【Rockford Fosgate】超期待のハイエンドスピーカーT5652-S登場! #2: パッシブネットワーク試聴編 | Push on! Mycar-life

【Rockford Fosgate】超期待のハイエンドスピーカーT5652-S登場! #2: パッシブネットワーク試聴編

さて試聴だが、このスピーカーにはT5652-Xというクロスオーバー・ネットワークが付属している。これについて先に触れておきたい。

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【Rockford Fosgate】超期待のハイエンドスピーカーT5652-S登場!

さて試聴だが、このスピーカーにはT5652-Xというクロスオーバー・ネットワークが付属している。これについて先に触れておきたい。


超期待のハイエンドスピーカー::Rockford Fosgate T5652-S上陸! #2: <span>パッシブネットワーク試聴編</span><br />


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T5652-Xはアルミの筐体に収められた左右一体のネットワークだ。プレミアム・モデルに相応しく、スピーカー本体同様の入念な設計が行われている。内部に2つ大きな丸いものが見えるが、これがコイルである。銅箔の空芯コイルで、一般的なコイルと違って巻線は箔(ホイル)で形成されている。丸線ではなく幅のある平線であるためL成分が少なく、また直流抵抗も低い。しかも空芯であるため、磁気歪みも抑えることができる。コンデンサーはフィルムタイプだが、ひとつひとつが大きく、十分な容量を備えているのがわかる。レイアウトは左右対称とし、非常にこだわりを持って作られたネットワークである。

またクロスオーバー周波数やスロープ、位相などを調整するリモートチューニングモジュールが装着されているが、これは取り外すことができ、付属のケーブルを使って本体と接続することが可能だ。このためシートに座って音を聴きながら調節することもできる。一度設定してしまえば、ケーブルを外してもメモリーされたまま残る仕組みである。

内部のジャンパー線を外すとハイ/ロー独立となり、バイアンプにも対応する。まずは通常の2チャンネル・アンプで試聴してみた。


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LCPFによる振動板など設計からも予測できるとおり、ハイスピードでレンジの広い音調である。ただしそれだけではなく、レスポンス全体に厚みが乗り、音が全く痩せることがないのも大きな特質といっていい。

これに加えて、中低域にたっぷりとした膨らみがある。おそらくネットワークでのチューニングと思われるが、アメリカらしい味付けといっていい。このためジャズやフュージョンなど切れのよさに量感が重なって、丸みのある響きを描き出している。それでいて重苦しくならないのは、動きが速いからだ。

アカペラでは高域の端まで楽々とレスポンスが伸びているのを感じる。高域特性は40kHzというが、確かに少しも息苦しさのない滑らかさが際立っている。そして特筆したいのは、その端の方まで声の肉質感や余韻に豊かな厚みが備わっていることだ。だから手触りが大変生々しく、表情のディテールも生き生きと弾んでいる。まさしく類のない出方といっていい。

バイアンプそしてマルチアンプでの試聴は、引き続き次週以降お伝えしたい。


T5652-S

仕様:16.5cm2Wayコンポーネントスピーカー 標準小売価格252,000円(税込) ●最大入力:300W ●定格入力:150W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:45Hz~40kHz ●能率:88,5dB ●取付穴直径:144mm(ウーファー部) ●取付深さ:71mm(ウーファー部)●スピーカーグリル:サイズ(幅×高さ)181mm×24mm

《編集部》
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