【DIATONE SOUND.NAVI NR-MZ80】全容をリポート! #4: サウンド・インプレッション(デモカー編) | Push on! Mycar-life

【DIATONE SOUND.NAVI NR-MZ80】全容をリポート! #4: サウンド・インプレッション(デモカー編)

話題沸騰の「DIATONE SOUND.NAVI」NR-MZ80シリーズの全容をお伝えしようと、3週にわたってお贈りしてきた当企画もいよいよ最終回。今回はデモカーでのサウンドインプレッションと、さらには音質性能以外での見どころをリポートする。

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【DIATONE SOUND.NAVI NR-MZ80】全容をリポート!

話題沸騰の「DIATONE SOUND.NAVI」NR-MZ80シリーズの全容をお伝えしようと、3週にわたってお贈りしてきた当企画もいよいよ最終回。今回はデモカーでのサウンドインプレッションと、さらには音質性能以外での見どころをリポートする。

早速、デモカーでのサウンドインプレッションからお伝えしよう。今回聴かせていただいたクルマは2台。


スバル・インプレッサ(ナビNR-MZ80+純正スピーカー)


(サムネールはクリックで拡大。拡大後は写真右側クリックで進む:左側クリックで戻る)


スバル・インプレッサ(ナビNR-MZ80+純正スピーカー)#1

スバル・インプレッサ(ナビNR-MZ80+純正スピーカー)#2


スバル・インプレッサ(ナビNR-MZ80+純正スピーカー)

まずはスバル・インプレッサから。こちらのクルマは、スタンダードモデルのナビNR-MZ80+純正スピーカーというシステムだ。

通常は純正スピーカーには高音質は望むべくもない。一部の特別仕様のオーディオシステムを積んでいる場合は除いて、純正スピーカーは市販スピーカーの廉価なモデルに比べても相当に貧弱。磁気回路はかなり小さく、フレームもプラスチックだったりと、音に良さそうな要素がない。

ところが…。NR-MZ80との組み合わせではなんと、ハイファイ方向の音が楽しめたのだ。これには軽いカルチャーショックを感じた。

スピーカーに入ってくる信号の質が良くなければ、どんな高級なスピーカーでもそれなりの音しかしない。逆に、入ってくる信号の質が良ければ、どのようなスピーカーであってもそれなりの音を発する、とのことだが、純正スピーカーであってもそれが言えるということには驚かされる。ちなみに、純正オーディオから市販スピーカーに交換する場合と、スピーカーはそのままでヘッドをNR-MZ80に交換する場合を比べて、場合によっては後者のほうが音質アップの幅が大きいかもしれない。それほど音が良かった。


クライスラー・300C(ナビNR-MZ80PREMI+パワーアンプ:パイオニアRS-A99X+フロントスピーカーDS-SA3+サブウーファー・SW-G50)


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クライスラー・300C(ナビNR-MZ80PREMI+パワーアンプ:パイオニアRS-A99X+フロントスピーカーDS-SA3+サブウーファー・SW-G50)#1

クライスラー・300C(ナビNR-MZ80PREMI+パワーアンプ:パイオニアRS-A99X+フロントスピーカーDS-SA3+サブウーファー・SW-G50)#2

クライスラー・300C(ナビNR-MZ80PREMI+パワーアンプ:パイオニアRS-A99X+フロントスピーカーDS-SA3+サブウーファー・SW-G50)#3

クライスラー・300C(ナビNR-MZ80PREMI+パワーアンプ:パイオニアRS-A99X+フロントスピーカーDS-SA3+サブウーファー・SW-G50)#4

クライスラー・300C(ナビNR-MZ80PREMI+パワーアンプ:パイオニアRS-A99X+フロントスピーカーDS-SA3+サブウーファー・SW-G50)#5


クライスラー・300C(ナビNR-MZ80PREMI+パワーアンプ:パイオニアRS-A99X+フロントスピーカーDS-SA3+サブウーファー・SW-G50)

これでスピーカーも換えたらどうなるのか…。それを確認すべく、クライスラー・300Cに乗り換えた。ナビはプレミアムモデルのNR-MZ80PREMI、パワーアンプはパイオニアのRS-A99Xを使用していた。そしてフロントスピーカーがDS-SA3、さらにサブウーファー・SW-G50も搭載しているというシステムだ。

このデモカーでは、十二分にハイエンドサウンドが堪能できた。とにかく耳当たりが上質そのもの。実に耳に心地良い。音像の立体感も相当なレベルだった。ボーカルが中央に定位しているという状況を超え、ボーカリストの顔がそこにあるかのようだ。頭形までイメージできる。とにかくリアル。低域は重く固く太く、高域は至って滑らかで繊細だ。恐れ入った。

さて、音質性能以外のストロングポイントについても触れておきたい。なんといっても、三菱電機の液晶テレビ『REAL』の高画質技術を搭載していることが最大のトピックだ。同社独自のカラーマネージメント技術「ナチュラルカラーマトリクス」により、自然な色調を保ちつつ、色再現範囲を拡大することで色鮮やかな画面を実現している。実際に前モデルと今モデルを並べて同じソフトを再生しながら確認したが、断然鮮やかになっている。

スマホ連携を果たしたこともトピックだ。『NaviCon』に連動したスマホアプリを活用することで、目的地検索が行えるようになった。ナビとしての使い勝手もしっかりと向上させてきた。

さらには、アートワーク表示の拡大、専用のBlu-rayプレーヤーと接続することでハイレゾ音源(ブルーレイディスクミュージック)に対応可能になったことなど、細かな部分から先進性に関する項目まで、ブラッシュアップが多々計られている。

音の良さに対する気づきを加速させることが、NR-MZ80シリーズの開発コンセプトの根幹だろう。それを成し遂げるためには、まずはこれを使ってもらわないことには始まらない。音以外の部分でも『売り』となる特長を備えたNR-MZ80シリーズなら、より広い層に選ばれそうだ。

音質性能を極限まで磨き込み、ナビとしても一層の性能向上が図られた今作・NR-MZ80シリーズ。聴いて、使って、確かな満足が味わえる製品に仕上がっていることは確かだ。まずは専門店に足を運び、この製品のポテンシャルをご自分の耳と目で確かめてみることを、強くおすすめする。

《太田祥三》

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