話題のモデルの実力の神髄に迫る!カロッツェリアX・RS-A09X インストーラー・インプレッション! #1: サウンドステーション クァンタム | Push on! Mycar-life

話題のモデルの実力の神髄に迫る!カロッツェリアX・RS-A09X インストーラー・インプレッション! #1: サウンドステーション クァンタム

カロッツェリアXの誕生20周年を記念するパワーアンプ、RS-A09X。マイカーライフでは先月、このアンプについてのインプレッション記事を連載したが、今週からは、全国のトップインストーラーたちの声をお届けしていく。

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話題のモデルの実力の神髄に迫る!カロッツェリアX・RS-A09X インストーラー・インプレッション!

カロッツェリアXの誕生20周年を記念するパワーアンプ、RS-A09X。マイカーライフでは先月、このアンプについてのインプレッション記事を連載したが、今週からは、全国のトップインストーラーたちの声をお届けしていく。

巷の評判を探ることで、RS-A09Xの本当の実力を浮き彫りにしてみたい。トップバッターは茨城の有名店、クァンタムの土屋さんにご登場願った。氏のジャッジメントのほどは、いかに!?

ところで土屋さんは、全国のプロショップの中で、もっとも早くにRS-A09Xの音を聴いた1人だ。というのも、先週までのRS-A09Xを紹介する記事にも出てきたパイオニアのデモカー、アウディ A5は、クァンタムが製作したクルマであり、RS-A09Xが搭載された後、その調整を担当したのも土屋さんなのである。早速、A5で初めてRS-A09Xを聴いたときの印象からお聞きした。


話題のモデルの実力の神髄に迫る!::カロッツェリアX・RS-A09X インストーラー・インプレッション! #1: サウンドステーション クァンタム

「それまでのシステムから、とりあえずアンプを付け替えた状態でお店に持ち込まれたんですね。簡易的に調整されていたとはいえ、各スピーカーから出る音が揃っていないことがはっきりと分かりました。その揃っていない感じから、アンプのスペックが上がっていることを理解することができました。

音の表現に、曖昧さがなかったんですよ。よほど高性能だとされるアンプでも、多少は曖昧な部分があるものです。曖昧な部分が大きくなればなるほど、シビアに調整できていなくても、ある程度音を揃えられるんですね。揃っているように聴こえてくれるんです。しかしアウディA5では、ちょっとしたズレが、全体のバランスを崩してしまっていたんですね。これは相当にスペックの高いパワーアンプだな、と思いました」

こう感じた土屋さんは、さっそく調整に着手。そうして得られた感想とは…。

「アウディでは、サブウーファーとミッドウーファーにRS-A09Xを使っていたのですが、それらがより正確に鳴ることによって、全体のハーモニクスがよりしっかりと響くようになりましたね。チャンネルセパレーション、ダンピングファクター、スルーレートの向上は明らかでした。

このクルマでは、スピーカーの取り付けも相当にシビアに追い込んであります。入力される信号に対して、ロスなくその通りに駆動するように取り付けてあるんです。だからこそ、スピーカーがアンプの性能をしっかりと表現できたのだと思います。

しかし、難しいパワーアンプが出たものだと思いました。取り付けにおいても調整においても、少しのズレも許さないアンプなんですよ」


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その後土屋さんは、2013年のパイオニアカーサウンドコンテスト、ディーラーデモカー部門カロッツェリアXシステムクラスを制したBMW320iツーリングのパワーアンプをRS-A09Xに変更することを決断。

「実は、アンプを変えることに気乗りはしていなかったんです。RS-A09Xを搭載した時の音が想像できたんですね。良くなるであろうことは分かっていましたが、限界値が予想できた。なので、システムを変更するわくわく感がなかったんですね(笑)。でも、RS-A09Xを最初に触ったという行きがかり上、このデモカーにRS-A09Xを積むのは使命だと思って、システム変更を敢行しました。

出来上がった音を聴いて驚きました。予想をはるかに超えていたんですよ。

空間表現力がとてつもなく向上していました。前後、左右、上下ともステージが2回り以上広がっていて、その上ですべての楽器の定位が明瞭です。それによって、全体のリアリティが向上しています。Fレンジも広がっています。高域が自然に伸びて輝きが増しています」

予想できていたはずの限界値を、はるかに越える音が聴けたというのだ。

このニューデモカーについては、別企画で詳細にレポートする予定だ。乞うご期待。

さて、RS-A09Xについてまとめていただいた。

「使いこなすのが難しいアンプだということは確信に変わりました。性能が向上したことにより、すべてがシビアです。しかし、取り付けも調整も追い込むことができたなら、とんでもない音を聴かせてくれます。すごいアンプが出たものです」

このRS-A09X。今までの常識を覆すレベルのパワーアンプなのかもしれない。まだ音を耳にしていないユーザーは、一刻も早く試聴の機会を持つべし。

《太田祥三》

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