お手軽さを追求するか、本格サウンドを求めるか::最旬“コンプリートウーファーBOX”の実力を探る! #4: “アンプレスタイプ”インプレッション〜ロックフォード・フォズゲート編〜 | Push on! Mycar-life

お手軽さを追求するか、本格サウンドを求めるか::最旬“コンプリートウーファーBOX”の実力を探る! #4: “アンプレスタイプ”インプレッション〜ロックフォード・フォズゲート編〜

#4: “アンプレスタイプ”インプレッション〜ロックフォード・フォズゲート編〜手軽な低音強化法としておすすめしている、“コンプリートウーファーBOX”。これまで、概要解説、そして、“薄型パワードタイプ”、“本格パワードタイプ”のインプレッション・リポートをお贈りしてきた。今週と来週の2回はいよいよ、“アンプレスタイプ”のインプレッションをお届けする。今週から2回にわたって、“アンプレスタイプ”のインプレッションをお伝えする。今までご紹介してきたものは、スピーカーユニット、ボックス、アンプがすべて“コンプリート”したタイプだったが、これからご紹介するのは、パワーアンプが付属していないタイプ。その意味では“コンプリート”ではないのだが、ボックスが完成しているという意味での“コンプリート”タイプ、とご理解いただきたい。パワーアンプ、ケーブル類を別に用意しなくてはならないので、その分のコストがかかり、お手軽さではこれまで取り上げてきたものに比べて見劣りする。だが、ボックスをワンオフすることに比べたら、かなりお手軽だ。価格的にもリーズナブル。むしろアンプを自由に選べることはメリットであり、あとからグレードアップできることも利点だ。問題はその実力。コストアップに見合う性能アップはいかほどか…。そのあたりを詳細にお伝えする前に、今回もざっと、テスト環境についておさらいしておきたい。音楽を普通に聴きながらでないと判断がつかないので、2ウェイスピーカーと一緒に試聴した。テスト機として使用した2ウェイスピーカーは、ロックフォード・フォズゲートの『T4』(税抜き価格:17万円)。これを鳴らすパワーアンプには、同・P300X2(税抜き価格:4万2000円)を使用した。サブウーファーを鳴らすためのアンプも同・P500X1BD(税抜き価格:6万8000円)とした。PCをヘッドユニットとし、WAVデータをオーディオインターフェースを介してそれぞれのパワーアンプに出力。2ウェイスピーカーへのハイパスはパワーアンプ内のクロスオーバーで行い、ツイーターとミッドウーファーに対するクロスオーバーは、スピーカー付属のパッシブクロスオーバーネットワークで行った。2ウェイスピーカーのハイパスのクロスポイントは70Hzあたりに設定。スロープは-12dB/octとした。サブウーファーに対しても、ローパスはアンプ内蔵のクロスオーバーで、2ウェイスピーカーへのハイパスと同等に設定。ケーブルはすべて『モンスターカーオーディオ』を使用。パワーケーブルは、MCA PF4R/B(3000円/m)、ラインケーブルは、MCA 350i-2M(8000円/2m)スピーカーケーブルは2ウェイスピーカー用として、MCA 350S16(800円/m)、サブウーファー用として、MCA 350S12(1500円/m)を使用した。01 ロックフォード フォズゲート・R1-1X10(税抜き価格:2万4000円)ロックフォードのベーシックシリーズ『プライム』にラインナップしている、アンプレスタイプの“コンプリートウーファーBOX”。こちらはサブウーファーの口径が10インチ。12インチの製品もある。搭載されているサブウーファーは4Ωシングルボイスコイル、定格入力は200W。密閉型。ボックスのサイズは、幅×高さ×下面奥行きで405×308×310(mm)。ボックスタイプとしてはコンパクトな部類だと言っていいだろう。ちなみに今回は『パンチ』シリーズのアンプで鳴らしたが、同じく『プライム』シリーズのアンプをチョイスするという手もある。その場合は、アンプを含めた合計金額をさらに落とすことが可能になる。さて、そのサウンドだが、もちろん音はもう完全に本格派。タイトな低音を堪能できる。プリッとした太い音が、きびきびと鳴る、という印象だ。低音の入り方がマイルドなジャズ音源を鳴らしてみても、適度なバランスの中でグイグイとドライブする低音を聴かせてくれた。“余裕”という点では、今回聴いた他の2製品と比べてやや劣るものの、生き生きとした低音を楽しめる。コストパフォーマンスの高い製品であることは間違いない。02 ロックフォード フォズゲート・P1-1x10(税抜き価格:3万5000円)ロックフォードのミドルグレード『パンチ』シリーズの“アンプレス・コンプリートウーファーBOX”。搭載されているサブウーファーは「P1」シリーズの、10インチ4Ωシングルボイスコイルのユニット。定格入力は250W。ボックスはバスレフ型、サイズは、幅×高さ×下面奥行き/上面奥行きで、432×333×384/327(mm)。「R1-1X10」よりもひと回り大きい。ちなみに「P1」シリーズのサブウーファーを搭載した“アンプレス・コンプリートウーファーBOX”は、12インチモデルと、さらには10インチ、12インチそれぞれを2発搭載したモデルもある。さて、この「P1-1x10」、ボックスのルックスもなかなかだ。バスレフタイプで、ポート周辺のデザインも無骨でカッコいい。所有する満足感も高そうだ。音も非常に良質だ。低い帯域から鳴っている印象で、どっしり感、量感があり、適度に太く、適度にタイトで、深みもある。バランスの取れた低域を聴くことができた。低域の量感が少ないジャズ音源でも、伸びやかな低音を再生していた。余裕もある。制動もしっかり効いていて、音楽を生き生きと聴かせてくれる。ロックフォードらしいサウンドを十二分に堪能できた。03 ロックフォード フォズゲート・P3S-1x10(税抜き価格:3万9800円)こちらは、薄型サブウーファーである、「パンチP3Sシリーズ」を搭載した“アンプレス・コンプリートウーファーBOX”。ボックスのサイズは、幅×高さ×下面奥行き/上面奥行きで、483×343×134/84(mm)。幅と高さは「P1-1x10」とほぼ同じだが、厚みは約1/3。これは相当に省スペースだ。本格的な音は欲しいけれども、できるだけ場所は取りたくない、という方は、これを試してみる価値は高い。10インチの2Ωダブルボイスコイルの薄型ユニットを搭載し、定格入力は300W。ボックスは密閉型。ちなみに同シリーズには8インチモデル、12インチモデルもラインナップされている。さて、そのサウンドだが、コンパクトなシールドボックスのイメージどおり、タイトで小気味の良い低音が聴けた。制動力も高く、振動板をしっかりと止めるので、サウンドがリズミックでノリがいい。ハリもあり太さもあるが、余分な響きは排除され、シャープに聴かせる、というようなイメージ。低域の量感の少ないジャズ音源でも、締まった低域を再生していた。きびきびとした低音が好みなら、この「P3S-1x10」がいいかもしれない。そして、省スペースにもこだわるなら、これで決まりだろう。今回の3製品はどれも、さすがはロックフォードという感じの、ドライブ感満点の低音が堪能できた。アンプレスタイプということで、アンプ、ケーブルが必要になるので、先週までに紹介してきたモデルより割高になるが、音的な満足度は確実にアップする。音は紛れもなく本格派。その意味ではコストパフォーマンスは高いと言える。予算とスペースが許すなら、ここまで手を伸ばしてみても、後々後悔は少ないはずだ。ボックスをワンオフすることや、カスタムインストールすることに比べたら相当にお手軽だ。低音好きなら、ぜひご検討を♪

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お手軽さを追求するか、本格サウンドを求めるか::最旬“コンプリートウーファーBOX”の実力を探る!

#4: “アンプレスタイプ”インプレッション〜ロックフォード・フォズゲート編〜

手軽な低音強化法としておすすめしている、“コンプリートウーファーBOX”。これまで、概要解説、そして、“薄型パワードタイプ”、“本格パワードタイプ”のインプレッション・リポートをお贈りしてきた。今週と来週の2回はいよいよ、“アンプレスタイプ”のインプレッションをお届けする。

今週から2回にわたって、“アンプレスタイプ”のインプレッションをお伝えする。

今までご紹介してきたものは、スピーカーユニット、ボックス、アンプがすべて“コンプリート”したタイプだったが、これからご紹介するのは、パワーアンプが付属していないタイプ。その意味では“コンプリート”ではないのだが、ボックスが完成しているという意味での“コンプリート”タイプ、とご理解いただきたい。

パワーアンプ、ケーブル類を別に用意しなくてはならないので、その分のコストがかかり、お手軽さではこれまで取り上げてきたものに比べて見劣りする。だが、ボックスをワンオフすることに比べたら、かなりお手軽だ。価格的にもリーズナブル。むしろアンプを自由に選べることはメリットであり、あとからグレードアップできることも利点だ。

問題はその実力。コストアップに見合う性能アップはいかほどか…。

そのあたりを詳細にお伝えする前に、今回もざっと、テスト環境についておさらいしておきたい。音楽を普通に聴きながらでないと判断がつかないので、2ウェイスピーカーと一緒に試聴した。テスト機として使用した2ウェイスピーカーは、ロックフォード・フォズゲートの『T4』(税抜き価格:17万円)。これを鳴らすパワーアンプには、同・P300X2(税抜き価格:4万2000円)を使用した。サブウーファーを鳴らすためのアンプも同・P500X1BD(税抜き価格:6万8000円)とした。

PCをヘッドユニットとし、WAVデータをオーディオインターフェースを介してそれぞれのパワーアンプに出力。2ウェイスピーカーへのハイパスはパワーアンプ内のクロスオーバーで行い、ツイーターとミッドウーファーに対するクロスオーバーは、スピーカー付属のパッシブクロスオーバーネットワークで行った。

2ウェイスピーカーのハイパスのクロスポイントは70Hzあたりに設定。スロープは-12dB/octとした。

サブウーファーに対しても、ローパスはアンプ内蔵のクロスオーバーで、2ウェイスピーカーへのハイパスと同等に設定。

ケーブルはすべて『モンスターカーオーディオ』を使用。パワーケーブルは、MCA PF4R/B(3000円/m)、ラインケーブルは、MCA 350i-2M(8000円/2m)スピーカーケーブルは2ウェイスピーカー用として、MCA 350S16(800円/m)、サブウーファー用として、MCA 350S12(1500円/m)を使用した。

ロックフォード フォズゲート・R1-1X10

01 ロックフォード フォズゲート・R1-1X10
(税抜き価格:2万4000円)

ロックフォードのベーシックシリーズ『プライム』にラインナップしている、アンプレスタイプの“コンプリートウーファーBOX”。こちらはサブウーファーの口径が10インチ。12インチの製品もある。

搭載されているサブウーファーは4Ωシングルボイスコイル、定格入力は200W。密閉型。ボックスのサイズは、幅×高さ×下面奥行きで405×308×310(mm)。ボックスタイプとしてはコンパクトな部類だと言っていいだろう。

ちなみに今回は『パンチ』シリーズのアンプで鳴らしたが、同じく『プライム』シリーズのアンプをチョイスするという手もある。その場合は、アンプを含めた合計金額をさらに落とすことが可能になる。

さて、そのサウンドだが、もちろん音はもう完全に本格派。タイトな低音を堪能できる。プリッとした太い音が、きびきびと鳴る、という印象だ。低音の入り方がマイルドなジャズ音源を鳴らしてみても、適度なバランスの中でグイグイとドライブする低音を聴かせてくれた。“余裕”という点では、今回聴いた他の2製品と比べてやや劣るものの、生き生きとした低音を楽しめる。コストパフォーマンスの高い製品であることは間違いない。

ロックフォード フォズゲート・P1-1x10

02 ロックフォード フォズゲート・P1-1x10
(税抜き価格:3万5000円)

ロックフォードのミドルグレード『パンチ』シリーズの“アンプレス・コンプリートウーファーBOX”。搭載されているサブウーファーは「P1」シリーズの、10インチ4Ωシングルボイスコイルのユニット。定格入力は250W。ボックスはバスレフ型、サイズは、幅×高さ×下面奥行き/上面奥行きで、432×333×384/327(mm)。「R1-1X10」よりもひと回り大きい。

ちなみに「P1」シリーズのサブウーファーを搭載した“アンプレス・コンプリートウーファーBOX”は、12インチモデルと、さらには10インチ、12インチそれぞれを2発搭載したモデルもある。

さて、この「P1-1x10」、ボックスのルックスもなかなかだ。バスレフタイプで、ポート周辺のデザインも無骨でカッコいい。所有する満足感も高そうだ。

音も非常に良質だ。低い帯域から鳴っている印象で、どっしり感、量感があり、適度に太く、適度にタイトで、深みもある。バランスの取れた低域を聴くことができた。低域の量感が少ないジャズ音源でも、伸びやかな低音を再生していた。余裕もある。制動もしっかり効いていて、音楽を生き生きと聴かせてくれる。ロックフォードらしいサウンドを十二分に堪能できた。

ロックフォード フォズゲート・P3S-1x10

03 ロックフォード フォズゲート・P3S-1x10
(税抜き価格:3万9800円)

こちらは、薄型サブウーファーである、「パンチP3Sシリーズ」を搭載した“アンプレス・コンプリートウーファーBOX”。ボックスのサイズは、幅×高さ×下面奥行き/上面奥行きで、483×343×134/84(mm)。幅と高さは「P1-1x10」とほぼ同じだが、厚みは約1/3。これは相当に省スペースだ。本格的な音は欲しいけれども、できるだけ場所は取りたくない、という方は、これを試してみる価値は高い。10インチの2Ωダブルボイスコイルの薄型ユニットを搭載し、定格入力は300W。ボックスは密閉型。ちなみに同シリーズには8インチモデル、12インチモデルもラインナップされている。

さて、そのサウンドだが、コンパクトなシールドボックスのイメージどおり、タイトで小気味の良い低音が聴けた。制動力も高く、振動板をしっかりと止めるので、サウンドがリズミックでノリがいい。ハリもあり太さもあるが、余分な響きは排除され、シャープに聴かせる、というようなイメージ。低域の量感の少ないジャズ音源でも、締まった低域を再生していた。きびきびとした低音が好みなら、この「P3S-1x10」がいいかもしれない。そして、省スペースにもこだわるなら、これで決まりだろう。

今回の3製品はどれも、さすがはロックフォードという感じの、ドライブ感満点の低音が堪能できた。アンプレスタイプということで、アンプ、ケーブルが必要になるので、先週までに紹介してきたモデルより割高になるが、音的な満足度は確実にアップする。音は紛れもなく本格派。その意味ではコストパフォーマンスは高いと言える。予算とスペースが許すなら、ここまで手を伸ばしてみても、後々後悔は少ないはずだ。ボックスをワンオフすることや、カスタムインストールすることに比べたら相当にお手軽だ。低音好きなら、ぜひご検討を♪

《太田祥三》
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