNDER(サンダー)シリーズ』、以上の2ラインが、颯爽と日本初上陸を果たした。

これから2週にわたり、これらについての詳細なインプレッション・リポートをお贈りしていく。今週はまず、『THUNDERシリーズ』についてお伝えする。

コンパクト化が図られつつも、ルックスと出力は、より力強く。


当シリーズは「MTX Audio」のベーシックグレードとして、長きにわたって人気を博してきた定番ラインだ。それが2016年春、フルモデルチェンジして新登場したのである。シリーズ名こそ従来どおりながらも、ラインナップ、ルックス、そして内部構造と、すべてが一新されている。

ラインナップは、フルレンジ4chモデルが1機種+サブウーファー用1chモデルが2機種という計3モデルのシンプルな構成となっている。各機の主要スペックは以下のとおりだ。

『THUNDER75.4』(税抜価格:6万9000円)
●仕様:4ch(4/3/2ch)パワーアンプ ●定格出力:75W×4(4Ω)、100W×4(2Ω)、200W×2(4Ωブリッジ)●周波数特性:15Hz~25kHz  ●S/N比:78dB
『THUNDER500.1』(税抜価格:6万6000円)
●仕様:1chパワーアンプ ●定格出力:300W×1(4Ω)、500W×1(2Ω) ●周波数特性:20Hz~220Hz ●S/N比:75dB
『THUNDER1000.1』(税抜価格:9万円)
●仕様:1chパワーアンプ ●定格出力:350W×1(4Ω)、600W×1(2Ω)、1000W×1(1Ω) ●周波数特性:20Hz~220Hz(-3dB) ●S/N比:75dB

MTX Audio・THUNDER75.4
ルックスは、シンプルなデザインながらも、いかにもパワーがありそうなスパルタンな仕上がりだ。放熱効果を高めるために入れられているトッププレートのスリットがなんとも無骨な印象を与え、さらにはロゴ周りのデザインにも力強さが漂う。ロゴの下側に当ブランドのイメージカラーと言うべきレッドのラインがあしらわれ、これにより「MTX Audio」らしさがブーストされ、存在感が高められているのである。

筐体サイズは、取り付け場所を選ばないコンパクトな設計である。4chモデルの『THUNDER75.4』とハイパワーなほうの1chモデル『THUNDER1000.1』が308.5mm×160mm×56.5mm、もう1台の1chモデル『THUNDER500.1』はさらに小さく、227.5mm×160mm×56.5mmである。このサイズならば、シート下への設置はもちろん、複数台をカスタムインストールするような場合でもレイアウトしやすいだろう。

概要は以上だ。さて、もっとも気になるのは、その音質性能である。見た目のイメージにそぐう音が聴かれたのか、否か…。

試聴は「MTX Audio」の正規輸入代理店であるイース・コーポレーションの試聴室にて実行した。試聴システムは以下のとおり。PC→USB DAC→パワーアンプ→スピーカーというユニットレイアウトで、4chアンプのフロントchを使用してスピーカーをドライブした。クロスオーバーは、スピーカーに付属のパッシブクロスオーバーネットワークで行った。リファレンススピーカーは同じく「MTX Audio」の、話題の新機軸3ウェイコンポーネント『IMAGE PROシリーズ・IP663』(税抜価格:7万5000円)。ケーブル類はすべて「モンスターカーオーディオ」で統一した。

そして、試聴したパワーアンプは、『THUNDER75.4』である。
MTX Audio・THUNDER75.4

質感が良く、正確なサウンド。コストパフォーマンスは非常に高い。


かくして試聴を開始し、出音を聴いてまず感じたことは、“見通しの良さ”だった。全帯域にわたってクリアで、1音1音の粒立ちも良く、各楽器の音がしっかりと分離している。ステージがすっきりと目の前に広がり、実に聴きやすいサウンドだ。

見た目の印象とは裏腹に、耳に入ってくるその音は、パワー系というよりむしろピュア系のそれだった。力強くはあるものの、リアルなHi-Fi方向の音であり、質感の良さと、正確さを持ち味とした、至って優等生的な音だと感じた。

高域は繊細でかつスムーズ。ほど良くウォームで耳当たりが心地良い。低域はパワーを強調し過ぎることもなく、ほど良くタイトでキビキビとビートを刻む。あくまでも良質な低音だ。

音像の立体感も申し分なかった。各楽器の定位感もシャープで、高音楽器になればなるほど、点から音が飛んでくる。ただし、立体感、定位感の表現は『IMAGE PRO』が得意とする部分。スピーカーの良さが発揮されてのことでもあるだろう。とはいえそれをしっかりと引き出したという意味では、このアンプの性能が確かだからにほかならない。

そして聴き込むにつれてしみじみと思ったのは、コストパフォーマンスの高さだ。この価格でこの音が聴けるのであれば、エントリー機としてのバリューは十二分。パワーアンプを導入したことのメリットに、どっぷりと浸れることは間違いない。

「MTX Audio」は従来から、パワーアンプの性能の高さにも定評のあるブランドだ。新たなベーシックグレードのパワーアンプでも、良さがしっかりと発揮されていた。

初めての外付けパワーアンプを導入しようかと考えているのなら、「MTX Audio」の『THUNDERシリーズ』の音を確認してみることをお薦めしたい。当機が実力機であることは、確かだ。

《太田祥三》

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